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洋楽名盤紹介と日々の雑談を書いてます
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昨晩チケットぴあから連絡があり、ロバート・ラムの足の骨折により全ての日本公演が延期になったとのことです。
代替公演の日程はまだ未定。
明日行く予定でしたが、仕方ないですね。


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ザ・ビートルズのリマスターCDが全世界で飛ぶように売れているようですね。
私も欲しいです。
というわけで、昨晩タワーレコードに行って試聴してみました。
まず初期のアルバム。
今回初のステレオ・ヴァージョンのCD化ということで注目されてますが、試聴用のヘッドホンで聴くと左右の分離が極端すぎて聴きづらいです。
はい、こういうものだってことは100も承知ですよ、LPレコードで聴いてたから。
これはカーオーディオなど狭い空間にて大音量で聴けば、きっと凄い迫力がありそうです。
次に人気の「アビー・ロード」。
ポールのベース音の存在感が違います。
それとドラムのシンバル類の響きが違うように思いました。

さてさて、今回のリマスターCD、買うならボックスセットで一気に揃えるのがいいでしょう。
なんせ私は、中学生のときに全曲制覇し、以来出るCDは全て買ってきた人間ですから(再発ものやブートを除く)。

しかし、ここで疑問。
今回のリマスターをボックス買いする人の大半は、私のようにビートルズの曲全て知ってるような人だと思いますが、大金はたいて買ったCD、何回聴くの?
1回は通して聴くとして、それ以降は気に入ったアルバムのみ、あるいは気に入った曲のみをときどき聴くだけって感じでしょう。
なかには、青春時代を思い出して、あの頃のように日々擦り切れるほど(CDは擦り切れませんが)聴くって人もいるかもしれませんが。

そりゃいい音楽をいい音で聴くことには価値があります。
でも音楽好きの人の間でも、オーディオにお金をかける人とそうでない人がいるように、音質の良し悪しよりも「何を聴くか?」のほうが重要って人もいます。
というわけで、すでに知り尽くしているビートルズにお金をかけるより、まだ知らぬ曲を聴くことにお金をかけるほうがいいかも、という結論に達しました。

世間で名盤、最高傑作、大ヒット、代表作、などと評される作品や、外せないアーティストの代表曲が入った洋楽アルバムを100枚紹介してきた。
20世紀に発売されたアルバム限定で、1アーティスト1作品、自分が実際に聴いて良いと思うアルバムばかりである。
いくら有名アーティストの歴史的名盤と言われるアルバムでも、まだ聴いていない、あるいは聴いたけど良くなかったと思うアルバムは取り上げていない。

100人いれば100通りの名盤100選がある。
これは私が選ぶ「20世紀洋楽名盤100選」ということで、まあ軽い気持ちで読んでいただきたい。

クリックするとそのアルバムの記事に替わります。

1.キッス「アライヴ!」

2.ジャニス・ジョップリン「パール」
3.レッド・ツェッペリン「4」
4.キング・クリムゾン「クリムゾンキングの宮殿」
5.イーグルス「ホテル・カリフォルニア」
6.イエス「危機」
7.ザ・ビートルズ「リボルバー」
8.クリーム「クリームの素晴らしき世界」
9.オールマン・ブラザーズ・バンド「アット・フィルモア・イースト」
10.ザ・ローリング・ストーンズ「メインストリートのならず者」
11.シン・リジィ「ライブ・アンド・デンジャラス」
12.ルネッサンス「燃ゆる灰」
13.ジョン・レノン「ジョンの魂」
14.ブラック・サバス「黒い安息日」
15.ジェフ・ベック「ブロウ・バイ・ブロウ」
16.ジェファーソン・エアプレイン「シュール・リアリスティック・ピロー」
17.エマーソン・レイク・アンド・パーマー「展覧会の絵」
18.エアロスミス「ロックス」
19.ドゥービー・ブラザーズ「ザ・キャプテン・アンド・ミー」
20.ヴァン・ヘイレン「炎の導火線」
21.セックス・ピストルズ「勝手にしやがれ」
22.ジョージ・ハリスン「オール・シングス・マスト・パス」
23.TOTO「TOTO IV 聖なる剣」
24.ポール・マッカートニー&ウイングス「バンド・オン・ザ・ラン」
25.キャロル・キング「つづれおり」
26.AC/DC「バック・イン・ブラック」
27.キャラバン「グレイとピンクの地」
28.ジューダス・プリースト「復讐の叫び」
29.フリー「フリー・ライブ!」
30.ジミ・ヘンドリックス「エレクトリック・レディ・ランド」
31.ホワイトスネイク「スライド・イット・イン」
32.クラッシュ「パールハーバー79」
33.オジー・オズボーン「ブリザード・オブ・オズ」
34.T.レックス「電気の武者」
35.ウィッシュボーン・アッシュ「百眼の巨人アーガス」
36.クイーン「オペラ座の夜」
37.マウンテン「ナンタケット・スレイライト」
38.ビリー・ジョエル「ストレンジャー」
39.フリートウッド・マック「噂」
40.エイジア「詠時感~時へのロマン~」
41.サイモン&ガーファンクル「セントラルパーク・コンサート」
42.ポリス「シンクロニシティー」
43.ブルース・スプリングスティーン「ボーン・イン・ザ・U.S.A.」
44.ザ・バンド「南十字星」
45.ホール&オーツ「ロックン・ソウル・パート1」
46.ビッグブラザー&ホールディングカンパニー「チープ・スリルズ」
47.スコーピオンズ「ヴァージン・キラー」
48.ストレイ・キャッツ「ビルト・フォー・スピード」
49.ジャクソン・ブラウン「愛の使者」
50.ピンク・フロイド「狂気」
51.カーペンターズ「ナウ・アンド・ゼン」
52.ジャパン「ブリキの太鼓」
53.ベック・ボガード&アピス「ライヴ・イン・ジャパン」
54.シカゴ「ラブ・ミー・トゥモロウ」
55.スティーリーダン「彩(エイジャ)」
56.スージー・クアトロ「グレイテスト・ヒッツ」
57.U2「闘(WAR)」
58.XTC「オレンジ&レモンズ」
59.アバ「アライバル」
60.デュラン・デュラン「セブン・アンド・ザ・ラグド・タイガー」
61.リンゴ・スター「リンゴ」
62.ネーナ「ロックバルーンは99」
63.ジェネシス「怪奇骨董音楽箱」
64.エリック・クラプトン「アンプラグド」
65.ボブ・ディラン「フリー・ホイーリン」
66.ランナウェイズ「悩殺爆弾~禁断のロックン・ロール・クイーン」
67.デッド・オア・アライヴ「ブランド・ニュー・ラバー」
68.マライア・キャリー「ミュージック・ボックス」
69.ハットフィールド&ザ・ノース「ザ・ロッターズ・クラブ」
70.スティービー・ワンダー「キー・オブ・ライフ」
71.ダイアー・ストレイツ「ブラザーズ・イン・アームズ」
72.レイナード・スキナード「レイナード・スキナード」
73.マイケル・ジャクソン「オフ・ザ・ウォール」
74.マドンナ「エロティカ」
75.ニール・ヤング「ライブ・ラスト」
76.UFO「UFOライブ」
77.UK「UK」
78.ジャーニー「エスケイプ」
79.ABC「ルック・オブ・ラブ」
80.ゲイリー・ムーア「コリドール・オブ・パワー」
81.トラピーズ「ユー・アー・ザ・ミュージック」
82.キンクス「サムシング・エルス」
83.レディオヘッド「キッドA」
84.ザ・ヤードバーズ「ファイヴ・ライヴ・ヤードバーズ」
85.フェイセズ「馬の耳に念仏」
86.ジョー・ウォルシュ「ロスからの蒼い風」
87.ジェスロ・タル「ジェラルドの汚れなき世界」
88.ニルヴァーナ「ネヴァーマインド」
89.エルトン・ジョン「僕の歌は君の歌」
90.サンタナ「天の守護神」
91.ドナルド・フェイゲン「ナイトフライ」
92.グランド・ファンク「アメリカン・バンド」
93.デヴィッド・ボウイ「ジギー・スターダスト」
94.パティ・スミス「ホーセス」
95.オアシス「モーニング・グローリー」
96.ジェイムス・ブラウン「ライブ・アット・ジ・アポロ」
97.スティング「ブルータートルの夢」
98.エルヴィス・プレスリー「エルヴィス・イン・ニューヨーク」
99.デレク・アンド・ドミノス「いとしのレイラ」

100.ビーチ・ボーイズ「ペット・サウンズ」
 
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第100回名盤シリーズ
ビーチ・ボーイズの異例の傑作「ペット・サウンズ」
(1966年作品)

私にとってのビーチ・ボーイズは「サーフィン・USA」のような海、夏というイメージだ。
初期のベスト・アルバムは私のお気に入りで、とくに真夏のドライブ時に聴くのは気分が爽快になる。
とくに「ファン・ファン・ファン」や「ドント・ウォリー・ベイビー」といったこの頃を代表するナンバーは大好物なのだった。

さて「世紀の名盤」と称されるこの「ペット・サウンズ」、しかし誰もが絶賛するアルバムではないようだ。
初期の雰囲気が好きだった私は、なかなか実際に聴くには至らなかったのだが、最近になってようやく聴くことが出来た。
そしてそれが、この名盤シリーズを締めくくるに相応しいアルバムだと確信することになったのだった。

思ったよりビーチ・ボーイズらしい作品で、とくにコーラス・ワークは彼ら特有の個性があり、ここだけ聴いてもビーチ・ボーイズだとわかる。
とくに1曲目とか普通にビーチ・ボーイズらしいメロディに思えて、全然問題作ではないように思った。
しかし、それまでの曲と異なるのは、複雑で計算されたメロディラインやアレンジだろう。
もっとシンプルに、もっとわかりやすく、といったものを求めるファンからすれば違和感があったのかもしれない。

ビーチボーイズの曲はノー天気なようで、何かちょっぴり哀愁のようなものが感じられるのだが、その度合いがこのアルバムはとくに強いように思う。
どの曲も明るくポップだが、楽しいだけではない、青春の甘酸っぱさというか、夏の終わりの寂しさみたいなのを感じることが出来る。
そこには、もう若くはないんだ、とか、もう海は卒業だ、みたいな先行き感も感じるような気がするのだった。

ブライアン・ウィルソンにとって、命をかけたといっても過言ではないほど力を入れたアルバムだったようだが、周りの反応は冷たいものだった。
「誰がこんなアルバム聴くんだ?犬か?」という批判からついた「ペット・サウンズ」という題名がそれを物語っている。
アルバム・セールスの方も当初は「らしくない」とのことからパッとしなかったようで、それが原因でブライアンは重度の精神の病にかかり長年社会復帰出来なくなってしまうのだった。

現在このアルバムは「かつて作られた最良のポップ・アルバム」といわれるほど評価されており、ブライアンは間違っていなかったことが証明されている。 



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第99回名盤シリーズ
故デュアン・オールマンとエリック・クラプトンのツインリードが光る名作「いとしのレイラ」
(1970年作品)



またまたひねくれたことを言って申し訳ないのだが、このアルバムを代表する名曲、というよりロック史に残る名曲「いとしのレイラ」があまり好きではない。
とくに前半のハードな部分など。
曲自体もそうだし、ジョージ・ハリスン好きの私からすれば、彼の奥さんを横取りする歌詞も微妙なものだ(それほどまでにクラプトンは彼女を愛してしまったわけなのだが)。
しかし、アルバム全体としてみればこれはいい、名盤だ。
「レイラ」意外の曲が好きだから。

クリームのようなハードロック色は薄く、カントリーやブルースなどアメリカのルーツ音楽に回帰するような曲が目立つ。
同時期のローリング・ストーンズもそうだが、当時の英国系ロッカーはこういうのを志すのが流行りだったのだろうか?
かといって、後のクラプトンのソロのようなレイドバックしすぎ、のんびりしすぎということはなく、適度な緊張感もあってしっかりロックしてるのがいい。
なんといってもメロディがいいのだ。
それも、ロックの通のみが唸るような曲ではなく、普通の人、たとえば当時10代だったロック少年少女の心を掴んだであろう曲が満載されているのだった。

このアルバムでギターを弾いてるのはもちろんクラプトンなのだが、もう一人重要人物がいる。
それはオールマン・ブラザーズ・バンドのギタリスト、デュアン・オールマンで、かなり弾きまくっている。
オールマンといえばスライドギターのイメージがあるが、私は彼の普通のスタイルのギターソロのほうが好きだ。
なかでも9曲目「恋は悲しきもの」でのギターソロは、オールマンズの名演「エリザベスリードの追憶」を彷彿とさせるもので、殺気立つプレイを聴かせてくれる。

「レイラ」意外でこのアルバムを代表する曲といえば2曲目「ベル・ボトム・ブルース」だろう。
曲名にブルースとついているが、どちらかといえばスローバラードっぽい曲で、とても優しい気持ちになれる。
この曲でのクラプトンのギターは、ピッキングハーモニクスを多用していて、少しジェフ・ベックっぽい表現方法だと思う。

このように名曲の多いアルバムのなか、目立たないけど好きなのは5曲目「アイ・アム・ユアーズ」。
しっとり落ち着いたナンバーで、大音量で聴くのではなく、ゆっくりした休日の午後なんかにのんびり聴きたい、そんなリラックスした気持ちにさせてくれるのだった。 



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