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洋楽名盤紹介と日々の雑談を書いてます
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第39回名盤シリーズ
今回は77年発表の大ヒットアルバム、フリートウッド・マック「噂」。
(1977年作品)



メンバー・チェンジの多いバンドは数多く、時にはリーダー以外の全員が変わってしまう場合もある。
しかし音楽性に関しては、そのリーダーの持つ音楽観から離れず、もちろん時代に応じた変化はあるものの基本的なところは変わらない場合が多い。
ただ、今回取り上げるフリートウッド・マックに関しては、メンバーチェンジとともに音楽性まで変化し、それがプラスに作用して大成功した稀な例だ。

そのポップな面が大成功して、一躍アメリカン・ポップスの代表と言われるまでになったベストセラー・アルバムがこの「噂」だ。
とても完成度が高く、親しみ易い曲ばかりである。
しかしこのアルバムのレコーディングにはあらゆる困難があったようだ。

それは各メンバーのプライベートでの愛の破局だ。
男女混成バンドでありながら、バンド内の二つのカップルが破綻し、ミック・フリートウッドも長年の妻と破綻したのだった。
当然、そのような状況でバンド活動、レコーディングを続けるのは相当困難だったはずで、実際1年もの月日がかかっている。
おそらく顔もみたくないような、極度の緊張感の中でのレコーディングで、愛のトラブルを歌うという、常人だと耐えられない状況だったようだ。

このアルバムからのシングル・ヒット曲は「ドリームス」「オウン・ウェイ」「ドント・ストップ」「ユー・メイク・ラヴィング・ファン」である。
中でも「ドリームス」と「オウン・ウェイ」はスゴク好きな曲。
ちょっと気だるい歌いかたと淡々としたリズムが印象的な「ドリームス」は、全米1位ヒットを放つ。
対して「オウン・ウェイ」はロック的な力強さがあり、力強いドラムとギター・ソロで後半を盛り上げている。

こういったヒット曲だけでなく、その他もいい曲ばかりだ。
とくに私が好きなのは、「ソング・バード」というバラード。
切なく、美しく、その哀愁は胸が閉めつけらるようである。
ピアノとアコギだけをバックに、感情たっぷりに歌うボーカルが素晴らしい。
このアルバムを初めて聴いたとき、この曲ばかり繰り返し聴いてたら涙が溢れそうになった。
名曲揃いの「噂」の中では目立たない曲かもしれないが、これはまさに隠れた名曲だ。



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