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洋楽名盤紹介と日々の雑談を書いてます
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第19回名盤シリーズ
初期ドゥービー・ブラザーズを代表する1枚「ザ・キャプテン・アンド・ミー」
(1973年作品)



ドゥービー・ブラザーズは大きく分けてトム・ジョンストンが中心となった、アコースティックで豪快な演奏を得意とする時期と、マイケル・マクドナルドが中心となった都会的でソウルフルな時期に分かれる。
今回取り上げるアルバムはトムジョンストン期で、73年発表の3作目だ。
私個人としてはマクドナルド期の方が好きなのだが、ドゥービーといえばトム期だと思うので、こちらを取り上げることにした。

私がこのアルバムを聴いたのは高校生の頃。
当時はよくギター仲間の家に入り浸っていたのだが、ある日レコードラックの中にこのアルバムを発見し、取り上げるようにして借りて帰ったのが最初だったと思う。
イーグルスみたいなサウンドかと思って聴いてみると、イーグルスよりずっと男臭く、土臭いサウンドだった。
しかしアコギでここまでカッコよく演奏出来るなんて、と衝撃を受けたものだ。

メンバーはトム・ジョンストン(vo、g)、パット・シモンズ(vo、g)、ジョン・ハートマン(ds)、マイケル・ホサック(ds)、タイラン・ポーター(b)というツインドラム構成だ。
1曲目「Natural Thing」から軽快なコードカッティングが聴けるが、なんといっても素晴らしいのは2曲目「Long Train Runnin'」と3曲目「China Grove」だろう。
とくに「Long Train Runnin'」のイントロのカッティングは当時なんども練習したものだが、あの切れ味まではコピー出来なかった。
この2曲と前のアルバムに入っていた「Listen to The Music」は、テレビCMでも登場しているので、ドゥービーを知らない人でもご存知の方が多いだろう。
グルーブ感あふれるノリ、ファンキーとはまた違うサザンロック的なノリだが、全編に流れるコードカッティングにトムのリズム感あるボーカルがカッコイイ。

パット・シモンズの名曲「South City Midnight Lady」も欠かせない曲だ。
とても大人しいフォーク的な曲だが、メロディが素晴らしい。
パットの大人しいボーカルが曲によくマッチしていて、ここでもアコギのコードワークが印象的だ。
スティールギターの響きがカントリーテイストを感じさせ、パットがカントリー/ブルーグラス出身であることを示している。

代表曲と言われるのはこのあたりだが、私が個人的に好きなのがカントリー・ブルースの「Dark Eyed Cajun Woman」だ。
哀愁漂うコード進行にトムの吐き捨てるようなボーカル、心地よいコードカッティングもいいのだが、常にバックで流れる流麗なギター、これが最高なのだ。
そしてニック・デカーロによるストリングスアレンジが絶妙で、ブルージーで哀愁たっぷり、このアルバムでは目立たない曲だが、一度じっくり聴いてみてほしいと思う。

あと、これこそ目立たない曲なのだが、アコギのインスト小曲「Busted Down Around O'Connelly Corners 」も好きな曲だ。
当時私はこういうギターが弾きたいと思ったのだった。



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