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名盤シリーズ番外編
私が名盤シリーズで取り上げるアルバムは、もちろん自分が聴いて良いと思ったアルバムだけです。
いくら世間で名盤と言われてても、自分が気に入らないアルバムは取り上げません。
今回は、自分のお気に入りのアーティストなのに、しかもそれは名盤とされてるのに、自分の好みから外れるアルバムの紹介です。
「恐怖の頭脳改革」エマーソン・レイク&パーマー
EL&Pの最高傑作とされ、プログレ好きでこのアルバムを嫌いな人間はいないとまでいわれる作品です。
でも私的にはNG。
このアルバムでは1曲目だけまぁまぁ好き、「悪の経典」は1楽章だけ100回くらい聴いてようやく「普通」レベルになりました。
それ以外は何度繰り返し聴いてもダメでした。
ちなみに1stアルバム、展覧会、タルカスは大好きなアルバムで、EL&パウエルも大好きです。
「こわれもの」イエス
マニアの間では「危機」よりも評価が高いとされるアルバム。
名曲「ラウンド・アバウト」や「燃える朝焼け」も収録されてます。
この2曲は私は好きなんですが、このアルバムじゃなく、ライブバージョンが好き。
このアルバムを好きになるため、通常盤と音質を追求したデラックスエディションみたいなヤツと2枚もってます。
そこまでしても好きになれなかったアルバム。
ちなみに「危機」「海洋地形学」「ドラマ」がイエスのベスト3です。
「イメージ&ワーズ」ドリーム・シアター
プログレ・メタルという新ジャンルを確立したアルバムとされ、未だにこれを超えるアルバムは完成していないと言われます。
私はこのアルバム、100回以上聴いたと思うけど、聴けば聴くほど嫌いになり、今じゃジャケを見るのもイヤ。
1曲も好きな曲がありません。
ドリムシでは「トレイン・オブ・ソート」と昨年の新譜が好きです。
「背徳の掟」ジューダス・プリースト
80年代以降のファンの間では、「ペイン・キラー」と並んで人気の高いアルバムです。
私はこれをリアル・タイムで聴きながらも、「ジューダスも終わったな」なんて感じました。
何度も聴いて理解しようとも思わない。
でも、2年前のジューダス来日のとき予習として聴きなおしたら、そんなには悪くないと感じるようになりました。
これは克服できるかもしれません。
「地獄の軍団」キッス
私が大のキッス・ファンであることは今更説明するまでもないでしょう。
このアルバム、「デトロイト・ロック・シティ」をはじめ、名曲がいくつも入ってるのに、なぜか好きになれない。
それは、同時期の他のアルバムが素晴らしすぎて、このアルバムが埋もれてしまうのです。
「1st」~「アライブ」、どれも大好きなアルバム、「軍団」は普通、「オーバー」~「アライブ2」どれも大好き。
なのに、世間では「軍団」が最高傑作扱い。
私はひねくれちゃったのよ…。
「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」ザ・ビートルズ
ポピュラー・ミュージック史上に残る大名盤とされ、ビートルズの最高傑作とされるアルバム。
悪くはないけど、特別好きな曲はありません。
しいて言えば最後の「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」だけかな。
今でこそ、このアルバム最高傑作説はゆるくなりつつありますが、20年くらい前は思っても口には出せない雰囲気がありました。
最近では「リボルバー」「アビー・ロード」の評価があがり、一時はクズ扱いだった「ホワイト・アルバム」も傑作とされるようになったのは嬉しいものです。
弾き語りをしているとよく「ミスチルの曲はないの?」と聞かれます。
Mr.Children、はい、言うまでも無く日本を代表するロック・バンドです。
私もカラオケで歌うこともあるミスチルですが、弾き語りのレパートリーには入れてません。
理由は、単純に曲が難しいことと、歌詞にリピートがほとんどなく、とてつもなく長い歌詞を覚えなきゃいけないからです。
それでもせっかくリクエストされてるので、なにか1曲でもレパートリーに加えたいところ。
そこで私の好きな「終わりなき旅」を練習することにしました。
http://www.youtube.com/watch?v=SiPFZwWL_eQ
まずは、オリジナルのコード進行で弾き語ってみます。
そうすると何箇所か転調があり、聴くだけではわからなかった複雑なコード進行による実に凝った曲だというのがよくわかります。
http://music.j-total.net/data/032mi/009_Mr_Children/013.html
次はキー合わせ。
私の声域では、後半部分の高音が出ないので、1音下げることにします。
オリジナルキーは「E」なのですが、これを「D」にします。
しかし、サビが転調して「C」になるのですが、これが「A#」になります。
そうすると全てハイポジションでのコードになり、ものすごく弾きにくい。
悩んだあげく、キーを2音下げて「C」にし、2フレットにカポタストを取り付けて、「D」にすることにしました。
サビは「G#」になるのですが、2カポなので結果的に「A#」になります。
それでも全てハイポジションで弾きにくいことには変わりませんが、ノーマルポジションのキー「D」よりもかなり弾きやすくなりました。
前向きに生きる男を歌った渋いスローナンバー。
この曲を渋く決められたらちょっとカッコイイような気がするので、頑張って練習していきたいと思います。
こんなに日に家で引っ込んでいるのはもったいないので、名古屋まで出かけてきました。
まずが名古屋城です。
今は桜が満開でとても綺麗。
多くの花見客で賑わっていましたが、今回は二の丸、本丸には入らず、堀の外から桜を楽しみました。
その後、城の近くの古民家を改装したと思われる、お洒落な店で食事をしました。
ここは「2丁目カフェ」というところで、古き良き昭和の香り漂う洋食屋さんです。
私はここで「和風きのこオムライス」をチョイス。
すっごく美味しかったです。
腹ごしらえをした後は、徳川園を行きました。
尾張徳川家の庭園跡であるこの公園も、多くの観光客で賑わっていましたが、大人の雰囲気でよかったです。
敷地内にある「徳川美術館」も見ごたえのある展示物がいっぱいで、とくに特別展示物である雛人形展が良かったです。
夕食はイタリアンの「パステル」で食事。
写真右、手前は「エビと高菜のペペロンチーノ」、奥は「ペスカトーレ」です。
写真左、手前は「濃厚ミルクプリン」、奥は「なめらかプリン」です。
桜の美しい季節になりました。
今日は少し昔話をしてみましょう。
1990年か91年の4月、バブル経済真っ只中の春、私は会社からの帰り道、家路を急いでいました。
家の前では、いつもの友人たちがたむろしています。
「今から大阪へ行こう」
なんで?とも聞かず、友人の車に乗り込み、今にも雨が降り出しそうな天気の中、男3人で大阪へ向かったのです。
奈良県に入ったあたりで雨が降り出し、道も渋滞し始めました。
バブル期の週末、自宅へ向かう車、遊びに出かける車、あるいは仕事中の車で入り乱れ、皆一様に西へ向かっていたのです。
車の中では、たしか大阪のブルース・バンド「憂歌団」を聴いていたと思います。
「おおさかっ、ビッグリバァァブルゥゥ~ゥス」なんて歌ってたかもしれません。
西名阪自動車道に入る頃には、ますます渋滞がひどくなり、雨は容赦なくフロントガラスを濡らします。
この時期、大阪へ行くのがマイブームで、毎週ほど行ってたのですが、こんなに渋滞するのは珍しかったと思います。
松原から阪神高速に乗り、当てもなく車を走らせる私たち。
大阪へついたけど…とりあえず食事でもしようか。
時間は10時くらいになってたかもしれません。
たぶん吉野家あたりで適当な食事をしながら、夜桜でも見に行こうかと話をしていたのかな?
食べ終わってから大阪城へ向かったのでした。
時間も遅いし、雨が降ってるしで、大阪城内には誰もいません。
ビジネスパークに車を止め、本丸を目指して傘をさしながら歩きだしたのでした。
「こんなに美しい桜は見たことがない」
雨が滴り落ち、近代的なビル郡をバックに咲く桜の綺麗なこと、その美しさたるや筆舌に尽くしがたいものでした。
このとき真剣に「サクラのもっとも美しい鑑賞方法は、雨の夜に夜景をバックに見るサクラだ」と思ったほどです。
それは日頃仕事に終われて、疲れていたからかもしれない。
あるいは、悩みごとが多く、心の休息を求めていたのかもしれない。
いや、単純に雨の渋滞の中、時間をかけてここまで来たからなのかもしれない。
しかし心を打たれ、いつまでもいつまでも眺めていたいと思うほどの景色がそこにあり、心に深く刻み込まれていったのでした。
だから10数年たった今でも、そのときのことを覚えてるのです。
やがて、この日の夜桜が大阪の街に舞い散るように、バブルも散ってしまったのでした。
春は出会いと別れの季節。
中国への進出を続ける会社には、今年に入り毎月のように研修生が来日し、帰っていきます。
もう何度もお別れパーティーに参加してますが、昨年の秋以降、すっかり「弾き語りの人」になってしまった私は、今日もギターを弾き歌ってきたのでした。
さて、今回はいつもと違い共演者がいました。
女性コーラス隊です。
来週中国へ帰る人たちなのですが、私のオリジナル曲を今日の日のためにずっと練習していたとのこと。
それも私に内緒で。
そう、正月に私が弾き語りライブを録音したと書いたことがありましたが、そのときの曲を何度も聴いて練習していたのでした。
私は文章が下手なので、上手く表現することができません。
いや、自分の中での整理も出来ていません。
ただ、胸がいっぱいになってよくわからない気分です。
「人を感動させたい、感動を与えたい」とは思うものの、それはとても難しいこと。
感動とは言わぬまでも、私が歌い弾くことで少しでも楽しい気分になれたり、ちょっとだけ嬉しい気分になってもらえたら感無量です。
でも今回は、思わぬ形で、私が感動をプレゼントされたのでした。
今日の日のことは、私は一生忘れることがないでしょう。
そんな思い出をもらった一日でした。
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