第78回名盤シリーズ
今回はジャーニーの大ベスト・セラー・アルバム「エスケイプ」。
(1981年作品)
私がジャーニーを知ったのは中3の頃、「フロンティアーズ」というアルバムからだ。
友人がLPを貸してくれたのだが、第一印象は良くなかった。
まず1曲目であり、ジャーニーの代表曲の一つである「セパレイト・ウェイズ」が気に入らない。
私にはただウルサイだけにしか聞こえず、その音の壁は息をするのが困難になるほど。
全体的にボーカルの声質が好みじゃないし、LPのライナーに書いてあった「世界一美しいハードロック」というコピーも気に入らなかった。
それでも、何度か繰り返し聴いてたら、そんなに悪くないかも?と感じるようになったのだが…。
私がジャーニーを見直すようになったのは、「ライブ・エナジー」というライブ・アルバムを聴いてからだ。
これは良かった。
曲がポップで自分好みだったし、アレンジや演奏もいい、ボーカルの声質も気にならなかった。
ここでようやく本題である「エスケイプ」である。
やはり「フロンティアーズ」「ライブ・エナジー」と同じ友人から借りたLPだが、1曲目の「ドント・ストップ・ビリービン」にノック・アウトされた。
この曲が良すぎて、好きすぎて、一生これのみを聴き続けてもけっして飽きることはないのでは?と感じるほどだった。
私にとってこのアルバムは、「ドント・ストップ・ビリービン」のためにあるようなものだ。
力強くメロディアスで、無駄のないアレンジ。
複雑な曲構成とか、凝ったアレンジでもないのに、何度聴いても飽きない奥深さ。
好きじゃなかったスティーブ・ペリーのボーカルも、この曲ではこの声以外にありえない気がする。
他にもいい曲、代表的な曲もあるものの、印象が薄くなってしまうのだった。
LPを貸してくれた友人に「1曲目が凄く良かった」と感想を述べたところ、彼は表情も変えず「全曲いいはずだ」と自分の価値観を押し付けてきた。
ジャーニー・ファンである彼にとっては、どの曲も輝く宝石のような名曲なのかもしれない。
もちろん彼はニール・ショーン(ジャーニーの看板ギタリスト)信者であり、彼を孤高のギタリストして神のように崇拝していた。
それは時に、マイケル・シェンカー・ファンの私と激しい議論になるのだった。
このアルバムによりスティーブ・ペリーのボーカリストとしての魅力に気づいた私は、彼のソロ・アルバムまで買い求めるのだが、そこに自分の期待するサウンドはなかった。
あくまでも「ジャーニーのスティーブ・ペリー」が良かったのかも知れない。
ちなみに再結成後のアルバムはまだ聴いていない。
名盤100選へ戻る |
東野圭吾原作「容疑者Xの献身」、さすが人気映画だけあって、レイトショーとは思えぬ客入りでした。
原作を読んで、その凝ったトリック、愛の深さ、悲しさに打ちのめされ、これは是非映画も見たいと思ったのですが、福山雅治氏目当ての人も多そうです。
結果から先に言えば、すごく良かった、です。
細かいことを言えば、ここが原作と違う、とかいくらでもあげることが出来ますが、小説と映画は別物なので気にしません。
基本的に原作に忠実で、原作のファンは間違いなく楽しめると思います。
とくに良かったのは堤真一氏と松雪康子さんで、素晴らしい演技力により見事に石神、花岡を演じきっています。
原作の素晴らしさを少しも損なうことなく、映画としての完成度も高い作品、お奨めです。
東野圭吾原作ついでに、賛否多かった「手紙」、こちらはちょっと前にレンタルで借りて見ました。
ほぼ原作に忠実で、映画化するにあたっての変更点も納得することが出来ました。
とくに主人公がロック・バンドでプロを目指す、という設定がお笑い芸人になってしまってたのですが、これはこれで有りだと思いました。
また見る前はミスマッチな気がしてならなかった沢尻エリカさんですが、少しも違和感なく、さらに彼女ならではの個性も出てたと思いました。
この映画は原作が表現しようとしていることを、若手俳優たちが上手く演じていて、見事成功していたと思いました。
原作のファンで、まだ見ていない人は、是非ご覧あそばせ。
キリンさんが持ってきたギターはエレアコのオベーション。
そう、私が今一番欲しいギターです。
今日はオベーションも弾かせてもらえたし、楽しくセッションできたし、とても楽しく過ごしました。
とくに課題曲は何も決めてなかったのですが、お互い知ってる曲を演奏したり、即興演奏をしました。
前からハードロック系の速弾きが得意なキリンさんでしたが、最近はバンド活動がさかんなようで、益々そのテクニックに磨きがかかっていました。
さらに私のオリジナル曲も演奏したのですが、キリンさんのおかげで新しい空気が入り、新アレンジで面白かったと思います。
ほとんど無我夢中でギターを弾いていたら、あっという間に夕方になってしまいました。
これだけ弾きこむとさすがに指が痛いです。
一人でギターを弾くのもいいけど、やはり気の合う仲間と演奏するのは格別なものがありますね。
次回はいつかはわからないけど、楽しみにしているのでした。
先週の土曜日は京都へ遊びに行ったのでちょっとレポートをしてみたいと思います。
今の時期に京都へ行くのは、夏休みも終わり、だけど紅葉には早いので、比較的すいていて穴場ともいえます。
まず向かったのは二条城。
京都の主な観光地はほとんど見て回った私ですが、ここはまだ、というか小学校の修学旅行以来です。
30年近く前の記憶などほとんどなく(ホテルで騒いだ思い出は残ってるくせにね)、初めて訪れたに等しいといえましょう。
さすが世界文化遺産に登録されているだけあって、非常に重圧。
歴史の重みがギッシリつまっていて、そのヘヴィさたるやブラック・サバスでもかないません。
和風な庭園もあって、見ごたえたっぷりでした。
次はお昼ごはんを食べるために祇園へ移動。
前から目をつけてあった「ひさご」という店に行きます。
ここでは名物「親子丼」をいただかねばなりません。
決して広いとはいえない店内はすでに満席で、ほとんどの人が「親子丼」を食べているのでした。
関西風のあっさりした上品とも言える味わいは、鶏肉と卵の旨みを引き出しているのですが、もっとも自己主張しているのが山椒です。
この店は山椒にこだわりがあるようで、どのメニューにもふんだんに山椒が使われているようなのですが、これのおかげでなかなか個性的な味わいになってるのでした。
このあと、祇園をブラブラと散策、私の目をひいたのは「幕末歴史館」なる案内板。
幕末好きの私は、どんなものなのか行ってみたのでした。
内容は可もなく不可もなく。
とくにスゴイ展示品があるわけでもなく、私の幕末知識を再確認する程度でした。
ただ坂本龍馬の実物大の人形があり、ハリウッドの特殊メイクと同じ技法を使ったといわれる肌の質感(血管が浮き上がり、毛もはえてる)はまるで人間そのもの、このまま土佐弁で話しかけられそうなくらいリアルでした。
その後、銀閣寺周辺へ移動。
オヤツでも食べたい時間帯、油取り紙で有名な「よーじや」のカフェに行きます。
古民家を改装したと思われる店内は、和風情緒たっぷりで、美しい庭園を眺めながら畳の部屋でくつろぎます。
ここの「抹茶カプチーノ」はよーじやのキャラの顔が浮かぶもので、なかなか楽しいものですね。
味は絶品、一緒に食べたアイスも絶品、この何物にも形容しがたい美味さは、その洗練された雰囲気も含め、これだけのために京都を訪れるという人がいても不思議ではないと思いました。
近くの「哲学の道」と呼ばれる小路は、季節がよければ桜や紅葉が彩る美しい所なのですが、そうじゃないときでも何故か心が安らぐ空間でした。
それから銀閣寺へ向かうものの、時間があまりなかったので、土産物を見て回っただけ。
この如何にも観光所然とした町並みは、お祭りみたいな気分になっていいものですね。
初秋の京都、紅葉にはちょっと早いけど、混雑せずに名所を回れるいい季節。
みなさんもいかがですか?
もちろん私のアレンジではなく、「ソロギターのしらべ」からです。
http://jp.youtube.com/watch?v=VmSkTpcpZAo
今回も携帯録画なので、画質音質共に悪いです。
まだまだ演奏が荒く、リズムも不安定ですが、一番マシなテイクです。
曲が複雑でとても弾き応えのある曲なので、もっと練習して余裕をもって弾けるようになりたいものです。
youtubeでいろいろ動画を見ていると、よりクイーンのバージョンに近い、難易度の高いアレンジもあるようです。
06 | 2025/07 | 08 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | ||
6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 |
21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | |
27 | 28 | 29 | 30 | 31 |