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洋楽名盤紹介と日々の雑談を書いてます
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エアチェックとはラジオから流れる音源をカセットテープなどに録音することだ。
テレビをビデオやDVDに録画することもエアチェックというが、ここではラジオ音源の話。

中学生の頃、ラジカセでよくAMラジオを聞いていた。
夜の10時頃から毎日楽しみにしていた音楽番組があり、それを聞いていたのだが、ある日、ここで流れる音楽を録音すればいつでも好きなときに聞けるのでは、と思い実施した。
当然AMなので、1曲につき1分くらいしかオンエアされず、もちろんその日何が流れるかなんてわからないわけだが、それでもほぼ毎日録音していた。
時には曲のイントロにDJの声がかぶることもあったが、あまり気にしなかったと思う。
AM特有のコモった音質で、1分くらいの長さだったが、繰り返し聞いたものだ。
ビートルズ、イーグルス、リックスプリングフィールド、スリードッグナイト、アバなどは、このときに知ったアーティストだ。

やがて、友人の影響でFMを、FM情報誌を頼りに聴くようになる。

当時のFM放送は、オンエアの数週間前から流す楽曲が決まっており、FM情報誌にはそれらが詳細に記載されていた。
いつ、どの放送局で、誰のなんという曲が放送され、楽曲時間まで載っていたのである。
現在と違い、放送されるときは、その楽曲がフルで流れた。
なので、イエスの「危機」なんかは18分50秒きっちりフルでオンエアされたのだった。

私が愛読していたのはFMレコパルという雑誌で、二週間に一度発売されていた。
そこには洋邦さまざまなアーティストの情報が載っており、その月に発売される新譜の情報のほか、アーティストを題材にしたマンガ、そして、二週間分の番組表があった。

私は記事を読み、少しでも興味のあるアーティストの曲は全て番組表に蛍光ペンでチェックした。
絶対に録音したい曲はピンク。
出来れば録音したい曲はミドリ。
録音はしないが、いちおう聴くだけ聴いておこう、というのは水色だったと思う。
カセットはソニーのCHF120分という、安物を使用することが多かった。

ここで音楽雑誌について少し書いてみたい。
私は、音楽雑誌を買うと、ほとんどの記事を読む。
中には、自分の興味のあるアーティストの記事しか読まない人もいるようだが、実にもったいないことだと思う。
今は興味なくても、後で興味がわくかもしれないし、記事を読むことにより聴いてみたいという衝動に駆られて、結果自分の人生に影響を及ぼすほど好きになるかもしれないのだ。
たとえば自分の場合、マイケル・シェンカーというギタリストを知ってから、実際にその曲を聴くまで1年以上間があったと思う。
V型のギターをもち、凄いテクニックで神のようなフレーズを奏でるギタリストらしい、ということで、ずっと興味があり、ずっとずっとFMでオンエアされるのを待っていたのだ。
もし、私が好きなアーティストの記事しか読まない人間だったら、その出会いはなかったに違いない。

よく聴いていた番組はNHK-FMの「軽音楽をあなたに」という午後4時から放送されていたものだ。
この時間なら、学校が終わって急いで家に帰れば間に合った。
この番組で、ローリングストーンズやJガイルズバンド、ELPにピンクフロイド、スティービーワンダーにロッドスチュワート他、さまざまな曲を録音した記憶がある。
また、当時は来日アーティストのライブ音源がオンエアされることも多かった。
カルチャークラブ、TOTO、ホールアンドオーツ、ゴーゴーズなどの来日音源を録音してよく聴いた。

Wikiによると、この後レンタルCDが普及したこと、FMが生放送主体になったことにより、FM情報誌の大半は廃刊となったらしい。
あの頃の若者は、まさにモッズのこの曲のような気持ちでラジオを聴いたものだが。

モッズ「ゴキゲンRadio」
http://www.youtube.com/watch?v=xYWycdcUg5E&feature=related

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70年代、80年代のハードロックやヘビメタをこよなく愛する中年層は、自分たちが若い頃と比較して「最近の若いもんは…」と感じることは多いと思う。
自分もその世代だからよくわかるのだが、自分たちの若い頃はもっと骨のあるロックが売れていたのに、今は軟弱なポップスばかりだと思いがちだ。
私はポップス好きなので軟弱多いにけっこうなのだが、ちょっと待ってよ、そこの旦那。
テレビやFMにはあまり登場しないかもしれないが、骨太なロックは今も変わらず若者に支持されてまっせ!
それも昔よりさらにヘヴィで、過激なやつが。

たとえばディル・アン・グレイ。
ちょっとPCの前にいるあなた、「なんだV系かよ」と思ったでしょ?
そう思うのはこれを聴いてからでも遅くはない。
「VINUSHKA」

http://www.youtube.com/watch?v=mv98CSMkhpQ

ヘヴィなロックはディルだけではない。
次はギルガメッシュだ。
「Vermillion」

http://www.youtube.com/watch?v=QJ65C7oM-ys

もう1曲行こう。
次はガゼット。
「Maggots」

http://www.youtube.com/watch?v=dPV8AUCvg7U

彼らは、これだけメタリックでヘヴィなロックをやりながら、武道館やドームを若い女性で埋め尽くす。
80年代ではありえなかったことだ。
つまり、最近の若いもんからすれば、80年代のロックは軟弱に感じるに違いないのだった。

「なに若者の気持ちがわかったつもりになってんの?おまえだって中年だろ!」
という声が聞こえてくる。
私は、今も音楽に対する情熱は若者に負けてませんが、何か?
今も新規開拓は日常的にやってますが?
ついでに、内臓年齢だけは20代ですが?(信憑性に欠けるけど…汗)
そのくせ、血液ドロドロで、毎日薬を服用してますが?(汗)

もちろん、音楽には個人の好き嫌いがあるので、彼らのロックが受け入れられなくても、それはいい。
ただ、若者は軟弱になってヘヴィでメタリックなのは聴かない、というのは間違いなのだ。

(余談-1)

私が思うに、男性よりも女性のほうが過激な音楽に理解があるように思う。
たとえば北欧系の若手デスメタルバンドのライブでも、中年女性の姿はあっても中年男性の姿はほとんどない。
目当てがアーティストの音楽だけでなく、異性としての目もあるかもしれないが。

(余談-2)

ディル・アン・グレイのファンは、彼らをV系ではなくメタルとして認めてもらいたいらしい。
私は彼らのアルバムを3枚聴いたが、確実にメタルだと思う。
それも最近のアルバムは、プログレ・メタルといっていいくらい先進的なものだ。
懐古主義なイエスよりもプログレッシブかもしれない。

(余談-3)

ガゼットのライブDVDを見ると、客の90パーセント以上が若い女性だ。
この手のV系全般に言えることだが、この男女比はちょっと異常だと思う。
バンド側のマネージ戦略のせいかもしれないが、音楽自体は本格派なのに、あまりにも女子供向けのイメージがある。
ライブ中のMC、メンバー表記、CDの売り方など、もう少し大人向けにしたほうがいいと思う。

ふと山梨名物のほうとうが食べたくなった。
冬の食べ物だが初めてこれを食べたのが夏だったので、なんとなく夏のイメージがある。

20年くらい前だったと思うが、友人数人と山梨県の清里へ旅行に行った。
当時、ペンションブーム真っ只中で、それはもう凄い人だった。
その後、この作られたリゾート地はバブル崩壊とともに元の静かな高原に戻るのだが、この頃は華やかで熱気に満ち、実にエネルギッシュだった。
このとき、ガイドブックに乗っていた、郷土料理の店で食べたのがほうとうだった。
簡単に言えば、カボチャの入った豚汁に、極太のうどんが入ったような食べ物だ。
真夏だったが、とても美味しくいただいた。

こちらのほうで、ほうとうが食べられる店を知らない。
またスーパーなどで売っているのも見たことがない。
なければ作ろう、というわけで、ほうとう風うどんを作ってみた。

1.玉ねぎ、豚肉、にんじん、白菜を油で炒めて、ダシ汁を入れる
2.通常のうどんを作るように、しょうゆ、酒、みりん、砂糖を入れ、やや薄味に仕上げる
3.カボチャ、ゴボウを入れて煮込む
4.やわらかくなったら味噌をいれる
5.隠し味に少量の生姜をいれる
6.茹でたうどんをいれる
7.刻んだネギを入れる。

山梨で食べた味とは少し違うが、これはこれで美味しく出来た。
最大の問題は、ほうとう麺ではなくうどんを使っている点だ。
この時点で、すでに限りなくほうとうではない。
次は通販でほうとうを取り寄せてみよう、と思案しているのであった。

 

先週の日曜日、NHKの「知られざる大英博物館」の第3集、巨大古墳の謎を見た。
古墳というのは、皆さんもご存知のように古代の日本の豪族や天皇の陵墓なのだが、実は謎が多く、未解明な部分が少なくない。
それは、この時代の記録として残る書物が少ないこと、宮内庁が天皇陵の立ち入りを禁止していること、ほとんどの古墳は盗掘が酷く、何も残っていないことによる。
しかし、120年も前、古墳をかなりマニアックに調査をした一人の英国人がいた。

ウイリアム・ガウランドというその人物は、日本に滞在した16年間の間に、400以上もの古墳を訪れ、あらゆる角度から調査したという。
古墳内部の石室に入り、墳墓全体を測量し、古墳周辺に住む人を訪ね、ハニワなどがあれば売ってもらったりしていたそうだ。
その調査レベルは、技術が発達した現代の目から見ても驚愕に値するもので、彼の残した資料は、古墳研究の第一級のものとされる。

実は、ガウランドは古墳を研究するために日本を訪れたのではない。
彼の本業は、大阪の造幣局での冶金技術の指導なのだ。
おそらく、平日は造幣局で働き、休日に古墳見学に出かけていたものと思われる。
明治時代、まだ交通網は未発達で、奈良などの古墳を訪れるのは、相当な困難だっただろう。

いったい古墳のどういう部分に惹かれたのか知らないが、ガウランドは古墳にはまり、もはや愛していたといっても過言ではない。
休みの前日などは、「明日はどこの古墳を見に行こうか」とワクワクしていたに違いない。

彼がイギリスに持ち帰った遺物は1000点におよび、大英博物館に収めたとのこと。
もし、ガウランドがそれをしていなかったら、それらの遺物は朽ち果てていたかもしれない。

ガウランドはいちおう学者としての肩書きもあるが、日本ではあくまでも造幣局支援が本職なので、彼の一連の行動は趣味的なものだろう。
趣味をここまで極められたら、それはものすごいことだ。
いや、仕事ではなく、あくまでも趣味として行動したからこそ、損得抜きに思う存分研究出来たのかもしれない。

というわけで、ちょっと古墳を見に行きたくなったので、いくつか写真撮ってきました。



鈴鹿王塚古墳(前方後円墳)
盗掘跡がひどく形状が崩れている。
とくに石室の跡は掘り起こされて無残な状態だった。
それでも全体として、周りの環濠もよく残っているし、何より木が刈られていて見やすい。





西ノ野五号墳(前方後円墳)
小型の古墳で、周りには小さい円墳がいくつかある。
環濠には水がたまっている。





双円墳(円墳)
病院の駐車場の中にある古墳で、これを取り囲むように駐車場が広がっている。
案内板によると、けっこう貴重な品々が出土したようだ。

 

今日のお題はハンデを背負ったギタリスト。
ハンデを背負ったといえば、ブラック・サバスのトニー・アイオミを真っ先に思い浮かべる。
デビュー前、工場のプレスで、弦を押さえるほうの手の中指と薬指を切断してしまい、医者からギターを弾くのは絶対に無理だと言われる。
しかし彼は諦めなかった。
自力で義指を作製し、血の滲むような努力の末に、世界的な一流ギタリストになった。
ギター弦はもっとも細いタイプを使用し、2弦にも1弦を張り、以下3弦に2弦を、という具合にずらした極細ゲージを使用し、義指の負担を減らす工夫もしている。
普通、そんな細いゲージだとフニャフニャになってしまうのだが、彼は努力により、誰よりもヘヴィなサウンドを出す。
私の尊敬するギタリストなのだ。

今日は、もう一人、ハンデを背負ったギタリストを紹介しよう。
木村正明さんという。
彼は幼いころ高熱に犯され、それ以降ほとんど耳が聞こえない。
それでもギターを弾くのである。

目が見えないけどピアノを弾く、ギターを弾く、という人はたまにいるが、耳が聞こえないギタリストというのは、かなり珍しい。
耳は音楽の命ともいえるが、そんな致命的なハンデを背負っているにもかかわらず、積極的に音楽を楽しもうという心意気は素晴らしい。

私は一度、彼の演奏を見たことがある。
最初は普通の人だと思っていた。
それくらい普通に弾き、そしてかなり上手いのだ。
ステージが終わって、周りの人と手話で話しているのを見て、初めてわかったのだった。

詳しくはこちらをご覧ください。
http://www.youtube.com/watch?v=gvUrkjW6GWE



ちなみに、後半に出てくる友人という男性は、私がお世話になっている「ナイトカフェ弾き語り」のマスターさんです。
実に居心地のいいライブカフェなので、久しぶりにオリジナル曲の披露でもしにいきたいものだ。

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