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もしもピート・ベストが「カム・トゥゲザー」のドラムを演奏したら・・・
実に特徴をつかんでいて面白いですね。
ビートルズのデビュー直前に脱退したドラマー、ピート・ベスト。
彼の在籍時の音源は数多く残されています。
後のリンゴ・スターと比較すると、非常に大人しく、裏方に徹したプレイですが、微妙なヘタウマ加減に味があったりします。
彼のドラムの特徴が比較的よく表れていると思われる1曲。
「ライク・ドリーマーズ・ドゥ」というデビュー前のオリジナル曲ですが、なかなか名曲だと思いませんか?
実は、ペリー加入前のジャーニーを聴くのは初めてです。
ステレオ・サウンド・ボード音源、聴きやすい音質です。
1975年、デビュー直後に当たるステージで、ペリー加入後とは音楽性がかなり違うように思います。
歌より演奏重視、フュージョン的なインストパートはイギリスのプログレバンドに対抗しているかのようです。
全体的にハードな演奏に聴こえるのは、やはりドラムがエインズレイ・ダンバーであることが大きいでしょう。
パワフルなプレイは、ニール・ショーンのギターにも火を付けているようで、激しい演奏が繰り広げられていることがよくわかりますね。
ただ、歌メロそのものはポップな部分があり、後の産業ロック路線へスムーズに切り替えられたのは、この辺のセンスに負うところも大きいのでしょう。
2曲目に演奏されるインスト曲「トパーズ」、これはかつてサンタナ・バンドにいた頃を彷彿させる曲で、こういうナンバーがあるのは興味深いです。
他、セットリストで面白いのは、ビートルズの「イッツ・オール・トゥ・マッチ」をカバーしていること。
数あるビートルズ・ナンバーの中からこの曲を選ぶセンスも大したものです。
昨日紹介したUKと似た部分のある初期ジャーニーですが、よりストレートに聴こえるのは変拍子をあまり使っていないからでしょう。
やはり凄いのは、若さあふれるニール・ショーンのギターですね。
後の超絶技巧テクはまだないものの、実にエモーショナルなプレイで、聴いていて血沸き肉踊ります。
初期のジャーニーもアルバムを聞いてみる価値ありですね。
このときのツアーは1時間前後しかやっておらず、おそらく他のアーティストの前座ツアーのようですが、「メロディはポップなのに演奏は変態」という、この時期ならでは面白さがあります。
前回紹介したイエスは、ブート慣れしていないと少々キツイ音源でしたが、今回はステレオサウンドボードで、誰が聴いても高音質といえるもの。
これを聴いて思うのは、UKというのはテクニシャンの集まりなのに、バンドとしての演奏はそれほど上手くはない、ということ。
とくにそれが顕著に現れているのがアラン・ホールズワースのギターで、他の追従を許さない孤高のテクを持ちながら、バンドアンサンブルとしてはそれほどではありません。
ギターのテクニックがある、ということと、ギターが上手い、というのは別物なんですね。
私が聴く限り、スティーブ・ハウ、ランディ・ローズ、70年代までのロバート・フリップあたりもそういうタイプのような気がします。
ただ、ロック音楽に関して言えば、必ずしも演奏が上手くなければいけないわけでもありません。
もっともつまらないバンド演奏は、あまりにも完璧すぎる演奏をするバンド、ともいえるのです。
カラオケと変わらない演奏、CDを聴いているのと変わらない演奏力、ということですが、それってつまらなくないですか?
ロックにはある程度の荒さが必要だと思います。
演奏が上手いことで知られるのは、イーグルスやドゥービーブラザーズですが、彼らは演奏を聞かせることよりも歌を聞かせるバンドですよね。
他に、ソロアーティストのバックバンドは、スタジオミュージシャンなので完璧な演奏を行いますが、完璧であればあるほど存在感がなくなり、ボーカリストを引き立てています。
よく言われるのは、ローリングストーンズが上手いバンドだったら、今の地位はないだろう、ということ。
おそらくレッド・ツェッペリンにも同じことが言えるでしょう。
意外に上手いのはビートルズで、とくに解散前は「テクはないけど上手いバンド」でしたが、初期のライブバンドだった頃はいい荒さがありました。
今のロックがつまらないと感じる人が多いとすれば、それは演奏が上手すぎるからではないでしょうか?
昨晩は日本で数少ない(現在活躍中では唯一?)フォリナーのトリビュートバンドFOREFINGERの名古屋初進出ということで見に行ってきました。
今回りんじぃさんも帰郷も兼ねて見に行かれるとのことでご一緒させていただきました。
会場に着くといきなり楽屋を訪れて、忍者さんはじめメンバーの方たちと出番までお喋りが出来て良かったです。
バンド、音楽、ギター、ネットなどいろいろ話題は尽きないわけですが、少しギターも見せていただいたりもしました。
で、肝心のFOREFINGERのライブ。
実にパワフル、安定した演奏、確かな歌唱力、場慣れしたステージパフォーマンス、さすが来年結成10周年を迎える貫禄あるステージでした。
音のバランスもよく、聴きやすいけど充分なボリュームもある白熱した演奏、やっぱりベテランバンドは違いますね。
今回は邦楽のトリバンが多かったようですが、FOREFINGERの後に演奏された2組も迫力あるステージを見せてくれました。
FOREFINGERの皆さん、りんじぃさん、昨日はどうもありがとうございました。
最近はyoutubeでロックコンサートなどのライブ音源をフルで聴けるようになりました。
いい時代になりましたね。
以前は、こういうのを聴こうとすると、ブートCDを買わなくてはいけませんでした。
これってけっこう高価なんですよね。
だいたい1枚もので2,000円~3200円くらい、2枚組だと4200円~6500円くらい。
もっともブートの種類が多いアーティストの一つであるレッド・ツェッペリンなんかだと、1万円以上するものもありました。
たまにジャンク品みたいな感じで、ダンボールの中に大量にCDが入っていて、そういうのだと500円くらいからありました。
情報源としてよく利用してたのは、ビートレグという雑誌。
他に、ゴールドワックスもよく読んでました。
なんせ、適当に買って、さあ聴こうとCDをセットしたらほとんどノイズだらけで、とても音楽を鑑賞するレベルじゃないのも多いですからね。
ブート屋の宣伝文句、「過去最高音質」「極上オーディエンス録音」「ステレオサウンドボード」とかに乗せられて、高い授業料も払いました(汗)
そうやってブート雑誌のレビューを読み、充分に吟味して買っていたライブブートですが、今は種類は多くはないものの、ただで聴けるのは嬉しいかぎりです。
そんな中、最近聴いたライブ音源を紹介しましょう。
「YES-Live 1974(Cobo Hall Detroit) 」。
イエスです。
それもいわく付きのツアーである「海洋地形学の物語ツアー」から1974年のコボホールです。
内容は危機全3曲と海洋地形学全4曲を演奏してアンコールに「ラウンドアバウト」という凄まじいセットリスト。
何が凄まじいって、約20分の曲が5つも演奏されるというゲップが出そうな濃い内容。
そして濃いのはセットリストだけではありません。
その演奏の凄さ、さすが全盛期だけあって、鳥肌が立つほど迫力のあるステージで、難易度の高い長尺曲を次々にこなしていく様はさすがとしかいいようがありません。
とくにそれが顕著に現れているのが、「神の啓示」「古代文明」といった海洋地形学からの選曲です。
中でも「古代文明」はこのときのツアーでしか演奏されていないので、とくに貴重といえましょう。
また、LPでは冗長でイマイチ魅力に欠ける「追憶」も、ライブではかっこよく、改めてこの曲の魅力が再発見されたようです。
オフィシャルでは「イエス・ソングス」や「イエス・ショウズ」が発売されていますが、それらを凌ぐ生の迫力が伝わってくる音源です。
0:00:00~ 火の鳥
0:01:30~ シベリアン・カートゥル
0:11:05~ 同士
0:20:32~ 危機
0:40:26~ 神の啓示
1:01:39~ 追憶
1:23:00~ 古代文明
1:44:04~ 儀式
2:00:18~ ラウンドアバウト
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