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洋楽名盤紹介と日々の雑談を書いてます
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第64回名盤シリーズ今回は全世界にアンプラグド・ブームを巻き起こしたエリック・クラプトンの大ヒット作「アンプラグド」
(1992年作品)

今やすっかりアコギ弾きになってしまった私だが、そっちの視点から聴くと、改めていいアルバムだと感じる。
私にとってクラプトンは、クリーム時代のギブソン+マーシャルでハードなブルースをガンガンと弾きまくるのがかっこいいと長年思っていたものだ。
それが「Pilgrim」という98年頃のアルバムを聴いて「大人なクラプトン」のかっこよさにシビレ、それからこのアルバムを聴いたのだ。

このライブアルバムを聴くと、実にリラックスして演奏しているのがわかる。
それに音質がいい。
アコギの味わい深い音色が、とてもクリアに録音されていて、聴くほうもリラックスして音に身をまかせられる。
大人の味わい、アルコールの飲める人は、夜にワインでも傾けながら聴きたいものだ。
選曲もブルースのカバーなど大人びている。
私はまだまだブルースについて語れるほど聴いてはいないが、こういうアコギのブルースというのはロバート・ジョンソンなど、デルタ・ブルースが原点なのだろうか?
今度はそういう方面にも興味があるので、これを機会に足を突っ込んでみようかとも思う。

閑話休題、このアルバムの収録曲について。

1曲目の「Signe」、ボッサ調のインスト曲だ。
思わず、上手い、と唸らせる曲だ。
物凄いテクニックではなく、しっかり練習すれば私でも弾けそうなのだが、思わず膝を叩きたくなるような、絶妙なものがある。
ライブの1曲目にこういう曲を持ってくるセンスもいい。

しっとりとした味わいが楽しめるのが、4曲目「Tears In Heaven」、5曲目「Lonely Stranger」、13曲目「Old Love」、そして一番好きな8曲目「Running On Faith」だ。
アダルトな雰囲気満点で、「大人のロック」って感じがする。
アコギと絶妙なタイミングで入ってくるピアノもいい。

そしてクラプトンといえばブルース、このアルバムでもしっかりブルースをやっている。
とくに好きなのは3曲目「Hey Hey」、9曲目「Walking Blues」、10曲目「Alberta」、12曲目「Malted Milk」だ。
とても素敵な音空間が広がり、何度聞いてもいい。




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第63回名盤シリーズ
今回は、ピーター・ガブリエルが居た頃のプログレなジェネシスによる作品、「怪奇骨董音楽箱」
(1971年作品)

私にとってのジェネシスは、フィル・コリンズが主体となったポップな時期だ。
フィルは84年頃、「世界でもっとも忙しい男」なんていわれてた。
ピーター・ガブリエルがボーカルだった時代のジェネシスを聴いたのは、実は21世紀になってからで、予想をはるかに超えるプログレぶりに驚いたものである。
まずびっくりしたのはドラマーとしてのフェル・コリンズの腕前。
前から「相当上手い」と噂では聞いていたが、やはり大したものである。
もう1曲目から飛ばしまくりだ。

そしてやはり、その独特の曲調はクセは強いものの、惹かれるものがある。
1曲目「The Musical Box」からKOされる。
フルートが絡むやさしい前半、インストパートが炸裂する中間部、壮大な展開になる後半など、いかにも70年代初期の雰囲気が満載だ。
ガブリエルのクセの強いボーカルは最初やや抵抗があったが、慣れると魅力に変わる。
当時のジェネシスのライブは演劇のようだったそうだが、少しそんな雰囲気も伝わってくるようだ。
とくにこの1曲目は演劇チックで、とくに中間部のインストパートの展開は素晴らしい。

このアルバムで、私が1番好きなのは3曲目「The Return Of The Giant Hogweed」だ。
この曲は変だ。
ポップなんだけど、なんか変わってる。
一筋縄ではいかない不思議な魅力に溢れている。

アルバムのラストを飾る「The Fountain Of Salmacis」もプログレッシブな大作志向の曲である。
大作といっても8分弱なので、他のプログレ名曲と比較すると全然大作ではないかもしれないが、この8分の中にいろいろな展開があって、内容が濃いのだ。
とくにスティーブ・ハケットのギターがいい。
同時期のロバート・フリップやスティーブ・ハウほどテクニシャンではないが、実に味わい深いギターを聴かせてくれる。
どこかのレビューで「普段大人しい人がキレて暴れるようなギター」と形容されてましたが、とても上手い表現だと思った。

どこか狂気じみたところを感じさせる音楽性だが、それでもメロディは後に通じるポップさを持ち合わせており、現在も尚この時期の熱狂的なファンがいるのがうなづけるのだった。




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今日は、会社で3年間お世話になったR氏が地元に帰ることになり、パーティーを開きました。
実は、R氏がこちらにいる間に、ギターの弾き語りを聴かせる約束をしてあったので、ひそかに練習していたのです。
私としては、数人を相手にボロロンと弾いて歌うだけだと思ってたのですが…

集まった人数はどう見ても40人は超えてる(汗)
どういうこと?
なんでこんなにいっぱい人がいるわけ?

というわけで引くに引けない私は、やるしかないのです。
もちろん、数人だけのつもりだったので、マイクもアンプもスピーカーもなし。
生ギター、生声のみ(汗)

まず、1曲目は先日の結婚披露宴で好評だった曲をやりました。
フィンガーピッキングで演奏したのですが、音が小さすぎて全然聴こえない(汗)
なんせ、自分の音がまともに聞こえないから、ささいなところでミスしまくるし、ボロボロの状態で終了。
次の曲からはピックで思いっきりかき鳴らすことにしました。
でも本来アルペジオで弾くつもりだった曲まで、ジャガジャガとストロークするもんだから雰囲気も何もなし(汗)

オリジナル曲を数曲やったあと、J-POPのカバーを数曲やりました。
しかし、いったい何人の人がちゃんと聴いていたのか(汗)
後ろのほうの人はたぶんほとんど聴こえてなかったと思うし。
雑談私語が多いし。
意味なく騒いでる人も多いし。

結局の私のノドが枯れただけだったような(汗)

しかし、肝心のR氏はすごく喜んでくれて、「良かった」を連発してくれました。
ちょっとは救われたかな(笑)

セットリスト

1. 旅立ち(オリジナル)
2. 真夏の夜の夢(オリジナル)
3. 幼い恋の結末(オリジナル)
4. 家族と離れて(オリジナル)←私がR氏のために作った新曲
5. いつか(ゆず)
6. I Remember You(YUI)
8. 未来へ(キロロ)
7. セロリ(山崎まさよし)

教訓:弾き語りをするときは、人数の確認とそれに応じた音響システムを用意すること!

マリリン・マンソンのステージが終わり、次はいよいよヘヴン&ヘルです。
心配していたマンソンファンの帰宅もなく、会場全員がその伝説のバンドの登場をまちます。
ステージではスタッフが大急ぎでセットを構築していました。

場内が暗転し、「E-5150」の重低音が鳴り響きます。
お~、ワクワクするな~♪
そしてあのリフが爆音で鳴り響きました。
「Mob Rules」 です!
カッコイイ!カッコイイ!カッコイイ!!!
アイオミ、ギーザー、ロニー、ヴィニーがステージで生演奏を繰り広げてるなんて、夢のようです。
もう相当な高年齢のはずなんだけど、衰えを全く感じさせない素晴らしい演奏です。
まさか、このメンツでこの曲を生で聴けるとは思いませんでした。
この1曲だけで元を取った気分です。

「Children of the Sea 」「I」「Voodoo」と、過去の3枚から代表的な曲が演奏されていきます。
アイオミのギターは素晴らしいです。
まず音色がいい。
ヘヴィなんだけど、美しい、そしてギター・ソロの音色も変幻自在に操って、音の魔術師のようです。
そしてテクニック。
全く衰えがないどころか、益々上手くなってるような気がします。
日本ではすごく過少評価されてますが、同年代のギタリストで彼ほどその実力を維持している人も少ないのでは?
この天才リフメーカーは、その才能を大阪のステージで思う存分発揮してくれたのです。

そして私の大好きな曲「Falling Off the Edge of the World 」がスタート。
す、素晴らしすぎる…(涙)
途中の邪悪なリフが登場してからのカッコよさは半端じゃない!
当たり前だけど、演奏メチャクチャ上手いし。

その後、ファンの間で非常に人気の高い「Die Young 」のイントロが…!
この曲をかっこいいと思わないメタルファンはいないでしょう。
マンソン目当てで、”H&Hはついで”という人にも充分アピールできる曲ですね。
この日、これを聴いて思ったのは、バンド「ヘブン&ヘル」は「ブラックサバス」とは別なんだなぁって思ったこと。
なんというか…このメンツでしかありえないマジックがあると思うんですね。
それが一番よく現れてるのが、「Die Young 」だと思いました。

そして今日の「その時」がやってきました。
バンドは城ホールに集まった聴衆を一体化させる作業に入ります。
それを可能にするのは、この曲しかありません。
「Heaven and Hell 」
会場全員、下は10代から上は50代の人までが一斉に「おーおーおー、おーおーおーおーおおおー!」
バンドと会場が一体となり、あとは天国に向かって上り詰めるのみです。
そこは地獄から這い上がったものだけが到達しえる至高の世界。
これぞまさにヘヴン&ヘルです。

時間の都合で、アンコールなしは残念だったけど、それでも最高のステージでした。

会場を出てから、再びジャスミンさん、ニセリッチーさんと顔を会わせ、この日大阪を後にしたのでした。

セットリスト

イントロ E5150(Inc.After All)
1. Mob Rules
2. Children of the Sea
3. I
4. Voodoo(Inc.Drum Solo)
5. Falling Off the Edge of the World
6. Die Young
7. Heaven and Hell

会場へ向かった私たちは、ビジネスパーク駅を降りると、外は暗くなり始めていて、夜景がとっても綺麗です。
大阪城の堀の向こうに今回の会場である大阪城ホールが見えます。
ジャスミンさん、ニセリッチーさんと私の3人はとりあえず会場前まで行き、外の物販を少し見ることに。
私はここのところ、ずっとこういったアーティストグッズや、T-シャツを買っていないので、今回もパス。
Jさんとニセさんは、T-シャツを買っていました。

そしてホール内に入って、私だけ席が違うので一旦お別れします。
すでに演奏が始まっていて、松本和之バンドが熱いトリオ演奏を繰り広げていました。
まだ客席はガラガラで、聴いてる人も少ないのですが、少数の熱烈なファンが一生懸命応援していました。
ちょうど私の後ろにいた女の子が、一人で立ち上がって声援を送っていましたが、こういう熱いファンに支えられてるバンドって好感がもてます。

最初のバンドが終わり、お腹が減ったので会場内の売店でサンドイッチを食べました。
そして自分の席に戻るとすぐに客電が消え、重低音が鳴り響きます。
次に登場したのがナイル、デスメタル・バンドです。
このバンドも予備知識がなく、初めて聴いたのですが、すごくヘヴィです。
とくにドラムが終始ツーバスを連打していて、低音部分の隙間を埋め尽くしています。
フロントの3人のうち、真ん中の人がメインボーカルなのですが、両側の2人も必要に応じてデスボーカルを歌います。
この日の会場内で、このバンドのファンってたぶん少なかったと思うんだけど、けっこう盛り上がりました。

さて、次はマリリン・マンソンです。
会場内はマンソン目当ての若いファンと、H&H目当ての年配ファンの差が激しいです。
マンソン風の化粧をしている女の子や、過激なファッションの人とかもいて、楽しいです。
客電が消え、物悲しいピアノがなり響くと会場内は総立ちになり、マンソン登場。
ヘヴィなサウンドが鳴り響き、さすがにカッコいいボーカルを聴かせくれます。
凶暴ともいえるマンソンのボーカル・スタイルはCDで聴いたまんまで、絶好調のようです。
ダークなサウンド、マイクスタンドを叩きつけたり、ペットボトルを投げつける過激なステージングは、手馴れたもので、貫禄すら漂います。
後半、マンソンがステージを降りて、アリーナ席の近くまで来るとファンが押し寄せて、ちょっとやばい状態に!
それでも混乱にはならず、会場全体が盛り上がりました。
アンコールを2回やって熱狂の中、マンソンのライブは終了しました。
(つづく)

【マリリン・マンソン・セット・リスト】

1.If I Was Your Vampire
2.Disposable Teens
3.mOBSCENE
4.Heart-Shaped Glasses
5.Sweet Dreams
6.The Dope Show
7.Irresponsible Hate Anthem
8.Putting Holes in Happiness
9.Fight Song
10.Little Horn 
<アンコール>
11.Rock Is Dead
12.The Beautiful People

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