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洋楽名盤紹介と日々の雑談を書いてます
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次に聴いたのはファースト・アルバムです。

高校に入学して知り合った、ロック大好き先輩。
この先輩は、当時ZEPのアルバムを全て持っているという筋金入りのロック・ファンだったのです。
他にもクラスにもう一人、ZEPの大ファンがいまして、すぐさまLPを貸してもらうか、カセットテープに録音してもらいました。

私が長い間、ZEPで一番好きなアルバムは?と聴かれたら、真っ先にファースト・アルバムと答えるほど気に入ったアルバムです。
私的には全曲名曲と言っても過言ではない、墓場まで連れて行きたいアルバムなのです。

何がいいって、ブルース色が濃いのがいいのです。
ブルースが何なのかなんて、知りもしない癖に、このブルースロックな雰囲気に圧倒されていたのでした。

もう「ユー・シュック・ミー」なんて味わい深すぎだし、渋すぎだし、荒削りなカッコよさ100点満点です。
また、1曲目の「グッドタイムズ・バッドタイムズ」なんかも渋くて大好きでした。
当時から耳コピ派だった私ですが、さすがにZEPは楽譜を買いました。
ジミー・ペイジ最高で、とことんコピーしようと思ったものでした。
しかし難しすぎて、まともにコピー出来なかったけどね。

他、ライブの定番曲「幻惑されて」のオリジナル・バージョンも入ってるし、名リフの「コミュニケーション・ブレイクダウン」もあります。
このあたりはジョンジーのベースラインにも大注目ですね。
「コミュニケーション~」はギター・パートのみならず、ベース・パートまでコピーしました。

しかし1枚目からこんなモンスター・アルバムを作っちゃうなんて、ZEP恐るべしです。

次回はセカンド・アルバムです。

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次に買ったアルバムが名盤との誉れ高い4枚目のアルバム「4」です。

ある日FMから流れてきた「天国への階段」の素晴らしさに感動した私は、次に買うのはコレダ!と決めていたのです。
はい、大名曲です。
それ以外の曲、とくにアナログA面の曲はどれも素晴らしいです。
「ロックンロール」とか、もう聴きまくりましたね。
アコースティックな「限りなき戦い」も大好きでした。

アナログB面では、やはりアコギの「カリフォルニア」とか好きでしたね~。

でも、最初に聴いた「CODA」や「プレゼンス」ほどの強烈なインパクトは感じませんでした。
たしかにクオリティ高いし、名曲揃いなんだけど、ちょっと出来すぎというか、完成度が高すぎて面白みに欠けるというか。
まぁ、贅沢なことですね。

後にギターを買って、よくコピーしたのは「ブラック・ドック」でした。
この曲の変拍子リフは本当にカッコイイですね。
変わった音色のギター・ソロも魅力的です。

この頃、まだ15歳。
まだまだロック街道を歩み始めたばかりの頃でした。

次回はファースト・アルバムです。

レッド・ツェッペリン特集「プレゼンス」

「CODA」の興奮冷めやらぬ頃、次に買ったのが、ZEP至上最もハードだと言われる名作「プレゼンス」です。
アコギやキーボードを一切排除した、非常に硬派なアルバムです。
サウンドは触れると切れそうなくらいソリッドで、ムダを全てなくし、コアな部分だけなのです。

このアルバムで最も重要なのが、1曲目の「アキレス最後の戦い」ですね。
ちょっぴり不安気なアルペジオのあと、ボンゾのドラムが入ります。
そうなったら最後、ラストまで全力で突っ走る曲なのです。
それも10分以上!
後期ZEPを代表する名曲ですが、10分という時間を全く感じさせないですね。
ここでもボンゾのドラムは、全身で力の限りドラムをドツキまわしています。

もう1曲、絶対に外せないのが、「俺の罪」。
こいつも凄いです。
やはりボンゾのドラムが物凄いです。
そしてブレイクの多い曲ですが、静と動の対比が素晴らしい曲なのです。

そして個人的にとても好きなのが、アルバムの最後を飾る「一人でお茶を」ですね。
これはブルース風のスロー・ナンバーですが、ZEPのブルース曲ってなんでこんなにもカッコいいんでしょう。

ZEPのアルバム中、これが一番好きという人も多いらしいです。
たしかにストイックで、かっこいいロックアルバムですね。

次回は「4」です。

私が初めてレッド・ツェッペリンに出会ったのは、解散後に発表された未発表曲集「CODA」の発売からだった。
当時ハード・ロックやヘヴィ・メタルを求めて、レインボーやディープ・パープルを聴いてみるものの、ぬるくてつまらなくて失望した記憶がある。
しかし、ラジオから流れてきたレッド・ツェッペリンの「ウィ・アー・ゴナ・グルーヴ」には、頭をハンマーで殴られたような強い衝撃を感じた。
本物の緊張感と本物のヘヴィさを伴った、まさに私が求めていたサウンドだった。

早速買ってきた当時の新譜「CODA」、これは本当によく聴いた。
何度も何度も繰り返し聴き、聴けば聴くほどその圧倒的なド迫力、凄まじいヘヴィロックぶりに痺れていたのだった。

とくに好きなのが、3曲目の「君から離れられない」だ。
完全にブチ切れた演奏で、身震いするほど。
これが本場英国のハード・ロックか、と大ボリュームで聴き狂った。

このアルバムの特徴として、全体を通して、ジョン・ボーナムのドラムがとても強調されているように感じる。
発売されたタイミング的にも、ボーナムの追憶アルバムのような位置づけなのだろう。

今では、収録曲のレコーディング時期がバラバラだとかで、あまり評価の高いアルバムではないようだが、私はかなり好きなアルバムだ。
このアルバムで、ZEPの魅力に取り付かれた私は、同時代のHR/HMがどれもぬるくて、甘くて、つまらなく感じたほどだった。
当時は、ブラック・サバスとキッス以外は、ほとんどダメだった気がする。
そういう意味では、罪作りなアルバムだったのかもしれない。

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