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洋楽名盤紹介と日々の雑談を書いてます
昨日はレンタルDVDで映画「クライマーズ・ハイ」を見ました。



1985年の日航機墜落事故と、それにまつわる新聞社の戦いの映画です。
古い価値観から離れられない上層部との戦い、苦労を重ねる部下との戦い、時間厳守にこだわる販売店との戦い、大手新聞社との戦い、そして自分自身との戦い。
中間管理職の苦悩が滲み出ていて、こんなとき自分だったらどうするだろう、なんて考えてしまいます。

この映画では、日航機墜落事故はオマケであり、内容はあくまでも新聞社の仕事の話です。
堤真一演じる日航機事故の全権(この記事に関する主任)の仕事ぶりが一番の見所だと思います。
仕事に対するバイタリティがスゴイ。
読者の読みたい記事、人目をひきつけるインパクトある記事、部下が現場を駆けずり回って得た記事にこだわり、時には無茶もします。
上司とぶつかり、部下とぶつかり、しかし弱音は絶対はかない、信念を曲げない。
私だったらここまで出来ません。
どこかで妥協して、なんとか調和を図りつつ、自分の逃げ道を用意しそうな気がします。

見終わったあとスカッとした感じがします。
上司と部下に挟まれて苦労してる人は一見の価値あり、オススメです。
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昨日はレイトショーで映画「チェ28歳の革命」を見てきました。



これは革命家エルネスト・チェ・ゲバラの活動を映画化したもので、これはその前編にあたります。
前編の舞台はキューバ。
フィデル・カストロと組んだゲバラは、バティスタ独裁政権による悪政を倒すため立ち上がります。
民衆の支持得た革命軍は、ゲリラ戦を繰り返しながらついに政府軍を打ち倒します。

映画的な演出とドキュメンタリー風な演出を織り交ぜまがら物語は進みますが、少々の前知識があったほうがより楽しめるかもしれません。
私は以前北方謙三氏のエッセイでキューバ革命について語っていたのを読んで、少し興味を持ったことがありました。
そういえば、昨年の夏に読んだ北方謙三「水滸伝」、これも中国の古典にキューバ革命のエッセンスを散りばめて書いたそうです。

全体を通して、男臭くキナ臭い映画で、華やかさ皆無の硬派さ、さすがに映画館はガラガラでした。
しかし、しっかり手ごたえのある大人の映画として楽しめました。
続編である「チェ39歳別れの手紙」も是非見たいと思います。

第82回名盤シリーズ
今回は英国が誇る伝説のバンド、キンクスの「サムシング・エルス」。
(1967年作品)



私くらいの年齢の多は、キンクスといえばヴァン・ヘイレンのカヴァーで知ったという人が多いような気がする。
私もそんな一人だったのだが、個人的にヴァン・ヘイレンの「ユー・リアリー・ガット・ミー」は好みではなかった。
だから原曲を演奏していたキンクスにも最初は興味を持てなかった。
しかし、FM小僧だった私が初めてFMでキンクスの曲を聴いたとき、印象は変わった。
初期のストーンズやヤード・バーズにも通じる、親しみ易いブリテシッシュ・ビートなサウンドは、素直にカッコいいと思ったのだった。
ただ、悲しいかな私の住む片田舎にはキンクスのレコードなんて売っていなかったのだ。

私がキンクスのCDを買ったのは最近のことだ。
それまで頭の片隅にキンクスの名前はあったものの、他の聴きたいCDが優先され、常に後回しになっていたのだ。
レンタルで初期のアルバムを2枚(1stアルバムと「ザ・ヴィレッジ・グリーン~」)を借りて聴いたときは、何も感じることなく印象にも残らず。
ああ、ビートルズやストーンズに夢中だった10代の頃に聴いてたら、もっといろいろ感じ取ることが出来たかもしれない、などと思ったものだ。
それで、今回タワレコのポイントが溜まっていたので買ったのが、ファンの間で非常に評価の高いこのアルバムである。
こいつは気に入った。
昨年はヘビメタやプログレをあまり聴かなかったのが良かったのかもしれない。
もう一度15歳の少年の心で聴くことが出来たように思うのだった。

アルバム全体を通じてメロディの良さが際立っていて、演奏やアレンジとかはどうでもよくなるほどだ。
1967年という時期からいくと、ビートルズはもっと先を行っている。
しかし美しいメロディという点から見れば、決してヒケをとらない出来である。
3曲目「ツー・シスターズ」、10曲目の「アフタヌーン・ティー」なんて哀愁の固まりみたいな傑作だ。
他には4曲目「ノー・リターン」とかボッサのような雰囲気だが、しっかり英国風味があっていい。
名曲と言われる最後の「ウォータールー・サンセット」、美しいメロディ、美しいコーラス、聴いてると自分の心まで浄化されそうな気がする。
このアルバムを聴くと、再び60年代~70年代初頭のロックを聴こうかと思うのだった。




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第81回名盤シリーズ
今回は異色のロックトリオ、トラピーズ。
(1972年作品)

グレン・ヒューズ、メル・ギャレー、デイブ・ホーランド、いずれもロック・ファンに名の知れたミュージシャンだが、どちらかというとトラピーズ以降の活躍のほうが有名かもしれない。
それでもこのアルバムは魅力を放っている。
3人がそれぞれ力を出し切って、後の大物バンドよりも自分の持ち味を発揮してるような気がするからだ。
この手のロック・トリオが演奏するのは、たいてい黒人音楽の影響が強いものだが、彼らの音楽にも思いっきりブラック・ミュージックのエッセンスが入っている。

この3人の演奏レベルの高さには定評があるが、それでも演奏主体ではなくボーカル中心のアルバムになっていて、やはりグレンのソウルフルなボーカルが一番の聴き所となっている。
彼が後に加入したバンドのアルバムでは、ディープ・パープル「カム・テイスト・ザ・バンド」やブラック・サバス「セブンス・スター」が良いと思うのだが、それらのアルバムよりも個性を発揮しているように思う。
とくに3曲目「What Is a Woman's Role」のようなAOR調の曲だと、知らずに聴いたら黒人だと思うようなボーカルスタイルだ。
彼らの黒人音楽風のアプローチというのは、ZEPやクラプトンのようなブルース・スタイルではなく、もっとファンクやリズム・アンド・ブルースなのだろう。

これはギターのメルも同様で、16分のコード・カッティングでファンキーに決めるスタイルがカッコいい。
決してテクニックに走ることなく、メロディアスでブルージィなギター・ソロを展開する人で、6曲目「Will Our Love End 」のソロなんて実に味わい深い。
もう一人デイブ、後のジューダス・プリーストではツイン・バス・ドラムを駆使した激しいメタル・ドラムを叩く人物だが、ここでは同一とは思えないほど大人しいスタイルだ。
しかし、その必要以上に自己主張しない、痒いところに手が届くようなドラミングは、この3ピースバンドによく合っていると思うのだった。

アルバム・ジャケットだけ見ると、まるでライブ・アルバムのようだが、普通にスタジオ・アルバムである。
全8曲のアルバム、CDタイムに慣れた現在の感覚からいくと、アルバムがすぐに終わってしまう気がするが、内容が良いので余計に短く感じられるアルバム、古き良き70年代のブリティッシュ・ロックなのだった。




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昨年末にストーンズの「シャイン・ア・ライト」を見に行ったときにもらったスクラッチクジ。
これで「映画鑑賞券」が大当たり。
期限は1月末までなので、何かを映画を見ようとSF好きの私が選んだのがキアヌ・リーブス主演「地球が静止する日」でした。



B級映画。
よくある、宇宙人が地球を攻撃して、なんとかそれを静止しようとするもの。
地球人の宇宙からの使者に対しての対応もステレオタイプだし、人間愛の描き方も陳腐だし、全体的に浅い内容。
見て損したとまではいいませんが、人にはお勧めしません。

それと、これは映画の内容とは関係ないのですが、始まって1時間くらいしてからムショウに尿意をもよおしてきて、トイレに行きたくなったのです。
でも映画の途中で席は立ちたくなかったので、我慢することに。
しかし、、、あまりにもトイレに行きたくて「早く映画終わってくれ」と思う始末。

約2時間弱で映画終了、エンディングの音楽が始まったところで早々にトイレに駆け込みました。
このまま映画の内容は忘れてしまって、トイレを我慢してたことだけが記憶に残りそうです。
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