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洋楽名盤紹介と日々の雑談を書いてます
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レッドツェッペリン特集も今回が最終回になりました。
今回は「伝説のライブ」と同時に発売された、ライブDVDです。



出てすぐに「欲しい!」と思い、即購入!…のつもりでしたが…
その内容の濃さ、時間、貴重度、どれをとっても文句なしの内容に、「これを買ったら楽しみがなくなってしまう」ような気がしてしまったのです。

で、買うタイミングを逃してしまって数年が過ぎ、結局買ったのが先週のこと。
今回のZEP再結成に伴う、ZEP熱再来に応じて、今が買い時だと判断したのです。
ついでに、amazonのポイントがたまっていたのもあり、3000円で購入出来たのも大きいです。

その内容は予想通り、とても濃厚且つ長大で、ZEPファンならだれもが満足出来るものです。
映像のクリアさにも驚くし、初めて聴くライブ・ヴァージョンの曲も多いし、演奏の質もよいです。
基本的に3箇所のライブ・ステージを中心に構成されていて、それぞれ初期、中期、後期となってます。

とりあえずZEP好きの人は見といたほうがいいでしょう。
まぁ、廃盤になることはないと思いますが、ロック系ライブDVDは後に入手困難になる場合もあるので、早めに買うことをお勧めします。

人間、贅沢を知ればさらに欲が出るもの。
このライブDVDに収録されなかった、当日の他の演奏曲の映像も見たくなりますね。

さて、今回レッド・ツェッペリン特集ということで、全アルバムをランダムに聴きなおしてみました。
すると、忘れていた曲や、新たに良さを再確認した曲、前は好きではなかったけど良いと感じた曲などもありました。
こうして聴きなおしてみるとZEPの音楽性の幅広さに驚きますね。

彼らの音楽は、この先もロックの遺産として次の世代にも聴き継がれていくでしょう。
某若手女優がZEPの大ファンだとかで、実際に再結成ライブを見に行かれたそうです。
いいですね、こういう若い人が堂々とZEPファンだといえるのは。
本当に良いものは、時が変わっても良い、そんなように思いました。

(おわり)

2004年、突如として発売されたライブ・アルバムで、ボリュームたっぷりの3枚組です。

当時は禁断のブートレグにも手を出していて、ZEPもいくつか買っていました。
でも有名メーカーのものは値段が高いし、叩き売られているものは、大抵が劣悪な音質でした。
そんな中発売された、超ド級のライブ盤で、インパクトは強烈でしたね。

私はこのアルバムは間違いなく、ロック史上に残る名ライブ盤の一つだと思います。
選曲、音質、演奏、臨場感、どれをとっても文句はなく、もしこれが70年代に発売されていたら、ロックの金字塔になってるでしょう。
「狂熱のライブ」より、良いと思います。

とくに素晴らしいのが「移民の歌」「丘の向こうに」「スノウドニアの小屋」「幻惑されて」「ダンシング・デイズ」「胸いっぱいの愛を」ですね。
このアルバムで聴ける「幻惑されて」も、例の25分を超える長い演奏ですが、これは凄まじいです。
イントロからしてテンションが違います。
中間部のインプロは、息をする暇もないほどハイテンションです。
特に12分頃からのスピード感溢れるインプロ、15分30秒あたりからのファンク・パート(ザ・クランジ)、17分頃からの緊張感満点の展開など、聴き所だらけです。
19分40秒あたりからの展開は、いつものことですが、それでもこの日のテイクは、さらにノリに乗ってるように聴こえます。

一説によると、ジミー・ペイジの家には、まだまだ未発表ライブ音源があるとのこと。
おそらく、凄いのがまだまだあると思います。
一部のコアなマニアは、ZEPのライブデータを持っていて(コンサートファイルという本)、日を追いながらブートを買い求めてるようですが、まだまだ凄い音源があるそうです。
私が是非、オフィシャル発売して欲しいのが、来日時のライブですね。
何種類ものブートレグが出てますが、ここはペイジさんに頑張ってもらって、オフィシャルで出してほしいものです。
「レッド・ツェッペリン・ライブ・イン・ジャパン」、期待してるよ~~

 

レッド・ツェッペリン特集「BBCセッションズ」

1997年、突如として発表されたZEPのBBCライブです。
当時、ビートルズのBBCライブをはじめ、有名アーティストのBBC音源が次々と発売されたのでした。
70年代のロックを愛する多くの人が狂喜する内容のものばかりで、これをきっかけにロック・リスナー復活という人も多かったようです。

さて、私はこの頃、さっぱり洋楽ロックから遠ざかっていたのですが、どこからかこのアルバムの発売を知り、一も二もなく、発売日にレコード屋に行ったのでした。

久しぶりに聴く、本物のロックサウンド。
1曲目「ユー・シュック・ミー」のスライドギターが聴こえた時点で、すっかり興奮しちゃったのでした。
当時はまだブートレグに手を出していなかったので、初めて聴くライブ・バージョンの曲がいっぱいあって、凄く嬉しかったです。
ZEPのようなバンドは、スタジオバージョンとライブでは全然違ったりするし、それが魅力なのです。

1枚目はスタジオ・ライブみたいな演奏で、やはり1stアルバムからのブルース曲が素晴らしいです。
ここで聴ける2曲目の方の「君から離れられない」は名演の一つといえるもので、狂人一歩手前のプラントのボーカルが聴けます。
また未発表曲「ガール・アイ・ラブ」もとても良いブルースロックです。

でも、一部オーバーダブされてるのは不満です。
とくに「コミュニケーション・ブレイクダウン」なんて3バージョン入ってますが、どれも気に入らないな~(汗)

2枚目は71年のライブ演奏です。
このCDを買った当初は、1枚目に圧倒されてしまって、中々2枚目に進むことが出来ずにいて、こちらをじっくり聴いたのは、しばらくしてからだったと思います。
それからずいぶん何回も聴いたと思うのですが、なぜかまだ「聴き込んだ」という実感がありません。
いつ聴いても新たな発見があったりして、飽きがこないからかもしれません。

私がとくに好きなのは、「カリフォルニア」以降の後半かな。
とくにラストの「サンキュー」は素晴らしい名演だと思います。

次回は「伝説のライブ」です。

オリジナル・アルバムで最後に聴いたのが、この「イン・スルー・ジ・アウトドア」でした。

事実上、ZEPのラスト・アルバムです。
前作の「プレゼンス」とは打って変わって、キーボードを全面に押し出したサウンドです。
といってもギター・バンドであるZEP、他のアルバムに比べてキーボードが多いというだけで、しっかりギターも聴けます。

元々ZEPはハード・ロック・バンドではありません。
ハード・ロックの得意な、普通のロック・バンドだったはず。
私にはそれまでの集大成アルバムみたいに感じますね。
なんといっても、楽曲のクオリティが凄く高くて、名盤といわれる「4」よりいい曲多いかも。

このアルバムでは「ケラウズランブラ」が一番ですね。
なんともチープで時代を感じるシンセが、実に味わい深い!
当時大流行だった、ディスコ・サウンドに近寄った画期的な曲で、ZEP流ダンス・ナンバーですね。
よく聴くと、ジョンジーのベースラインが物凄いです。
途中のプログレ的な展開もよく出来ています。

あと「サウス・バウンド・サウルス」もカッコよくて、かなり好き度が高いです。
ピアノとギターの混ざったリフのカッコ良さなんて、鳥肌ものです。

そしてZEPの最後を締めくくる曲(もちろん、そんなつもりで作ってないんだけど)は、「アイム・ゴナ・クロール」。
プラントのボーカルにはエコーが深くかけられてて、雰囲気たっぷりのスロー・ナンバーに仕上がってます。

次回は「BBCセッションズ」です。

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