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2004年、突如として発売されたライブ・アルバムで、ボリュームたっぷりの3枚組です。
当時は禁断のブートレグにも手を出していて、ZEPもいくつか買っていました。
でも有名メーカーのものは値段が高いし、叩き売られているものは、大抵が劣悪な音質でした。
そんな中発売された、超ド級のライブ盤で、インパクトは強烈でしたね。
私はこのアルバムは間違いなく、ロック史上に残る名ライブ盤の一つだと思います。
選曲、音質、演奏、臨場感、どれをとっても文句はなく、もしこれが70年代に発売されていたら、ロックの金字塔になってるでしょう。
「狂熱のライブ」より、良いと思います。
とくに素晴らしいのが「移民の歌」「丘の向こうに」「スノウドニアの小屋」「幻惑されて」「ダンシング・デイズ」「胸いっぱいの愛を」ですね。
このアルバムで聴ける「幻惑されて」も、例の25分を超える長い演奏ですが、これは凄まじいです。
イントロからしてテンションが違います。
中間部のインプロは、息をする暇もないほどハイテンションです。
特に12分頃からのスピード感溢れるインプロ、15分30秒あたりからのファンク・パート(ザ・クランジ)、17分頃からの緊張感満点の展開など、聴き所だらけです。
19分40秒あたりからの展開は、いつものことですが、それでもこの日のテイクは、さらにノリに乗ってるように聴こえます。
一説によると、ジミー・ペイジの家には、まだまだ未発表ライブ音源があるとのこと。
おそらく、凄いのがまだまだあると思います。
一部のコアなマニアは、ZEPのライブデータを持っていて(コンサートファイルという本)、日を追いながらブートを買い求めてるようですが、まだまだ凄い音源があるそうです。
私が是非、オフィシャル発売して欲しいのが、来日時のライブですね。
何種類ものブートレグが出てますが、ここはペイジさんに頑張ってもらって、オフィシャルで出してほしいものです。
「レッド・ツェッペリン・ライブ・イン・ジャパン」、期待してるよ~~
レッド・ツェッペリン特集「BBCセッションズ」
1997年、突如として発表されたZEPのBBCライブです。
当時、ビートルズのBBCライブをはじめ、有名アーティストのBBC音源が次々と発売されたのでした。
70年代のロックを愛する多くの人が狂喜する内容のものばかりで、これをきっかけにロック・リスナー復活という人も多かったようです。
さて、私はこの頃、さっぱり洋楽ロックから遠ざかっていたのですが、どこからかこのアルバムの発売を知り、一も二もなく、発売日にレコード屋に行ったのでした。
久しぶりに聴く、本物のロックサウンド。
1曲目「ユー・シュック・ミー」のスライドギターが聴こえた時点で、すっかり興奮しちゃったのでした。
当時はまだブートレグに手を出していなかったので、初めて聴くライブ・バージョンの曲がいっぱいあって、凄く嬉しかったです。
ZEPのようなバンドは、スタジオバージョンとライブでは全然違ったりするし、それが魅力なのです。
1枚目はスタジオ・ライブみたいな演奏で、やはり1stアルバムからのブルース曲が素晴らしいです。
ここで聴ける2曲目の方の「君から離れられない」は名演の一つといえるもので、狂人一歩手前のプラントのボーカルが聴けます。
また未発表曲「ガール・アイ・ラブ」もとても良いブルースロックです。
でも、一部オーバーダブされてるのは不満です。
とくに「コミュニケーション・ブレイクダウン」なんて3バージョン入ってますが、どれも気に入らないな~(汗)
2枚目は71年のライブ演奏です。
このCDを買った当初は、1枚目に圧倒されてしまって、中々2枚目に進むことが出来ずにいて、こちらをじっくり聴いたのは、しばらくしてからだったと思います。
それからずいぶん何回も聴いたと思うのですが、なぜかまだ「聴き込んだ」という実感がありません。
いつ聴いても新たな発見があったりして、飽きがこないからかもしれません。
私がとくに好きなのは、「カリフォルニア」以降の後半かな。
とくにラストの「サンキュー」は素晴らしい名演だと思います。
次回は「伝説のライブ」です。
オリジナル・アルバムで最後に聴いたのが、この「イン・スルー・ジ・アウトドア」でした。
事実上、ZEPのラスト・アルバムです。
前作の「プレゼンス」とは打って変わって、キーボードを全面に押し出したサウンドです。
といってもギター・バンドであるZEP、他のアルバムに比べてキーボードが多いというだけで、しっかりギターも聴けます。
元々ZEPはハード・ロック・バンドではありません。
ハード・ロックの得意な、普通のロック・バンドだったはず。
私にはそれまでの集大成アルバムみたいに感じますね。
なんといっても、楽曲のクオリティが凄く高くて、名盤といわれる「4」よりいい曲多いかも。
このアルバムでは「ケラウズランブラ」が一番ですね。
なんともチープで時代を感じるシンセが、実に味わい深い!
当時大流行だった、ディスコ・サウンドに近寄った画期的な曲で、ZEP流ダンス・ナンバーですね。
よく聴くと、ジョンジーのベースラインが物凄いです。
途中のプログレ的な展開もよく出来ています。
あと「サウス・バウンド・サウルス」もカッコよくて、かなり好き度が高いです。
ピアノとギターの混ざったリフのカッコ良さなんて、鳥肌ものです。
そしてZEPの最後を締めくくる曲(もちろん、そんなつもりで作ってないんだけど)は、「アイム・ゴナ・クロール」。
プラントのボーカルにはエコーが深くかけられてて、雰囲気たっぷりのスロー・ナンバーに仕上がってます。
次回は「BBCセッションズ」です。
学生時代に、「聖なる館」と同時期に聴いたのが、この「フィジカル・グラフィティ」でした。
ZEPの「ホワイト・アルバム」とでもいうべきごった煮的2枚組アルバムです。
ハードロックあり、フォークあり、ブルースあり、ファンクありで、それまでの集大成みたいな感じですね。
このアルバムを聴いて思うのは、リズム隊が物凄く強力になってることです。
いやいや、ZEPはデビュー当時から物凄く強力なのですが、それが更に強化されてるように思うのです。
代表的な曲や、ライブで演奏される曲は1枚目に多く、2枚目はちょっと通向きな曲が多いです。
やはり1枚目が好きという人が多いと思いますが、私もそうです。
以外でしょ?
いやいや、実は聴きこみが足りないだけです。
といっても、初めて聴いてから20年以上経過しているので、今聴くと「ブロン・イ・アー」とか「ワントン・ソング」とかいいなぁ~って思います。
このアルバムで一押しは「カシミール」です。
ZEPの曲としては、ちょっと異色ですが、ジワジワ迫ってくるカッコよさがあります。
この曲のストリングスアレンジなんて完璧ですね。
ちょっと話がそれますが…
このアルバムのある1曲が、日本の人気ロックデュオがパクったとかいって、鬼の首をとったように言う人がいます。
そうかも知れないけど、ZEPだってけっこう曲をパクってます。
要は、その曲を聴いて良いのか悪いのか、であって、著作権がどうとかはリスナーにはあまり関係ないような気がします。
次回は「イン・スルー・ジ・アウトドア」です。
レッド・ツェッペリン特集「聖なる館」
今でも覚えてる第一印象は、「なんて美しいアルバムだろう」と感じたことです。
1曲目の「永久の詩」からクリアで明るいサウンド・メイクで、非常にテンポよく軽快にスタートします。
このクリアなサウンドが、それまでの暗い系と違って、一風変わってて非常に面白いと思います。
続く「レイン・ソング」も大好きな曲ですが、レゲエ調の「デイジャ・メイク・ハー」が一番好きかな。
曲はすごくポップで、メロディアスなんだけど、ボンゾのドラムはヘヴィです。
このアルバムあたりからZEPはファンキーなサウンドになっていきますね。
「ザ・クランジ」なんてモロだし、他にもリズムを強調している部分が目立ちます。
人によっては、ZEP最高傑作という人もいます。
よくプログレ好きの人は、ZEPのアルバム中もっともプログレ色の濃いこのアルバムを好むらしいです。
私もプログレ好きですが、最高傑作とは思いませんね。
それは、このアルバムからブルースがあまり感じられないからかもしれません。
でも全体的にクオリティはとても高いので、買って損はないです。
次回は「フィジカル・グラフィティ」です。
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