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洋楽名盤紹介と日々の雑談を書いてます

(名盤シリーズ、ボツ記事)
今回は80年代、異色のポップ・グループとして日本でも大人気だったカルチャー・クラブのデビュー・アルバムです。
(1982年作品)



当時ミュージックライフを毎月読みながら、洋楽の情報を読み漁っていた毎日でしたが、ある月の表紙に綺麗な女性の顔が…。
はい、そうです。
この女の人というのが、ボーカルのボーイ・ジョージ氏でした。
80年代半ば頃、そんな男はいませんでした。
いまでこそオカマみたいなキャラの人はたくさんいますが、当時は本当に斬新だったものです。

この人たちはいったいどんな歌を歌うんだろう?
きっと女性みたいな美しく高い声でポップスを歌うに違いない、と思ってました。
学校では「カルチャー・クラブのレコード持ってない?」と聞いてまわった気がします。

そんなある日カルチャー・クラブの初来日公演があり、その模様がFMでオンエアされることになったのでした。
早速カセットテープを用意してエアチェックの準備をしたのを覚えています。
ラジオから流れてきた声を聴いてビックリ、もろに男性の声だったのです。
たしか1曲目は「Boy Boy (I'm the Boy)」だったと思うのですが、けっこう気に入りました。
私の仲間内で、このときのライブをエアチェックした人は多く、ボーイジョージの日本語MC「タノシンデクダサ-イ」とか「オドッテクダサ-イ」ってのをマネして遊んでました。

やがてセカンド・アルバムが発売され「カーマはきまぐれ」が大ヒット、しょっちゅうラジオで流れてました。
でも私はアルバムでいくと、今回取り上げているファースト・アルバムの方が好きでした。
とくに好きだったのは「Boy Boy (I'm the Boy)」、「You Know I'm Not Crazy」、「White Boy」あたりかな。

デュラン・デュランと並び、当時の若者に絶大なる人気を誇ったポップ・バンドでしたが、そのルックスゆえに音楽性が正統に評価されることはあまりなかったように思います。
今回久しぶりにカルチャー・クラブを聴いて思ったのは、80年代を象徴するようなバンドでありながら、今聴いてもけっこう光るものをもってると感じたことでした。
 

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第79回名盤シリーズ
トレヴァー・ホーン・プロデュースによるABCのデビュー・アルバム「ルック・オブ・ラブ」
(1983年作品)



この辺りのアルバムは、完全リアルタイムなので、どうしても当時のことを思い出す。
デュラン・デュランやカルチャー・クラブといった、ニュー・ロマンティック音楽が大人気だった頃だ。
これらは第2次ブリティッシュ・インベイションとも言われていた。
当時の洋楽誌はこういったアーティストと、ハードなロック・バンドが同列に並んでおり、どちらにも興味をそそられたものである。
その点、今はハードロックを聴く人と、チャート物を聴く人は完全に2分してしまって、これはとても残念なことだと思う。

今このアルバムを聴くと、さすがに懐メロ感ただようサウンドで、今の若い人にはキツイだろう。
これもファッションと一緒で80年代という時代が生んだものだが、時代の先端を行こうとすればするほど後々それが古く感じてしまうのは仕方がないのかもしれない。
当時の同系列のバンド、例えばスパンダー・バレエ辺りもこういうサウンドだったが、流行が一巡するばまた感じ方もかわってくるかもしれない。

しかし、その複雑なベース・ラインや、シンプルだけどツボを押さえたドラム、ギターとキーボードの絡みなど、非常に凝ったアレンジで、聴き応えがある。
何より音に華がある。
このあたりのセンスは、元バグルス、イエスのトレヴァー・ホーンによるところが大きいだろう。
マーティン・フライのボーカルもこの華やかなサウンドによく合ってる。

私がとくに好き、というか懐かしく感じるのが8曲目の「オール・オブ・マイ・ハート(我が心の全てを)」。
やさしく甘いポップスで、このメロディ・ラインはとても美しい。
アレンジはシンプルでありながら大袈裟な部分もあり、キラキラと輝くようだ。
シングル・カットもされて、人気の「ルック・オブ・ラブ」「ポイズン・アロー」に継ぐ大ヒットとなっている。
そしてもう1曲、このアルバムから「ショウ・ミー」。
このアルバムの1曲目だが、映画音楽のようなイントロからダンス・ビートに変わるところがカッコイイ、大人のダンス・ポップだ。




名盤100選へ戻る

 

最近よく聴いているのが大阪のブルースバンド「憂歌団」です。
以前からこのバンドのことは知っていて、「かぞえきれない雨」とか「胸が痛い」は名曲だと思ってました。
で、最近なぜまた憂歌団なのかというと、日本語のブルースを聴きたいと思ったから。

このバンド、一般的には人気がありません。
誤解を恐れずに言ってしまうと、彼らの音楽はダサいのです。
これっぽっちもお洒落じゃなく、たまらなく不器用で、洗練とは程遠い音楽だと思います。
とくに初期のアコースティックの頃は下品で、いかにも労働者、いかにも下町の庶民、って感じがするのです。

しかしそれこそがブルースなのです。
吉本新喜劇にも通じる大阪の味わいに満ちていると思うのです。

というわけで1曲、彼らの代表曲「おそうじオバチャン」を聴いてもらいましょう。
http://jp.youtube.com/watch?v=qefRDxRztYU

彼らの熱い演奏がたっぷり聴けるライブ・バージョンです。
ボロボロのギターで弾く内田勘太郎氏の火を噴きそうなギターソロも凄いのですが、木村充揮氏の歯切れのいいカッティングと独特のボーカルがたまりません。
歌詞は…歌詞は…そうですね、放送禁止になったそうです(笑)

こちらは切ないバラード「胸が痛い」。
http://jp.youtube.com/watch?v=MbVFKLz6Pt8&feature=related

元のCDバージョンは売れ線を狙ったエレクトリックバージョンなのですが、こちらはアコースティックバージョン。
私は断然こっちのバージョンのほうが憂歌団の魅力に溢れていると思います。
とくに後半の盛り上がりは彼らの本領を発揮していると思うのでした。

残念ながら10年くらい前に解散してしまったのですが、一度生で見てみたかったです。
 

黒人音楽から来た「BLUES」、日本語では一般的にブルースといいます。
これを英語で発音すると[blue:z]となり、最後の音は濁音になります。
そのせいかどうか知りませんが、カタカナ表記をするときに「ブルーズ」と書く人もいます。
ちなみに私は書くときも人と喋るときも「ブルース」といいます。
ブルースに特に詳しくない普通の人にとって、ブルーズと言ってもピンとこないのではないでしょうか?
日本では「BLUES」は「ブルース」というのが一般的であって、決して「ブルーズ」ではないと思うのです。

正しければいいというものではないと思うのです。
会話というのは相手に自分の意思を伝えることなので、伝わる言葉を選ぶべきではないでしょうか?
「北京」を「ペキン」と言わずに本来の発音に近い「ベイジン」と言っても伝わりにくいのと一緒だと思うのです。

言葉は進化し、変化もします。
もし日本で「BLUES」を「ブルーズ」と発音するのが普通になれば、私も「ブルーズ」といいましょう。
「北京」を「ベイジン」というのが一般的になれば、私も「ベイジン」と発音しましょう。

外国語をその国の言語で書かない限り、日本語に直した時点でそれは日本語だと思うのです。
カタカナで外国語を表記することは不可能だからです。

逆に、ASIAは「アジア」、しかしロックバンドの名なら「エイジア」。
Radioは「ラジオ」、しかしロックバンドの名なら「レディオ(ヘッド)」。
これを「アジアのライブに行った」とか「ラジオヘッドの新譜を買った」とかいっても変人と思われるだけです。
日本人と日本語で喋るなら日本で通用する言葉を選びたいものです。
 

以前は、もっとも細いエクストラライトという弦を使っていたことがありました。
これは弦が細いのでとても押さえやすく高音が煌びやかで大好きな弦でした。
とくにアルペジオを弾いたときのクリアな音色は素晴らしいものがありました。
しかし人前で弾くにはボリュームが足りないのが欠点でした。

それでライトゲージというのに張り替えたところ、繊細さと迫力が両立して約1年このサイズばかり使っていました。
とくにソロ・ギターを弾くのにバランスのとれた音色で弾いていて気持ちよかったです。
しかしストロークでガンガン弾くのに、もっとガツンとくる音が欲しくて、今回はさらに太いミディアムゲージを張ってみたのです。



あまり「Martin」ブランドは好きじゃないのですが(どうも70年代フォーク親父のイメージがあるので)、ミディアムゲージって選ぶ人が少ないのか、あまり選択肢がないのです。
そういえば、以前は激太のヘヴィゲージってのもあったはずですが、一つもありませんでした。

音は弱く弾けば篭もったようなイマイチな音色、しかし強く弾けば強く弾くほどガンガンと音が鳴る感じがします。
しかし、指を痛めそうな張りの強さ、こいつは手ごわそうです。

次回弦を張り替えるときもミディアムにするかどうか…微妙。
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