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最近よく聴いているのが大阪のブルースバンド「憂歌団」です。
以前からこのバンドのことは知っていて、「かぞえきれない雨」とか「胸が痛い」は名曲だと思ってました。
で、最近なぜまた憂歌団なのかというと、日本語のブルースを聴きたいと思ったから。
このバンド、一般的には人気がありません。
誤解を恐れずに言ってしまうと、彼らの音楽はダサいのです。
これっぽっちもお洒落じゃなく、たまらなく不器用で、洗練とは程遠い音楽だと思います。
とくに初期のアコースティックの頃は下品で、いかにも労働者、いかにも下町の庶民、って感じがするのです。
しかしそれこそがブルースなのです。
吉本新喜劇にも通じる大阪の味わいに満ちていると思うのです。
というわけで1曲、彼らの代表曲「おそうじオバチャン」を聴いてもらいましょう。
http://jp.youtube.com/watch?v=qefRDxRztYU
彼らの熱い演奏がたっぷり聴けるライブ・バージョンです。
ボロボロのギターで弾く内田勘太郎氏の火を噴きそうなギターソロも凄いのですが、木村充揮氏の歯切れのいいカッティングと独特のボーカルがたまりません。
歌詞は…歌詞は…そうですね、放送禁止になったそうです(笑)
こちらは切ないバラード「胸が痛い」。
http://jp.youtube.com/watch?v=MbVFKLz6Pt8&feature=related
元のCDバージョンは売れ線を狙ったエレクトリックバージョンなのですが、こちらはアコースティックバージョン。
私は断然こっちのバージョンのほうが憂歌団の魅力に溢れていると思います。
とくに後半の盛り上がりは彼らの本領を発揮していると思うのでした。
残念ながら10年くらい前に解散してしまったのですが、一度生で見てみたかったです。
当時神奈川県に住んでいた僕でも、雑誌等で関西のロックシーンの事は知っていました。
憂歌団の事も知ってましたし、上田正樹とサウス・トゥー・サウス、ウエスト・ロード・ブルース・バンド、ソー・バッド・レビューといった、
要するに、大阪にはカッコいいブルースバンドがいっぱいいるんだぜ、
という認識だったのです。
もちろん、どれも音は聴いた事なかったのですが^^;、
なんとなく、大阪ってちょっと違うんだなあ、と感じていました。
王道だけど売れ筋ではないバンドが人気ある、という点でも、
大阪って凄いなぁ、と思っていたものです。
関東とは異なる文化圏という事で、なんとなく憧れてました(笑)
これ、なかなかよいですわ。
何度でも聴きたくなる!
上田正樹とサウス・トゥー・サウスは一度だけ、ライブで観たことがあるのですが、渋い中にも味があってよかったです。
ブルースっておしゃれではないのですが、なんだか心を揺さぶるものがあるのよね~。
私は三重県の中の関西といわれる伊賀に20代までいたので、なんとなく大阪のブルースバンドは耳に入ってきました。
有線でも憂歌団やウエスト・ロード・ブルース・バンドも流れていたし、FMでも流れることがあったと思います。
彼らは地元を中心にライブ活動を行っていたようなイメージがあるのですが、全国ツアーはどうだったのかな?
そういえば博多なんかも独自の音楽文化があるみたいですね。
こういうご当地音楽ってのも、そこの土地のソウルというかブルースというか、そういうのが染み付いていて面白そうですね。
たしかにアメリカの本場のブルースもシカゴ・ブルースとか、その土地ごとの特色があるようです。
三重県でもカラオケではけっこう古くから「おそうじオバチャン」は入っていました。
掃除婦に対する差別、女性への差別だとの理由で放送禁止処分を受けたそうですが、これをネタにした「お政治オバチャン」という曲もあります。
曲自体は「おそうじ~」と同じですが、歌詞が嫌味タラタラで面白いです。
憂歌団の曲の約半分はスロー・ナンバーのような気がするのですが、彼らがバラードを演奏するとブルースになっちゃいますね。
木村氏のボーカルはアクが強いので一般受けはしにくそうですが。
大阪人のながれ☆さんはもちろん知ってますよね~。
「胸が痛い」は発売と同時くらいに友人がアルバムを買ったので、聴いていました。
ちょうど憂歌団がオシャレ路線に行こうとして、上田正樹を意識したみたいなサウンドになってた頃です。
たしか1990年頃だったと思いますが、当時私はしょっちゅう大阪へ遊びに行っていました。
たぶん2~3年の間に40~50回大阪へ行ったと思います。
そのおかげでずいぶん大阪の地理を覚えました。(笑)
picoさんは憂歌団のライブを見たことがあるのですね。
私がもってるライブ・アルバムにも「10ドルの恋」や「君といつまでも」が入ってます。
どちらもスローな曲ですが、憂歌団の雰囲気にあってると思います。
そういえばボーカルの木村氏はソロでも憂歌団の曲をやってますね。
客が親しみをこめて「木村にアホ~」とか言ってて、木村氏もステージから「じゃかぁしいわい!」なんて言い返していて、面白いです。
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