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先週24時間テレビが放送されていた。
私はたまにチラっと見るくらいだったが、毎年必ず放送されているということは、視聴率がいいのだろう。
そして、テレビ局としては、確実に儲かるのだろう。
この番組は昔から批判が多い。
おそらく始まった当初から批判する人が多かったのだろうが、ネットの時代になり、視聴者の意見がダイレクトに伝わるようになると、出るわ出るわ、批判の嵐。
今回、ツイッターで「24時間テレビ 偽善」で検索すると、それこそ日本国民全員がそう思ってるのではないか?というくらいヒットした。
それでも、2億数千万円の寄付金を集めたという。
偽善だ、障害者をネタにしている、寄付金よりギャラのほうが高い、感動の押し売り、とか言われながらも、これだけの金額を集めた。
もちろんこれにもビジネスが絡み、当たり前だがテレビ局をはじめ、これで儲ける連中も存在する。
しかし、この番組に共感し、感動し、人助けをしたい、誰かの役に立ちたい、と思う人がいて、結果を出した。
パソコンの前で批判だけしている人は、純粋に寄付をしている人を傷つけていることに気がつかなければいけない。
批判家たちは何かをしたか?
エアコンの効いた部屋で、「24時間テレビ?くだらない、あんな偽善番組、さっさと放送中止にしろよ」と文句を言ってるだけだ。
批判家たちに言わせると、24時間テレビに感動しているような人間は、愚民、B層、平和ボケ、頭の中お花畑、らしい。
しかし、私は思う。
もし彼らが理想とするような賢い国民ばかりになって、寄付金が1円も集まらなかったら?
そんな国は心底イヤだ。
今日のタイトル「やらない善よりやる偽善」について。
(ヤフー知恵袋より)
例えば、電車の中でお年寄りが座る席が無いので立っていたとします。
A君はこう思いました「かわいそうだなぁ。座れるといいのになぁ。こういう場合は席を譲ってあげるべきなんだろうなぁ」・・・そう思いながらも何の行動も起さないA君。
一方、B君はこう思いました。「ババアがつらい思いをしようが俺は知ったことじゃないが、ここで席を譲らなければ、俺は周りの人から冷たいやつだと思われるだろう。俺はいい人に見られたいので、しょうがないから席を譲ってやるか」・・・そうして席を譲るB君。
明らかにB君は偽善者です。しかしお年寄りにとっては、A君のような人ばかりが乗っている電車よりも、B君のような人ばかりが乗っている電車に乗り合わせてしまった方が助かります。
ここでいうA君は善なのだろうか?
ではもう一人C君というのを足してみよう。
C君はこう思いました「なんだこのババア、誰が席なんか譲ってやるもんか」・・・と何もしないC君。
心は優しいが行動できないA君と、悪意に満ちたC君は、お年寄りから見たら同じではないだろうか。
というわけで、「やらない善は、悪と同じ」つまり、「やらない善などない」が正解なのかもしれない。
・スカートの中
下ネタ満載のガールズバンド。
残念ながら、この夏に解散したらしい。
スカートの中「大好きな人が作ったカレーに大嫌いなピーマンが入ってた事件」
http://www.youtube.com/watch?v=Mh3B0V2GIwo&feature=related
・クリトリック・リス
超個性派ユニット。
音楽というより、ほとんど小話に近い。
ボーカルの男、かなりやばそうだが、インパクトは絶大だ。
題名は不明だが、ウンコの歌、裏ビデオ屋の男の歌、オバケのオバチャンの歌の3曲。
オバケのオバチャンはちょっといい話だ。
http://www.youtube.com/watch?v=dOJdVV0ryIY
・ギターパンダ
なぜかパンダの着ぐるみを着て弾き語りをするアーティスト。
歌詞はメッセージ色が強く、少々忌野清志郎っぽいところもある。
ギターパンダ「人類滅亡」
http://www.youtube.com/watch?v=392iYstLzx4
・モーモールルギャバン
キーボードトリオで、今回紹介するアーティストの中では一番売れてそうなイメージ。
ドラムの男はかなりアクが強く、キーボードの女も過激な一面を見せる。
モーモールルギャバン「サイケな恋人」
http://www.youtube.com/watch?v=y-dHSfQMh3k
トリビュートとは「賛辞。贈り物。敬意・謝意・賞賛・リスペクトを伝えるために捧げる物。音楽においては、偉大な曲へのリスペクトを込めてカバーすること。」
よく過去の有名アーティストのカバーアルバムをトリビュート・アルバムと呼ぶことがあるが、厳密にいえばカバーとトリビュートは少し違う。
そこに尊敬の意思があるかどうかだと思う。
カバー曲の役割としては、過去の名曲を今の若い人たちに聴いてもらいたい、というものだと思う。
なので、聴く対象者は、元の曲を知らない人だ。
それに対して、トリビュート曲は、元の曲が好きだった人に対してのものだろう。
この場合、私はカバー曲のほうが、未来へ向けての意思表示であり、前向きな考え方だと思う。
原曲の可能性を広げ、時には大胆なアレンジをしたり、全く別の曲のように生まれ変わらせるが出来る。
もしヒップホップのミュージシャンがロックな元曲をカバーし、新たなヒップホップ曲として再生した場合、原曲のファンは怒るかもしれないが、無視すればいい。
ただし、トリビュートアルバムと名乗っているのに、原曲を損なうアレンジを行うのはよくないだろう。
あくまでも、原曲が大好きなんだ、という意思表示が感じられる演奏が好ましいので、その場合、どうしても原曲に忠実な演奏がわかりやすい。
以前、B’zの松本氏がハードロックのトリビュートアルバムを出したことがあったが、かなり原曲通りで、これだけ忠実なら原曲聴けばいいのでは?と感じたほど。
少し話しがそれるが、ギタリストが入れ替わるバンドにおける、そのトリビュート度合いについて考えてみよう。
例1 オジー・オズボーン・バンド
・初代ギタリスト、ランディー・ローズは、ブラック・サバスの曲を演奏するさい、トニー・アイオミをトリビュートしていない。
・ブラッド・ギルス、ジェイク・E・リーは、トニーもランディーもトリビュートしておらず、自分のほうが上手いアピールが強い。
・ザック・ワイルドは、過去のギタリストをトリビュートしていたと思う。彼らのプレイを意識し、その上で自分の個性を盛り込んでいた。
例2 キッス
・2代目ギタリスト、ヴィニー・ヴィンセントは、初代ギタリスト、エース・フレイリーを全くトリビュートせず、自分のほうが上手いアピールが強い。
・3代目、4代目のギタリストも、エースおよび、過去のギタリストをトリビュートしていない。
・5代目となるトミー・セイヤーは、エースに多大なるトリビュート精神がある。
例3 イーグルス
・ドン・フェルダーの後釜に入ったスチュアート・スミスは、ドンの完全コピーをしているが、トリビュートはしていない。
ここで面白いのは、ザック・ワイルドとスチュアート・スミスだ。
ザックは完全コピーではないのにトリビュート精神が感じられ、スチュアートは完全コピーなのにそれが感じられない点である。
オジー・オズボーン・バンドにおけるギタリストの役割は、原曲を損なわなければ、自由に弾いてもいいのだろう。
しかし、それでも過去のギタリストが弾いたフレーズを意識し、それをコピーした上で、自分の味付けをしている点にトリビュート精神が感じられるのだ。
それに対して、スチュアートだが、イーグルスという世界的一流バンドにおいて、求められるのはファンが求めているものを提供することだ。
それはレコードのフレーズをそのままライブで演奏すること。
もちろん、少しのミスも許されない。
トリビュートしているとか、リスペクトしているとか、そんなことはどうでもよく、一流のテクニックを持つプロの仕事が求められるのだ。
スチュアートは見事にその仕事をやってのけている。
最後にアマチュア・バンドにおけるトリビュートについて。
私は演奏する人、見る人がそれぞれ楽しめればいいと思っている。
アマチュアの場合、仕事でそれをしているわけではないので、多かれ少なかれ、原曲のファンであり、そのアーティストが好きなのは間違いがない。
それだけで、もうトリビュートしているといっていいだろう。
あとは、男性ボーカルが女性であってもかまわないし、ツインギターが一人、あるいはトリプルギターでもかまわない。
本来キーボードのパートをギターで弾いていてもかまわないし、その逆もありだ。
ギターソロやキーボードソロが原曲と違っても、少しも問題がないと思う。
そのアーティストの曲を演奏している、というその事実だけで、トリビュートなのだ。
最近、トヨタの86というスポーツカーをよく見かける。
スポーツカー冬の時代といわれる昨今、これだけ見かけるのは異例のヒットといっていいだろう。
このクルマはトヨタとスバルの共同開発車で、86の兄弟車がスバルかも発売されている。
さて、この86という奇妙なネーミングはどこから来ているのか?
私と同世代のクルマ好きの方ならご存知だと思うが、昭和の名車AE86から来ているのは間違いない。
AE86というのは昭和58年から62年に発売されていたトヨタ・カローラ・レビン、スプリンター・トレノのことだ。
(ただし、それは1600の4AG型エンジンを積むモデルだけの形式であり、1500の3AU型エンジンのほうはAE85という)
当時、カリスマレーサーの土屋圭一氏がこのクルマを操りレースで大活躍、瞬く間にクルマ好きの間で大人気となった。
あらゆる改造パーツが発売され、多くの若者が自分なりのAE86を作り上げ、ドライブを楽しんだのだった。
以降、アニメやマンガ、ゲームの世界でもAE86は大活躍し、名車の地位を不動のものにした。
元々カローラ・レビンというクルマは、お金のない若者のために、大衆車のボディに強力なエンジンを積んでみた、というのが成り立ちだ。
重要なのは、基本的にカローラなので、ボディはコンパクト、値段は若者の手の届く範囲、そして重量は1トンを切る軽さだったということだ。
メーカーの目論見どおり、このクルマは兄弟車のスプリンター・トレノと共にヒットする。
今発売されている86というクルマは、大衆車ベース、コンパクト、安価、軽さ、そのどれにも当てはまらない。
なので、私としてはこのクルマに86という名前を使ってほしくない。
今のカローラは大きく重くなり、大衆車というより中流っぽくなってしまったので、ヴィッツやアクアをベースに作れば、本来の86に近くなったと思う。
もし、どうしても懐かしい昔の名前を使いたいのであれば、セリカにすれば良いのだ。
ただし、ネーミングを別にすれば、このクルマはなかなかカッコいいと思う。
やはりスポーツカーがヒットするのは、いろいろな面でいいことだ。
あまりにエコカーやミニバンばかりでは夢がない。
86がヒットすることにより、元来この手のクルマが得意なマツダやホンダからもスポーツカーが発売されれば、きっと面白いものが出来るに違いないと思うのだった。
(余談)
私もカローラ・レビンを所有していたことがある。
AE86ではなく、その次のAE92というモデルで、アペックスという豪華装備のグレードだったが、エンジンはAE86と同じ4AG型で、ツインカム16バルブだ。
色はシルバーのツートンで、県内では数台しかいなかったという超希少色だった。
現在、このクルマは不人気で全然売れなかったイメージがあるが、それは間違いだ。
歴代カローラ・レビンで最も売れたモデルであり、当時は走り屋以外にデートカーとしての需要もあり、かなり人気車だったのである。
最近クルマや携帯オーディオで聞くのは邦楽ばかりだ。
ディルアングレイ、陰陽座、いきものがかりなのだが、ふと5年前にこんな投稿をしたのを思い出した。
「80年代邦楽アルバム(男性ボーカル編)」と「80年代邦楽アルバム(女性ボーカル編)」
音楽仲間のMFCオーナーさんのHPに投稿したもので、やはり1アーティスト1枚で好きだったアルバムを10枚選んだ。
「80年代邦楽アルバム(男性ボーカル編)」
http://www2.ocn.ne.jp/~jedjex7/file_067.htm
・ARB「トラブル中毒」
・ザ・ロケッツ「ロケット・サイズ」
・尾崎豊「回帰線」
・ラフィン・ノーズ「ラフィン・ノーズ」
・BOOWY「BOOWY」
・サザン・オールスターズ「綺麗」
・レッド・ウォーリアーズ「レッスン1」
・ザ・ブルーハーツ「ザ・ブルーハーツ」
・長渕剛「昭和」
・ジギー「ホット・リップス」
「80年代邦楽アルバム(女性ボーカル編)」
http://www2.ocn.ne.jp/~jedjex7/file_068.htm
・谷山浩子「眠れない夜のために」
・レベッカ「タイム」
・パール「パール」
・松任谷由美「デイライト・スライト・ライト・キス」
・渡辺美里「リボン」
・プリンセス・プリンセス「ヒア・ウィー・アー」
・岡村孝子「ソレイユ」
・中島みゆき「シングルズ」
・バービー・ボーイズ「ルート5」
・パーソンズ「プレシャス?」
今思うと、長渕は「昭和」より「JEEP」かな、とか、ラフィンよりモッズ、そして谷山浩子より澤田聖子かな、とは思うものの、これはこれでいい。
こんなのを見ていると、当時のほかのアルバムも聴きたくなったので、レンタル店に行ってみたのだが、納得のいくCDがなかったので、ブックオフでまとめ買いした。
BOOWY「ジャスト・ア・ヒーロー」
BOOWY「ビート・エモーション」
BOOWY「サイコパス」
バービーボーイズ「リッスン!」
バービーボーイズ「ルート5」
ハウンドドッグ「ナッシング・バット・ロックンロール」
森高千里「ラッキー7」
プリンセス・プリンセス「ラヴァーズ」
あまりにたくさん買いすぎてもいけないので、今回はこの辺で。
8枚で3300円、まあまあお買い得だったといっていいだろう。
BOOWYの3枚は全てLPで持っていた。
彼らの全盛期のアルバムでクオリティは高く、とくに「ジャスト・ア・ヒーロー」と「ビート・エモーション」は日本のロック史に残るであろうアルバムだ。
ラストアルバムの「サイコパス」だけちょっと劣る気もするが、それは私個人の好みの問題なので、気にしてはいけない。
布袋のギターは今聴いてもすごくファンキーで、よく練習したものだった。
http://www.youtube.com/watch?v=Aw1qxr-D12o
バービーボーイズも好きだった。
個性派ロックバンドで、おそらくニューウェイブの影響が強いと思うが、斬新かつポップでダンサンブル、やはりいいバンドだった。
友人に彼らのファンがいてカセットに録音してもらったのだが、今回買った2枚はどちらも捨て曲がなく、テープが伸びるほど聴いたと思う。
彼らの音楽は、曲やアレンジは都会的なのに対し、歌詞がストレートで、まるで男女の会話のようで垢抜けないのだが、それが逆に魅力的だったりする。
http://www.youtube.com/watch?v=I5x7IlEIaLY
ハウンドドッグは初期のベストで、バラード抜きのロックンロール集。
「ff(フォルティッシモ)」の入っているアルバムもよく聴いたが、これはもっと初期で、ノーテンキなパーティーソングばかりだ。
会社の同僚に録音してもらって、最初は半分くらいの曲しか気に入らなかったが、繰り返し聴いてるうちに、全部の曲が好きになった。
しかし、このCDを買った本人は、このアルバムは気に入らなかったようで、ほとんど聞いてなかったらしい。
http://www.youtube.com/watch?v=Hj0EtyV583I
森高千里は、会社の先輩に録音してもらったカセットを聴いていた。
彼女は美貌と美脚ばかりがクローズアップされるが、意外に真剣に音楽をやっていた人で、このアルバムでも全曲の作詞とドラム、いくつかの曲の作曲とギター、ベース、ピアノを弾いている。
「地味な女」という曲では「派手に見られがちだけど、根はマジメなのよ」と、きちんと評価されない自分のことを歌っている。
ドタドタとしたロックサウンドで、森高特有の良く悪くも個性的な歌詞がポップなメロディと共に全編に響き渡る。
http://www.youtube.com/watch?v=VjfMqK_Mpak
プリンセス・プリンセスは他に3枚持っている。
これはレコードかCDを持っていたはずなのだが、今はないので買った。
このアルバムから「友達のまま」という曲がシングルで、当時のことが思い出される。
ただ、シングル曲やCM曲以外は、アルバムの穴埋めみたいな捨て曲が多いと思う。
他のアルバムと比べると、地味で忘れられやすい作品かもしれない。
http://www.youtube.com/watch?v=WM-gdCTN12s
(奥井さんのギターが私と同じでちょっと驚いた)
次回はブルーハーツの初期3枚、レッド・ウォーリアーズの初期3枚、あとはモッズ、ARB、アナーキー、聖飢魔Ⅱあたりを狙ってみたい。
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