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70年代初頭、洋楽のLPレコードには長い曲が収録されていることがありました。
たとえば、LPの片面に20分くらいの曲が1つしか入ってないとか。
とくに、プログレッシブ・ロックのレコードや、ロック・バンドのライブ盤にこういうのが多かったと思います。
それが綿密に計算されたスタジオ録音の場合、そのLPの目玉となる曲である場合が多く、当然、アーティスト側も気合を入れて製作しているわけです。
また、それがライブ録音だった場合、そのコンサートのクライマックスである場合が多く、当日の会場の興奮が伝わってくるようになっています。
さて、今日はそういう長い曲を集めてみました。
まずはスタジオ録音から、私の好きな順に10曲並べてみましょう。
1.神の啓示 (イエス「海洋地形学の物語」)
2.儀式 (イエス「海洋地形学の物語」)
3.シェヘラザード (ルネッサンス「シェヘラザード夜話」)
4.タルカス (EL&P「タルカス」)
5.危機 (イエス「危機」)
6.古代文明 (イエス「海洋地形学の物語」)
7.9フィートのアンダーグラウンド (キャラバン「グレイとピンクの地」)
8.ジェラルドの汚れなき世界 (ジェスロタル「ジェラルドの汚れなき世界」)
9.リザード (キングクリムゾン「リザード」)
10.エコーズ (ピンクフロイド「おせっかい」)
偏ってますね、要するに私はイエスの「海洋地形学の物語」が大好きなのです。
この中で、ジェスロタルのジェラルドは、片面1曲ではなく、両面で1曲です。
これらの他、ピンクフロイドの「狂気」、EL&P「展覧会の絵」も好きな長尺曲なのですが、1曲というより短い曲を並べてあるような感じなので除外しました。
次にライブ録音から、少々。
1.幻惑されて (レッド・ツェッペリン「狂熱のライブ」「伝説のライブ」)
2.ユー・ドント・ラブ・ミー (オールマン・ブラザーズ・バンド「フィルモア・イースト・ライブ」)
3.ミステリーテッド (レインボー「オン・ステージ」)
4.ウィッピング・ポスト (オールマン・ブラザーズ・バンド「フィルモア・イースト・ライブ」)
元は短い曲なのに、インプロヴィゼーションで引き伸ばしているものを対象にしています。
実をいうと、この手の長すぎるライブ演奏は苦手です。
実際のライブ会場で、生で聴くならともかく、正直だれる部分があります。
例えば「幻惑されて」、途中のジミー・ペイジのヴァイオリン奏法の部分なんて早送りしてます。
「ユー・ドント・ラブ・ミー」の中間部、デュアン・オールマンのソロ部分も退屈に感じますし。
70年代半ば頃から、こういうインプロで長々と演奏するスタイルは古くなり、現在ではほとんどないように思われます。
劇的な変化でした。
気軽に曲を飛ばして(笑)聞けるようになり
聞くことのない曲もあったりで
わくわくしながらひっくり返した時代が終わったのを
振り返って切ない気分になりました。
アナログの時代は上限があったけど
CDになって長時間の曲は延々ゆけるようになりました。(^^)v
アナログ時代は、A面の1曲目、A面の最後、そしてB面の1曲目、B面の最後と聴き所となる部分が4箇所ありましたよね。
今CDだと、以前のB面の1曲目にあたる部分なんて、ただのアルバムの中間という位置づけでしかありません。
やっぱり、A面が終了し、ちょっとだけ余韻に浸りながらもワクワクしながらレコードをひっくり返す、という行為は味がありましたね。
苦手な曲、CDだと気軽に飛ばして聴けるようになりました。
レコードとかカセットテープだと、なかなかこうは行かなかったりしますし。
そういえば、曲間の長いアルバムだとカセットでも頭出しが出来ましたが、曲間が短かったり、ライブだったりするとそれも不可能でしたね。
でもガマンしながら聴いてたら、いつの間にか好きになったりもしましたよね。
CDだと苦手な曲は一生苦手なままかも。
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