洋楽名盤紹介と日々の雑談を書いてます
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先日買った「UFOクリサリスイヤーズ」、毎日聴いています。
マイケル・シェンカー在籍時のUFOサウンドの歴史がよくわかり、イギリスのローカル・バンドが全米を舞台に活躍するビッグな存在になっていく過程を感じ取ることができます。
ここでアルバム別の簡単な感想を。
「現象」
まだ全体的に大人しく、音的にはハードロックというより普通のロック。
地味な曲が多いものの、その哀愁漂うメロディは、いかにも英国的で噛めば噛むほど味がでるアルバム。
ライブの定番曲になる名曲「ドクター・ドクター」「ロック・ボトム」が収録され、とくに後者のギター・ソロは素晴らしい。
「フォース・イット」
前作に比べるとサウンドが格段にヘヴィになり、ストレートなハードロックに進化。
リフ中心の曲作りは後の彼らの基本となり、かっこいいギターが散りばめられた隠れた傑作盤。
代表曲は「レット・イット・ロール」「シュート・シュート」など。
「ノー・ヘヴィ・ペッティング」
前作の延長戦上にありながら、よりキーボードをフューチャーし、サウンドに厚みをもたせている。
全体的に攻撃的な曲が多く、ブリティッシュ・ハード・ロックの醍醐味を味わうことが出来る作品。
「ナチュラル・シング」が代表曲だと思うが、燻し銀の味わいをみせる「オン・ウィズ・ジ・アクション」など渋いナンバーもカッコいい。
「新たなる殺意」
彼らの出世作で、アメリカ進出の足がかりとなる作品。
サウンドは前作のハード路線にポップさが加わり、勢いのある作品に仕上がっている。
マイケル・シェンカーのギターはいよいよ冴え渡り、全編に渡って名フレーズを弾きまくっている。
「燃えたぎるギター」「ライツ・アウト」「ラブ・トゥ・ラブ」は屈指の名曲だが、「ゲッティン・レディ」や「トライ・ミー」も味わい深い。
「宇宙征服」
アメリカでの成功により、サウンドが一気にゴージャスに。
このあたりが彼らのピークで、乗りに乗った勢いが感じられる作品。
キーボードやオーケストラの使用が目立つが、それに負けじとギターも弾きまくっていて、泣きのフレーズを連発している。
「UFOライブ」
UFOの、というよりロック史上に残る名ライブ盤。
全曲、スタジオ版をはるかに凌ぐパワーがあり、全盛期の彼らがいかに凄かったかがよくわかる。
どの曲も名演だが、とくに「ラブ・トゥ・ラブ」「ライツ・アウト」のギターソロは、鳥肌が立つほど凄まじい。
全ロックファンのマストアイテム。
と、簡単に感想を書いてみましたが、この後彼らはマイケル・シェンカーの脱退により失速します。
これは非常に惜しい。
その後もフィル・モグのメロディ・メーカーぶりは衰えていない(らしい)し、マイケルのリフメーカーぶりも冴え渡っていることから、このメンバーであと3作~4作くらい続けていれば、今現在における彼らの評価は全く違ったものになっていたことでしょう。
80年代後半以降、それを維持出来たかどうかは、謎ですが。
結局、アルコール、ドラッグの多用が彼らの寿命を縮めてしまったのでしょう。
肝心のフィルとマイケルがもっとも酷い状態で、お互いの性格の不一致、ハードなツアースケジュールも相まって、修正不可能なほど深刻な状況になってしまったのでしょう。
今回のCD5枚組にはいろいろライブ音源が入っているのですが、初期の音源の中にプラスチック・オノ・バンドの「冷たい七面鳥」のカバーがあります。
ドラッグの禁断症状を訴えたヘヴィな曲ですが、まだ健康だった初期の頃に、この曲をカバーした教訓は生かされなかったようですね。
UFO版がなかったので、プラスチック・オノ・バンドの原曲です。
マイケル・シェンカー在籍時のUFOサウンドの歴史がよくわかり、イギリスのローカル・バンドが全米を舞台に活躍するビッグな存在になっていく過程を感じ取ることができます。
ここでアルバム別の簡単な感想を。
「現象」
まだ全体的に大人しく、音的にはハードロックというより普通のロック。
地味な曲が多いものの、その哀愁漂うメロディは、いかにも英国的で噛めば噛むほど味がでるアルバム。
ライブの定番曲になる名曲「ドクター・ドクター」「ロック・ボトム」が収録され、とくに後者のギター・ソロは素晴らしい。
「フォース・イット」
前作に比べるとサウンドが格段にヘヴィになり、ストレートなハードロックに進化。
リフ中心の曲作りは後の彼らの基本となり、かっこいいギターが散りばめられた隠れた傑作盤。
代表曲は「レット・イット・ロール」「シュート・シュート」など。
「ノー・ヘヴィ・ペッティング」
前作の延長戦上にありながら、よりキーボードをフューチャーし、サウンドに厚みをもたせている。
全体的に攻撃的な曲が多く、ブリティッシュ・ハード・ロックの醍醐味を味わうことが出来る作品。
「ナチュラル・シング」が代表曲だと思うが、燻し銀の味わいをみせる「オン・ウィズ・ジ・アクション」など渋いナンバーもカッコいい。
「新たなる殺意」
彼らの出世作で、アメリカ進出の足がかりとなる作品。
サウンドは前作のハード路線にポップさが加わり、勢いのある作品に仕上がっている。
マイケル・シェンカーのギターはいよいよ冴え渡り、全編に渡って名フレーズを弾きまくっている。
「燃えたぎるギター」「ライツ・アウト」「ラブ・トゥ・ラブ」は屈指の名曲だが、「ゲッティン・レディ」や「トライ・ミー」も味わい深い。
「宇宙征服」
アメリカでの成功により、サウンドが一気にゴージャスに。
このあたりが彼らのピークで、乗りに乗った勢いが感じられる作品。
キーボードやオーケストラの使用が目立つが、それに負けじとギターも弾きまくっていて、泣きのフレーズを連発している。
「UFOライブ」
UFOの、というよりロック史上に残る名ライブ盤。
全曲、スタジオ版をはるかに凌ぐパワーがあり、全盛期の彼らがいかに凄かったかがよくわかる。
どの曲も名演だが、とくに「ラブ・トゥ・ラブ」「ライツ・アウト」のギターソロは、鳥肌が立つほど凄まじい。
全ロックファンのマストアイテム。
と、簡単に感想を書いてみましたが、この後彼らはマイケル・シェンカーの脱退により失速します。
これは非常に惜しい。
その後もフィル・モグのメロディ・メーカーぶりは衰えていない(らしい)し、マイケルのリフメーカーぶりも冴え渡っていることから、このメンバーであと3作~4作くらい続けていれば、今現在における彼らの評価は全く違ったものになっていたことでしょう。
80年代後半以降、それを維持出来たかどうかは、謎ですが。
結局、アルコール、ドラッグの多用が彼らの寿命を縮めてしまったのでしょう。
肝心のフィルとマイケルがもっとも酷い状態で、お互いの性格の不一致、ハードなツアースケジュールも相まって、修正不可能なほど深刻な状況になってしまったのでしょう。
今回のCD5枚組にはいろいろライブ音源が入っているのですが、初期の音源の中にプラスチック・オノ・バンドの「冷たい七面鳥」のカバーがあります。
ドラッグの禁断症状を訴えたヘヴィな曲ですが、まだ健康だった初期の頃に、この曲をカバーした教訓は生かされなかったようですね。
UFO版がなかったので、プラスチック・オノ・バンドの原曲です。
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» 冷たい七面鳥
七面鳥の料理のことかと思ってしまいました(笑)
初めて知りました
レア情報をありがとうございます♪
原曲はロケンローですね!
そういえば、ロケンローなEddie CochranのC'mon Everybodyのカヴァーを初めて耳にした時、最初は戸惑いましたが、今はカッコイイと思ってます!
(実は原曲をまだ聴いたことがありません(^^;;)
UFOのカヴァーしたCold Turkeyは、ずばりカッコイイですか?
初めて知りました
レア情報をありがとうございます♪
原曲はロケンローですね!
そういえば、ロケンローなEddie CochranのC'mon Everybodyのカヴァーを初めて耳にした時、最初は戸惑いましたが、今はカッコイイと思ってます!
(実は原曲をまだ聴いたことがありません(^^;;)
UFOのカヴァーしたCold Turkeyは、ずばりカッコイイですか?
» 意外なカバー
micha*さん、おはようございます!
UFOがこの曲をカバーするっていうのはかなり意外な気がしました。
マイケル加入前のUFOは聴いたことがないのですが、「現象」以降とは雰囲気が違うのでしょうね。
原曲は1969年だったと思うのですが、シンプルなベースラインに、歪んだギターリフ、狂人みたいなボーカル(特に後半)が印象的なロケンローです。
UFOバージョンは、もう少しテンポを落として、歌メロががかなり変わっているので最初は同名異曲かと思いましたが、サビで同じ曲だとわかりました。
聴き所は間奏部分で、最初は大人しく、後半は怒涛の弾きまくりでかなりかっこいいです。
>Eddie CochranのC'mon Everybody
古いスタンダードナンバーですね。
多くの人がカバーしていて、あまりにもそれが多いので、原曲がかすんでしまっているような気がします。
http://www.youtube.com/watch?v=LRjlZ8x2uQM
フィルの年齢からいくと、やはりこの頃のオールディーズの影響が強いのかなって思います。
そういえば、マイケルも少年時代はシャドウズとか練習してたようですし。
UFOがこの曲をカバーするっていうのはかなり意外な気がしました。
マイケル加入前のUFOは聴いたことがないのですが、「現象」以降とは雰囲気が違うのでしょうね。
原曲は1969年だったと思うのですが、シンプルなベースラインに、歪んだギターリフ、狂人みたいなボーカル(特に後半)が印象的なロケンローです。
UFOバージョンは、もう少しテンポを落として、歌メロががかなり変わっているので最初は同名異曲かと思いましたが、サビで同じ曲だとわかりました。
聴き所は間奏部分で、最初は大人しく、後半は怒涛の弾きまくりでかなりかっこいいです。
>Eddie CochranのC'mon Everybody
古いスタンダードナンバーですね。
多くの人がカバーしていて、あまりにもそれが多いので、原曲がかすんでしまっているような気がします。
http://www.youtube.com/watch?v=LRjlZ8x2uQM
フィルの年齢からいくと、やはりこの頃のオールディーズの影響が強いのかなって思います。
そういえば、マイケルも少年時代はシャドウズとか練習してたようですし。
» 無題
Cold Turkeyが入っていたジョンのアルバム「Shaved Fish」、すごく気に入っていました。
もうテープは手元にないのですが
今でも頭の中で再生できるぐらい聴いていました。
マイケルとジョン・レノン、
つながりがなさそうで、つながっているのが意外でうれしいです♪
いまあわててUFOのCold Turkeyを聴きましたが、まるで別の曲のようですね。
すっかりマイケル色になっています。
当時のマイケルの年齢を考えると、その表現力には驚くばかりです。
もうテープは手元にないのですが
今でも頭の中で再生できるぐらい聴いていました。
マイケルとジョン・レノン、
つながりがなさそうで、つながっているのが意外でうれしいです♪
いまあわててUFOのCold Turkeyを聴きましたが、まるで別の曲のようですね。
すっかりマイケル色になっています。
当時のマイケルの年齢を考えると、その表現力には驚くばかりです。
» ビートルズの影響
space childさん、こんばんは!
「Shaved Fish」といえば、ジョンの初期のベストアルバムですね。
私はLPで聴いたことがあります。
初期のジョン、とくに「コールドターキー」「平和を我らに」「ラヴ」あたりのプラスティック・オノ・バンド名義の曲はバンドサウンドが強くてカッコよかったです。
マイケルは世代からいくと、当然ビートルズの影響は受けていると思います。
マイケルがビートルズのどの曲が好きだったのか、とか興味ありますよね。
その中で、ビートルズでもなく、またイマジンとかマザーみたいな有名曲でもなく、マニアックなコールドターキーを取り上げているのは面白いと思いました。
UFOのカヴァー曲ですが、私も最初は別の曲だと思いました。
でもサビを聴いて、あっあの曲だ、とわかりました。
よく聴くと、マイケルのリフも原曲を手本にしているのがわかりますね。
ギターソロはただただ圧巻で、凄いです。
「Shaved Fish」といえば、ジョンの初期のベストアルバムですね。
私はLPで聴いたことがあります。
初期のジョン、とくに「コールドターキー」「平和を我らに」「ラヴ」あたりのプラスティック・オノ・バンド名義の曲はバンドサウンドが強くてカッコよかったです。
マイケルは世代からいくと、当然ビートルズの影響は受けていると思います。
マイケルがビートルズのどの曲が好きだったのか、とか興味ありますよね。
その中で、ビートルズでもなく、またイマジンとかマザーみたいな有名曲でもなく、マニアックなコールドターキーを取り上げているのは面白いと思いました。
UFOのカヴァー曲ですが、私も最初は別の曲だと思いました。
でもサビを聴いて、あっあの曲だ、とわかりました。
よく聴くと、マイケルのリフも原曲を手本にしているのがわかりますね。
ギターソロはただただ圧巻で、凄いです。
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