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洋楽名盤紹介と日々の雑談を書いてます
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私の場合、どういうわけか、4~5年に一度、シン・リジィに夢中になる時期がやってくるようです。
最近は、youtubeで見るといえば、シン・リジィのライブ動画ばかり見ています。
というわけで、シン・リジィ関連の話題を2つ。

「アリバイのギターソロ」

アルバム「ブラックローズ」収録のシン・リジィを代表する名曲「アリバイ」、この曲のギターソロはいったい誰が弾いているのでしょう。
答えは、単独ソロがスコット・ゴーハム、後半のハモリ部分は、低音がスコット、高音がゲイリー・ムーアです。
なのに、なぜか、単独ソロの部分をゲイリーが弾いてると思ってる人が多いようです。
シン・リジィ・ファンを自称する人でもそう思ってる人がいますし、ゲイリー・ムーア・ファンを自称する人でもそう思ってる人がいるようです。
私はずっとそれを疑問に思ってました。
別にゲイリーが弾くようなフレーズだとも思わないし、音色的にもゲイリーっぽいわけでもない。
で、最近、その答えがわかりました。
どうも以前、ヤング・ギター誌が「アリバイ」のギターソロをゲイリーのソロとして紹介したことがあったらしい。
そういえば、ヤング・ギター増刊「ゲイリー・ムーア奏法」という本にも「アリバイ」が取り上げられていたと思います。
「アリバイ」のプロモを見てみましょう。



ご覧いただけたでしょうか?
このプロモで、スコットのギターソロになると、なぜかゲイリーとフィル・ライノットが大写しになり、ソロの終わり頃になってようやくスコットの手元のみ大写しになります。
しかし、ギターが二人ともレスポールなので、ゲイリーの手元だと勘違いする人がいてもおかしくありません。
さらにハモリ部分では、まるでゲイリーが一人で弾いてるかのような写され方です。
ただでさえ影の薄いスコット、こういうときくらいもっとスポットを当ててもいいと思うのですが。

ちなみにテレビ出演の映像では、しっかりソロを弾いてる様子が映っています。
http://www.youtube.com/watch?v=wHhXsuxV_8M


「泣きの名ギターソロ」

シン・リジィの名バラード「スティル・イン・ラヴ・ウィズ・ユー」、原曲のギターはゲイリー・ムーアです。
この曲はゲイリーのオリジナルよりも、「ライヴ・アンド・デンジャラス」に収録されているブライアン・ロバートソンとスコット・ゴーハムのヴァージョンのほうが有名かもしれません。
中間部のソロがロバート、エンディングがスコットで、最後にツインでハモるのですが、実に素晴らしいギターソロで、音色といい、フレーズといい、文句なしの出来栄えです。
しかし、最近これを上回るヴァージョンを発見しました。
80年か81年頃のスノーウィ・ホワイト在籍時のライブです。
ゲイリーともブライアンとも、もちろんジョン・サイクスとも違うプレイをしているのですが、まさに泣きのギターを弾いています。
ブルースがベースになったスタイルをもつスノーウィですが、確かなテクで流れるような、それでいて情熱的なギターソロを思う存分弾きまくっています。

(3分22秒あたりから始まるのがスノーウィのソロ、6分50秒からのソロはスコット、これも味わい深くていい)

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» ゲイリー
ヤングギターのトリビュート本買いました。
2,500円は良い値段ですが読むのが楽しみです。

一緒にギター弾きましょう。
暖かくなってきたのでロックなセッション

まずは二人からでも…(^^)v
ポール森屋 2011/04/02(Sat)21:45:00 編集
» フルピッキング速弾き
ポールさん、おはようございます!
まだ朝や夜は寒いですが、春がやってきましたね。
ゲイリーの情熱溢れるギターには憧れるのですが、やっぱり無理ですね~、最近ではあきらめてます(笑)
自分の理想でいくと、やはりゲイリーやジョン・サイクスみたいにゴリゴリとフルピッキングで速弾きをやりたいのですが、元々高速ピッキングやトレモロピッキングが苦手なので、ハイウェイスターやバーンですらきちんと弾けません(汗)

エレキは弦が切れたまま放置されているので、最近はもっぱらアコギストです。
ちょっとギター片手に遊びに行かせてもらいますね(笑)
にゅーめん 2011/04/03(Sun)08:00:42 編集
» 無題
シン・リジィのことはあまり知りませんが新聞で亡くなったことを知ったときは驚きました。もっと聞かせてほしかった。
れい 2011/04/03(Sun)16:09:34 編集
» リジィのギタリスト
れいさん、こんにちは!
フィル・ライノットもゲイリー・ムーアも亡くなりましたね。
今もシン・リジィというバンドは存在しますが、自分としてはやはりフィルがいてこそのシン・リジィだと思っています。

元シン・リジィのギタリストで、後にブルース・ギタリストになったのは、ゲイリー・ムーアとスノーウィ・ホワイトの二人。
私の印象でいえば、
ゲイリー=ブルースも弾くロックギタリスト
なのに対し、
スノーウィ=ロックも弾くブルースギタリスト
といったイメージがあります。
いわゆる3大ギタリストに当てはめると、ゲイリーはペイジ的で、スノーウィはクラプトン的なのかもしれません。
にゅーめん 2011/04/03(Sun)16:57:42 編集
» !
ここ最近のあたしのヘヴィーローテーションも実は、シン・リジィ。

>単独ソロがスコット・ゴーハム

で、つい1週間ほど前にこの事実に気がついて、ええええーーーっ! でした。 すっかり30年近くも騙されて…いへ、気付かないマヌケさで、スコット、ごめんね <(_ _)>

チャイナタウンは多分あたしの2枚目のシン・リジィ。 もっと聴きこんでおけば良かったw うまくないと、スローな曲でGソロなんて弾けないですよね。
car2ya 2011/04/03(Sun)19:38:09 編集
» 奇遇ですな~
car2yaさん、こんばんは!
おお、car2yaさんもシン・リジィがマイブームでしたか、それは奇遇ですね~!
やっぱりシン・リジィはいいですね、古き良きブリティッシュ・ロックで、アイリッシュ・ロックで、男の哀愁ロックです。
やっぱりフィル・ライノット(昔はフィル・リノットでした)の人間性がにじみ出ていたバンドで、他のメンバーもやけに男臭い連中が揃ってました。
ジョン・サイクスだけ浮いてた感じがするのも、その若くて派手なルックスがバンドの雰囲気にあってなかったからかも。

アリバイのソロ、car2yaさんもゲイリーだと思ってましたか。
これはヤングギターの功罪ですね(笑)
ツイン・リードのバンドは本来、二人が対等の立場でなければいけないのに、常に引き立て役のスコットさん、でも、その端整なルックスゆえに女性からの人気は高かったようです。
確かに、ギタリストとしての評価は、う~ん、あまり無理して速弾きをするよりも、チョーキングを生かしたブルージーなフレーズのほうが、より彼らしい味があっていいと思います。
それと、彼はリフやカッティングが上手いですね(なんていうと、やはりリズムギター担当みたいなイメージになってしまうのですが)。

「チャイナ・タウン」は地味ですがいいアルバムだと思います。
「ブラック・ローズ」ほどポップではなく、「サンダー・アンド・ライトニング」ほどメタリックではなく、「反逆者」ほど中途半端ではない、シン・リジィらしいアルバムですよね。

というわけで、実は昨日こういうのを注文しちゃいました。
http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=3893474
スノーウィ・ホワイト時代のライブDVDです。
さらに、さらに、「脱獄」と「ブラック・ローズ」も注文、こちらはLPで持ってたのですが、CDがなかったので。
たぶん、明日か明後日には届くと思います。

いやー、リジィの話だと長くなっちゃいました(笑)
にゅーめん 2011/04/03(Sun)22:45:02 編集
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