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洋楽名盤紹介と日々の雑談を書いてます
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「アラン・ホールズワース」

82年か83年頃のことだ。
当時愛読していた「ギターマガジン」のライターで、やたらと海外のマイナーなギタリストばかりを褒めちぎる人がいた。
そして日本人ギタリストや、日本で人気のギタリストに対しては辛口な評価だった。
たしか伊藤ナントカいう人だったと思う。
ちょうどその頃、アラン・ホールズワースが日本で話題になり、ギターマガジンでも取り上げられたのだが、ここでも伊藤ナントカは偉そうな記事を上から目線で書いていた。
「僕なんかはデビュー当時から彼に注目していたわけで、そのテクニックに裏付けられた優れたメロディセンスは、泣きたくなるほど悲しい曲、酒なしに聴けぬ曲、思わず小躍りしてしまう楽しい楽曲など、バラエティに富んでいる。海外ではとっくに人気沸騰中なのに、ここ日本ときたらようやく話題に上がるといった状況で、相変わらずくだらないギタリストばかりが人気者だ。だから日本はダメなんだ。」
その頃は私も無知で、アラホってそんなに海外では大人気で、知らないのは日本人だけなのか?なんて思ったりもした。

今現在、私はソフトマシーン、UK、ブラッフォード、彼の初期のソロアルバムなどを聴き、アラホの音楽は多少わかってきたつもりだ。
少なくとも、日本で話題になり始めた80年代初期頃までに発売されたアルバムで聞ける彼のプレイスタイルはなんとなくわかる。
そして海外での彼の評価も多少はわかった。

今ならいえる。
伊藤ナントカは適当なことを書いていたんだと思う。
アラホのギターのどこにも優れたメロディセンスなどなく、ましてや「泣きたくなるほど悲しい」「酒なしに聴けぬ」「思わず小躍りする」フレーズなどあるはずがなかった。
海外で人気沸騰したことなど一度もなく、せいぜいエディ・ヴァン・ヘイレンが影響を受けたといったときだけ話題になっただけだ。

まあ、人には感じかたはいろいろあるので、この人にとって、アラホのウネウネフレーズで涙を流したり踊ったりするのかもしれないが…。


「欧州車」

私は90年代の一時期、自動車雑誌をよく読んでいた。
お気に入りは「NAVI」という雑誌で、輸入車と国産車、車と社会、最新ファッション、左よりの政治思想など、一風変わった内容だった。
ここに登場する自動車評論家という人たちは、総じて輸入車贔屓で、国産車には辛口だったと思う。
とくに「間違いだらけのクルマ選び」で有名な徳大寺有恒氏あたりは、日本のユーザーやクルマ社会、メーカーに対して辛口な内容が多かった。
やはり無知な私は、「そうなんだ」と思い、輸入車ばかりに興味がいってしまうのだが。

たしかに、昭和の頃、日本車というのは欧州、とくにドイツ車と比較していろいろな点で劣っていたのかもしれない。
それに対して、メーカーは相当な努力をし、時代が平成に変わる頃には立派に欧州車と肩を並べるレベルになり、アメリカ車を駆逐しては貿易摩擦の原因となった。

私が実に滑稽に感じた本がある。
「本音のクルマ選び」というもので、主な執筆者は両角ナントカという人だ。
とにかく「そこまで書くか?」というほど国産車を酷評し、やたら欧州車を褒めちぎる人で、もはやネタとして読むようなものだった。
いくらなんでも極端すぎて、どのページの行間からも「だから日本はダメなんだ」という言葉が滲み出てくる内容である。

ちなみにこの本でメチャクチャ高い評価だったのは、ドイツのフォルクスワーゲン・ゴルフと、その姉妹車ヴェントである。
ご存知の方も多いと思うが、私は3年前までヴェントに乗っていた。
それも10年10万キロ以上。
だからいえる。
国産車は決してドイツ車に負けてなどいないし、どれを選んでも多少の好き嫌いはあれ、間違いなどない。


「箱根アフロティーデ」

1971年8月、箱根にて大規模野外ロックフェスティバルが開催された。
箱根アフロティーデという。
もちろん私は行っていない。
このことを知ったのは、12年ほど前のビートレグ誌で、その詳細が記されていた。
とくに話題になったのはピンクフロイドの出演で、このため多くのロックファンがこの日、箱根を訪れたようだ。

このフェス自体は大成功で、日本でもウッドストックやワイト島フェスみたいな本格ロックフェスが実現したと、当時のロックファンは喜んだらしい。

では、これを取り上げた雑誌記事はどうだったのだろうか?

ビートレグ誌によると、「暴動もハプニングもないつまらないフェス」とか「ロックなのに大人しい観客」など「だから日本はダメなんだ」みたいな記事が多かったらしい。

常識的に考えて、フェスが上手く進行し、暴動のような事件がおこらないのは素晴らしいことだ。
ロックだから怒りの衝動が抑えきれずブチ切れる人がいなければならない、なんて考えのほうが異常だ。
例えば、ローリング・ストーンズの「オルタモントの悲劇」のようなものは、明らかにフェスとして失敗であり、見るほうも演るほうも危険である。

結局、やたらと「だから日本はダメなんだ」というのは、大して日本も海外も知らない人間のいうことなのだ。

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» 隣の芝生
「アラン・ホールズワース」
ライブの後、彼の熱狂的なファンたちが「今日のあの曲は、あの曲の途中からあの曲を足したものやろね」と、曲解読に花を咲かせていました。jazzとか、そっちの部類なんでしょうね。

とは言え、やっぱり海外のギタリストに目がいっちゃいますよね〜。何でだろ?

「欧州車」
>国産車は決してドイツ車に負けてなどいないし、どれを選んでも多少の好き嫌いはあれ、間違いなどない。
昭和の終わり頃から、既にそうだったと思います。日本でもてはやされるのは、高級車ですからね。アウトバーンで200キロオーバーでの巡行レポートなんかされてもね〜。日本の大衆車と比べるなら、プジョーやフィアットとかにしないと不公平。故障の少なさでは、やはり日本車が一番だと思います。でも、うちは欧州車ですが(爆)

「箱根アフロティーデ」
ロックは不良の音楽さ!ホテルの部屋をぶち壊さなけりゃロックンローラーじゃないのだ!公衆便所でウンコしても、流さず放置するのだ!それがロックさ!的な考えを、12年ほど前でも持ってたんでしょうか。今や内田裕也は、ワイドショーのネタ的存在ですし、そう言うのって、既に80年代あたりで終わった物だと思ってました。

おとなしく聞いてて、楽しんでないって言うのも勝手な思い込みですよね。ライブでは、日本人はお行儀よく聞いていますが、悪いことだとは思いませんし、もちろん盛り上がるときは、ちゃんと盛り上がりますからね。昔のGSなどの映像見たら、ちょっと引くくらいですものね。
忍者 2012/04/09(Mon)17:04:41 編集
» 青く見える
忍者さん、こんばんは!
丁寧なコメントありがとうございます!
アラン・ホールズワースに一定のファンがいることは認めます。
なんだかんだいっても、日本で一番人気があったりして。
それだけでもけっこう凄いことなのですが、そういうマニアがいるっていうのは本人にしてみれば幸せなことですよね。
80年代の頃は、日本でも高中正義をはじめ、野呂一生、渡辺香津美などカリスマ的な人気がありましたよね。
友人から楽譜を借りて一生懸命コピーしたものです。

日本車と欧州車ですが、これってお好み焼きとピザ、どちらが優れた食べ物か?みたいなもので、個人の好みでしかないと思ってます。
どちらも美味しいし、今度はピザにしてみようか、とか、パスタもいいけど焼きソバに戻ろうか、とか、そういうものだと思います。
でも品質でいえば、やはり国産車。
食べ物にたとえれば、安心安全なのは国産ってことですよね。

箱根アフロティーデ、ごめんなさい、わかりにくくて。
このイベントがあったのが1971年で、ロックじゃない、と批判の記事があったのも1971年です。
そういう批判があったという記事が2000年の雑誌に載ってたということです。
そういえば、ホタテマンこと安岡力也さんが亡くなりましたね。
ホタテマンの歌を作ったのは内田裕也氏らしいです。
それにしても、70年代のロッカーは、本当に暴力的な人、アルコールやドラッグにおぼれるダメ人間も多かったようですね。
今のロッカー、とくにヘビメタの人って真面目で努力家な人が多そうな感じです。
ライブでも会場で見かける人って、いい人っぽい人多いですよね。
でも盛り上がるときは、しっかり盛り上がる、これってやっぱり日本人の美徳かも。
にゅーめん 2012/04/09(Mon)22:41:02 編集
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