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「金こそは全て」
とはなかなか言えないものです。
なぜならそれは、ときには正論でもあるからです。
お金では手に入らないもの、例えば親友、恋人、技術、などいろいろあると思います。
それらはお金より大事なものであり、人間の人間たる部分だと思うのですが、そういえるのは、少なくとも生きていくのに支障のない程度にはお金を持っているからかもしれません。
それでも、自分の周りの人全員がお金がない、例えば戦後の焼け野原のようなシチュエーションだと、お金がなくとも、人間愛でなんとかなっていきます。
問題なのは、自分だけがお金のないとき。
周りには幸せがあふれ、贅沢ではないにせよ好きなものを買ったりしてるなか、自分だけ、あるいは自分の家族だけが今日の晩飯もままならない。
世間の風は冷たく、貧民には厳しい世の中、それでも「愛こそすべて」と言えるでしょうか?
以前、中国人の友人(ハルサメ好きの人)は「金こそは全て」とはっきり言いました。
彼女の実家は貧しい農家で、日本行きの旅費を作るため農耕用の牛を売ったとのこと。
そのため、彼女の両親は他の農家の人に頭をさげて牛を借り、見るに耐えられない状況だと言いました。
今年3月に帰国して実家の5年分の年収に相当するお金を手にしてからは、ようやく「金こそ全て」ではなくなり、夢や恋愛も大事だと気づいたそうです。
(今思えば、彼女がハルサメばかり食べていたのは、お金をためるためだったのでしょう)
しかし、世の中は「金」です。
産業中心社会で一番説得力があるのは「金」であり、結局皆がほしいのは「金」であり、今日も宝くじ売り場は繁盛してます。
世知辛い世の中ですが、心の奥底にはお金以外の価値観を持ち続けたいものですね。
金の亡者を皮肉った歌でも聴いてください(笑)
必要最小限のお金はやっぱり持っていたいです。
温かい布団の中で眠るとき、しあわせだなぁと思います。
お金だけたくさんあっても、寂しいこともありますし、ないと困るし。
「ほどほど」がいいのかなぁ。
お金で手に入れられるものを、自分がある程度満足できるくらい手に入れられれば幸せを感じるのでは。
以前テレビで、「金で人生の80%はうまくいく」と、一般の人が言っていたのですが、
そうだな〜と思いました。
愛とお金は対極にありながら、非常に近くもあります。
「愛こそは全て」と「金こそは全て」は、案外紙一重なのかもしれませんね。
世の中にはこの寒空のなか屋根のあるところで眠れない人や、布団で眠れない人も大勢いるようです。
朝、昼、晩とご飯を食べることができ、夜暖かい布団で眠れることの喜びを感じることが出来れば、それ以上の欲は贅沢だと知るでしょう。
などといいながらも、いろいろ趣味の部分にもお金を使ってしまうのですが(笑)
江戸川乱歩の短編にはよく、働かなくても生活には支障のないお金を持ってるがゆえに何事にも満足できずに犯罪に手を染めてしまう人が出てきますが、やはり苦労あっての幸せでしょうね。
必要にして充分なお金というのを計算すると、たいていの人は、本当に必要なお金プラスアルファを入れてしまうでしょう。
やはり「もしも」のことを考えますから。
そのために保険にも入り、万全とは言えぬまでもそれなりの保障がほしいものですよね。
「コレクター」という趣味の人がいますよね。
あるもの(あるいは人)が好きになり、それに関係するものを集めだす。
一般人から見たら何の意味も持たないようなものがあふれかえり、それでもコレクターはやめられない。
おそらく全てを手に入れて、その集める対象がこの世からなくなるまでやめられないのではないでしょうか?
「ある程度満足」という線引きをどこにするかに、その人の価値観が現れて「その人なり」が出てくるように思います。
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