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家に栗まんじゅうがあったので食べた。
食べながら、ふと昔読んだドラえもんのマンガを思い出した。
のび太が1個の栗まんじゅうを前にして悩んでいる。
これを食べたら、栗まんじゅうがなくなってしまう。
しかし食べなければ美味しくないし、お腹も満たされない。
ああ、どうしよう、どうしよう、と実にくだらないことに悩んでいるのだった。
そこへドラえもん登場。
ポケットから未来の薬を取り出し、栗まんじゅうにふりかける。
これは5分たてば倍に増えるという薬だったのだ。
1個の栗まんじゅうに薬をかけ、5分待つ。
すると、栗まんじゅうが2個になった。
のび太は喜んで1個食べる。
残った1個は5分後にまた2個になった。
常に1個残しておけば、永遠に栗まんじゅうを食べることが出来ると、大喜びだ。
このアホな計画はすぐに破綻する。
食べきれなくなって、2個残ったため、5分後に4個になった。
必死で食べようとするが、また5分後には倍になる。
そして、とんでもない、取り返しのつかない事態になってしまうのだ。
この話ってなぜか凄く印象的だったわけだが、もしや、と思ってネットで検索してみると、出るわ出るわ、これを研究している暇な人たち。
「栗まんじゅう問題」として、ネットではすでに有名な事柄だったのだ。
バイバインと呼ばれる、未来の薬の効果による栗まんじゅうの増殖の速さは、かなり凄まじい。
1時間後=4096個
2時間後=1677万7216個
3時間後=687億1947万6736個
4時間後=281兆
5時間後=115垓
もうほとんどわけがわからない数値になってきたが、計算によると半日で地球、一日で宇宙を埋め尽くすらしい。
事態を重くみたドラえもんは、こうなる前にロケットで宇宙へ飛ばしてしまう。
この先、栗まんじゅうはどうなったのだろうか?
ここで二つの説が存在する。
一つは巨大化しすぎた栗まんじゅうの塊は、重力過多になりブラックホール化するという説。
もう一つは、ドラえもんが出した未来のロケットは光速なので、相対性理論により時間が停止、それ以上の増殖はない、とする説。
あなたも、この問題にチャレンジしてみてはいかがだろうか?
栗まんじゅうでブラックホールはできなかった
http://www.tokyo-nazo.net/tenten/dra/mame2.html
栗まんじゅうによる宇宙崩壊シミュレーション
http://www.tokyo-nazo.net/tenten/dra/mame2.html
栗まんじゅう問題の考察
http://homepage3.nifty.com/kouhei1016page/Math/Math065-paper01.pdf
いかにも理系のひとが好みそうな問題です。
と言っても、リンク先の解説を読もうとしても、すぐに理解不能になりましたが(笑)
個人的には、やはりスモールライトで小さくして食べたらいちばん早く解決されたんじゃないか?という指摘に一票。
でも、それじゃあ面白くないんですよね。
宇宙の膨張にも関係するかと思われる、物質が倍の倍の倍になっていく、という膨張の問題を理論的に解決させなければ、(一部の)理系人間は気がすまないんでしょうね。
これからは栗まんじゅうを食べるとき、この問題を思い起こし、果てしない宇宙へと通じる物理学のロマンを感じながら食べようと思います(笑)
名付けてマロンのロマン・・・・・(汗)
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