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第62回名盤シリーズ
今回は80年代、突如として現れたドイツのポップ・バンド、ネーナ「ロックバルーンは99」
(1984年作品)
表題曲が全米No.1ヒットとなり、英語以外の楽曲では、あの坂本九の「スキヤキ」以来の快挙だと言われた。
突然の超大ヒット、全世界でネーナ旋風が吹き荒れるか、と思われた矢先、急激に落ち込んでしまい、「一発屋」になってしまった。
当時を知る人にとってはまるで、一発屋の代名詞のような存在に成り下がってしまったのだが、本当に「ロックバルーン」以外はイマイチなのか?
私に言わせれば、イマイチどころか、「ロックバルーン」以外の曲のほうがずっとクオリティが高いように感じられる。
どの曲もポップでメロディアスで、なんといってもネーナ・ケルナーの甘ったるいボーカルが魅力だ。
どちらかというと、クセの強い歌い方をする人で、メロディの語尾がフラットになる傾向がある。
まるでショートケーキようなボーカルスタイルでドイツ語ポップロックを歌う、それだけで独自の個性を築き上げていた。
とくに2曲目「?」は素晴らしいポップロックで、すごくシンプルでありながら曲を魅力的にする成分がすべて詰まった、名曲だ。
この曲のドイツ語バージョンがまた素晴らしい。
もうこれを聴くと私なんて、ドイツ語勉強しようかな、なんて考えてしまうのだった。
そして3曲目「Hangin' On You」、これも名曲だ。
何回繰り返し聴いても飽きない、大好きな曲だが、この曲は個人的に英語バージョンのほうが好きだ。
このメロディの合間に入るピアノの響きはいつどこで聞いてもゾクゾクする。
ノリノリのポップ・ロックンロール・ナンバーは9曲目「Rette Mich」だ。
明るく、ノーテンキな曲で、たまにはこういう曲を聴いてパーッとはじけてみるのもいいだろう。
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現在もネーナは音楽活動で活躍しているようで、素敵に年を重ねているようでした。
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