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第55回名盤シリーズ
今回は、スティーリーダン「彩(エイジャ)」だ。
(1977年作品)
ドナルド・フェイゲンとウォルター・ベッカーによるプロジェクト的なユニットで、初期の頃から知的なサウンドでアメリカのインテリ層を中心にヒット作を連発していた。
中でも今回紹介する「彩(エイジャ)」は200万枚を売り上げ、その年のグラミー賞を受賞するなど、彼らの代表作といえる。
私がスティーリーダンの音楽を聴いたのは、そんなに古い時期ではなく、初めて買ったアルバムは、20年ぶりの新作と言われた2000年発表作「トゥー・アゲインスト・ネイチャー」だ。
ここからのシングル曲がFMでよく流れていて、一発で気に入りCDを買った。
第一印象は「マイケル・マクドナルド時代のドゥービー・ブラザーズみたい」だと思ったこと。
マクドナルド時代のドゥービーは大好きだったので、このアルバムはよく聴いた。
さて本題に戻りるが、この77年のアルバムも基本的には同じ都会的なポップスがギッシリ詰まった傑作だ。
そして、「トゥー・アゲインスト・ネイチャー」よりも親しみやすい曲が多い。
さすが、当時一流のポップ・スターのアルバムってとこだ。
やはり70年代後半っぽく、フュージョンの影響も強い。
表題曲なんてモダンなジャズと言っても差し支えない曲で、そのメロディ・ライン、テンションの効いたコード、そして後半のサックス・パートなど最高にクロスオーバーしている。
このアルバムに参加しているミュージシャンに、ジャズ系の人が多いことも影響しているのだろう。
私はギター趣味人なので、誰のどのアルバムを聴いても、ついギターを中心に聴いてしまう癖があるのだが、そういった視点からもこのアルバムは聴き所満載である。
とくに歌のバックでさりげなく使われるコードカッティングや、単音をミュートしてポコポコさせたりなど、フュージョン的プレイが心地よい。
そのセンスの良さは、ディストーション一点張りのヘビメタ・ギターと違い(いや、これはこれで大好きなのだが)、シーンに応じて巧みに音色を変化させ、クリア・トーンの素晴らしさを教えてくれる。
もちろんゾクゾクするようなギター・ソロも聴ける。
中でも「アイ・ガット・ザ・ニュース」におけるクリア・トーンのソロは、まさにジャズなハイ・センス・プレイで、もちろん恐ろしく上手い。
それともう一つ、重要な役割を果たしているのが、随所に登場するピアノの響きだ。
これもやはり、ジャズ的なテンション・コードを多様していて、底の深さを感じさせる。
これだけジャズの要素が多いにも関わらず、とても親しみやすく、非常に聞きやすいアルバムで、普通のポップ/ロックを聴く多くの人に受け入れられたのだった。
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次回はスージーいきますよ!
実は全然詳しくないので、大したことは書けないのですが、70年代を代表する女性ロッカーなので、外せませんね。
あと、まだ先になりますが、ランナウェイズも取り上げたいな~って思ってます
苦労はいっぱいしてる(爆)。
スティーリー・ダンは、数年前1曲だけ聴いた気が。
確かグラミーノミニーズのCDで!?
しもた。実家にあるでどの曲か確認出来ん(汗)。
文章読んでみて、フュージョン好きな自分にぴったりかもと思いました。
クリアトーンギターとか?
興味持ったよ(笑)。
スティーリーダン興味持ちましたか
とても聴きやすい都会派ポップスで、ジャズ寄りっていうかフュージョンっぽい部分もあるので、きっと気に入ると思います。
りんじぃさんが数年前に聴いた曲というのは、私が7年前に聴いた新譜からの曲じゃないかな?
当時、ラジオで頻繁に流れてました。
この「エイジャ」はほとんどのレンタル屋さんにもあると思うので、是非聴いてみてください。
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