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第59回名盤シリーズ
今回はスウェーデンの4人組ポップグループABBAの「アライバル」
(1976年作品)
大ヒット曲「ダンシング・クイーン」「マネー・マネー・マネー」を含むこのアルバムは、彼らの中でもっとも人気が高いといわれるアルバムだ。
清涼飲料水のようなさわやかさと親しみやすさ、美しいコーラスなど、全曲名曲といえるアルバムで、梅雨のジメジメとした空気を明るくさせてくれるようだ。
私がアバを知ったのは1982年頃で、すでに全盛期はすぎていたものの、友人がほとんどのLPレコードを持ってたので、よく聴いていた。
この「アライバル」も、当時カセット・テープに録音して聴いた記憶がある。
82年当時に76年の曲を聴くというのは、いかにも古いものを聴いてるようだが、私の原点はビートルズなので、そんなことはないのだった。
60年代のビートルズと比べて、むしろ新しい。
それに、優れたポップ・ソング…この時期だとカーペンターズやフリートウッドマックもそうだが…時代が変わっても決して色あせることはないのだ。
だから、21世紀になった現在聴いても、ハイクオリティな楽曲の価値は色あせることなく、今も耳を楽しませてくれるのだった。
さて、このアルバム、全曲シングル・カットしてもヒットしそうな名曲揃いで、知らない人が聴けばベスト・アルバムかと思われそうだ。
なかでも、洋楽ファンでなくとも聴いたことがあるであろう「ダンシング・クイーン」、これは大ヒットするに相応しい名曲だ。
ゆったりとしてはいるものの、自然と腰でリズムをとりたくなるような絶妙なリズム感、ポップそのもののシンセとピアノのアレンジ。
そして一度聴いたら忘れられなくなるような、キャッチーで親しみ易いメロディ。
トゲがなく、万人に受け入れられるタイプの曲だ。
ただ、古くからこのアルバムを聴いていると、目立たない曲が好きになってくるのも、また事実。
3曲目に入ってる「My Love、My Life」なんて、深い森から流れ出る湧き水のような美しさで、その横をフワフワと飛び交う蝶のような浮遊感が実に心地よい。
心の奥底から綺麗になっていきそうだ。
それと「That’s Me」。
アップテンポの楽しい曲で、ちょっとヒネったメロディ、コード進行のおかげで、深みが出て味わい深い。
さすが「ポップミュージックの完成者」の異名をとるだけはあると感じるのだった。
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