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洋楽名盤紹介と日々の雑談を書いてます
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今日はクリスマスです。
本来宗教的な儀式であるクリスマスですが、日本では宗教性を廃し、そのイベント性だけを取り入れて、今や国民的行事になりました。

日本人は宗教が嫌い。

もし街の若者に宗教についてアンケートをとったら、決していいイメージの結果は得られないと思います。
なぜなら、宗教というと胡散臭い新興宗教のイメージがあるから。

元来、神道である初詣、七五三、おみくじなどと、仏教であるお盆、葬式の儀式、この両方を違和感なく受け入れている民族なのです。
だいたい日本人にとって神様って多種様々ですよね。
仏陀の他、アマテラス、スサノオ、サルタヒコなどの日本神話の人、さらに坂上田村麻呂、徳川家康、乃木希典など歴史上の人物、キツネ、大蛇などの動物、もっといえば大木から山、さらにはトイレの神様まで、いたるところ神様だらけなのです。
この何でもかんでも神様、という状況は、逆にいえば神様などいない、というのと一緒だと思います。

これが、海外では違うでは違います。
キリスト教徒にとって神といえばイエス・キリストであり、イスラム原理主義者になると、他の神など認めない唯一絶対なものでしょう。

神社へいっても、寺にいっても、あるいは祠の前で手を合わせても、それは単なる気休めでしかないことを知っている現実主義者、これは日本人の特徴の一つだと思います。

さて、クリスマスです。
コンビニや宅配ピザの店員はサンタクロースのコスプレをし、スーパーのレジの人もサンタの帽子をかぶっていたりします。
スーパーの惣菜売り場は、パーティー用の食材が並び、フライドチキン屋には長蛇の列。
分譲地にはクリスマスのイルミネーションで装飾した家屋が並び、洒落たレストランは若いカップルの憩いの場となります。
親は子供へ、恋人は愛する人へプレゼントをあげます。
そして、クリスマスなんて関係ない、どうでもいい、という考えも認められる自由。
宗教性を無視し、楽しければなんでも良いじゃん、みたいな楽天性と個人の自由、これは今の日本人の美徳の一つのような気がします。

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» 無題
NHK朝ドラ「カーネーション」で、戦前の商家におけるクリスマス風景を興味深く観ました。さかのぼればフランシスコ・ザビエルにまで行き着くわけですが、当時はどんな風にクリスマスを祝ったのでしょうかねえ?。^^
喜楽院 2011/12/25(Sun)10:59:15 編集
» 聖夜
喜楽院さん、こんにちは!
戦前のクリスマスですか、それは珍しいですね。
明治から脱亜入欧な方針だったと思うのですが、庶民のレベルまでそれがいきわたるのは、昭和に入ってからでしょうね。

フランシスコ・ザビエルが日本に来た当時もクリスマスはあったと思うのですが、今みたいな感じではなく、もっと宗教的なものだったでしょうね。
その後のキリスト教禁止により、数百年の間クリスマスはなかったでしょうけど、一部の隠れキリシタンの間では、ひそかに集まったりとかしてたりしてね。

そういえば、子供の頃は、ケーキを食べて、プレゼントを貰える日として、楽しみにしていました。
にゅーめん 2011/12/25(Sun)14:32:28 編集
» ケーキは食べた?
子供のころからクリスマスにケーキを食べるのは当たり前ですね。
小さい頃はケーキと言えばバタークリームのカステラがパサパサになってるもの。随分前から作ってたんでしょうね。
いつから、あの生クリームのイチゴがのった美味しいケーキになったのかな(^^)
今の子には当たり前かもしれないけど。

おもちゃ屋さんやお菓子会社やケーキ屋さんがクリスマスを広めたのかもね。

ETOPO 2011/12/25(Sun)14:52:10 編集
» ケーキ
ETOPOさん、こんばんは!
子供の頃のケーキといえばバタークリームでしたよね。
あの妙に油っぽいヌメっとした感触も今となっては懐かしい気もします。
カステラも今みたいにフワッとしてなかったし、チェリーみたいな形の甘いゼリー状のが乗ってました。

そういえば、うちではクリスマスケーキはアイスクリームが入ったアイスケーキでした。
ドライアイスの匂いがこもった箱を開けて、ローソクを立てて家族で食べるのは、ささやかな幸せでしたね。

当時はシュークリームなんかも甘いだけのカスタードで美味しくありませんでした。
1980年頃には生クリーム入りの美味しいのが出てきたと思います。

学生時代はあまりケーキなどを食べなかったのですが、1990年頃には今風の美味しいものがあったと思います。
にゅーめん 2011/12/25(Sun)19:13:48 編集
» 無題
ドイツでは12月6日に聖ニコラスが鬼みたいなのを引き連れて良い子にはプレゼント、悪い子にはお仕置きをするようでした。(ナマハゲみたいな感じ)
そしてクリスマスイブにプレゼントをくれるのは、幼児キリスト。

お父さんの転勤でアメリカに行ってた子に、小学校でもクリスマスってするの?と聞いたら、ご両親が、教育熱心な親が多いユダヤ教の学校に入れたので、クリスマスなんて全然しなかったといったのを聞いた時、なるほど~と思いました。

私の大好き漫画の「聖☆おにいさん」みたいなのがあるのは日本ならではかも。
那由他 2011/12/26(Mon)23:57:21 編集
» 無題
私が小学生の頃日曜学校に行っていました。
そこでは、クリスマスはキリストの誕生のときを劇にしたり賛美歌を歌いました。
家には天理教の神棚や、仏壇もあってかなり変・・・。
今年のクリスマスは実家の母にも来てもらい、幼児4人とおとな7人と犬2匹でした。
ケーキは6500円の2段のものとワンコ用を用意しました。ケンタッキーに夫のてづくりピザでみんなで楽しみました。
れい 2011/12/27(Tue)08:44:54 編集
» キリスト教とユダヤ教
那由他さん、こんばんは!
ドイツでは12月6日ですか、微妙に日にちが違うんですね。
悪い子にはおしおきとは、ちょっと怖いですね(笑)

ユダヤ教の学校だとキリストは関係ないのかもしれません。
日本みたいに、何教であろうがクリスマスを楽しむのではないようですね。
やはり宗教としてのイベントなのでしょう。

世界史は詳しくないのですが、ヨーロッパではユダヤ教とキリスト教は対立してたのかな?
ナチスによる弾圧もありましたが、根強い問題がありそうです。
にゅーめん 2011/12/27(Tue)22:10:25 編集
» ケーキ
れいさん、こんばんは!
日曜学校ですか、そういうのもあったようですね。
私の小学生のときの同級生もそういうのに行ってた人がいたような気がします。

>天理教

四日市でも天理教のおうちがあるんですね。
私が子供の頃いた伊賀上野だと天理から近いので、天理教のおうちも多かったです。
定期的に儀式のようなことをしてました。

6500円のクリスマスケーキですか、けっこう頑張りましたね。
うちは近所のケーキ屋さんで直径12cm、2000円のを買いました。
ちょっと割高かも(汗)
今はワンコ用のケーキもあって楽しそうですね。
にゅーめん 2011/12/27(Tue)22:15:32 編集
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