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第88回名盤シリーズ
今回は90年代グランジの立役者ニルヴァーナの大ヒット作「ネヴァーマインド」。
(1991年作品)
1991年頃、私は全く洋楽ロックは聴いておらず、聴くのはもっぱらポップスか邦楽だったのだが、このアルバムの1曲目がよくラジオで流れてたのは覚えている。
カッコイイ曲だなあ、とは思ってたものの今更ロックを聴こうとも思わずスルーしていたのだった。
当時はバブル期ということもあり、若者だった私は公私ともに多忙でロックやギターから遠ざかる一方だったのが理由だ。
もし当時、10代の頃のようにロックやギターが生活の一部のようになってたのなら、間違いなくこのニルヴァーナにはまっていたことだろう。
今聴いても全く古さを感じさせないサウンド、本物のロック魂が感じられるアルバムだと思う。
ロックに反社会性が感じられたのは、この頃が最後だったのではないだろうか。
若者が大人の社会に対して素直な感情をぶつける…現在この役割を担っているのはヒップホップ系だが、ニルヴァーナのこのアルバムは、この頃のつまらない大人に対しての反抗が感じられる。
自他共に認めるつまらない大人になった現在の私が聴く「ネヴァーマインド」、やっぱりロックってかっこいいもんなんだと改めて思うのだった。
3ピースというロックをやる上で最低限のバンド形態では、いかにアレンジするかが重要なポイントになるのだが、ニルヴァーナはベースをギターのように扱うという方法をとっている。
とにかくベースの存在感が際立っていて、シンプルでありながら力強いバンドサウンドを形成しているのだ。
さらにギター、不必要に歪ませずしっかり音を出しているのため、これがとてもヘヴィに響き渡る。
決してメロディアスともいえない音楽だが、パンキッシュなカッコよさに、このギタートーンはよく合っていると思う。
このアルバムによって確立されたロック・アレンジは、いろいろ現在の音楽に多大な影響を与えたようだ。
アルバム発売当時、80年代に人気だったヘビメタは急速に古くなった。
来年には2010年代に突入するが、このような影響力もった音楽は再び現れるのだろうか?
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