[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
第89回名盤シリーズ
現在尚精力的に活躍するベテラン・ミュージシャン、エルトン・ジョンの初期の傑作アルバム「僕の歌は君の歌」。
(1970年作品)
このアルバムの表題曲であり、1曲目に収められているバラード「僕の歌は君の歌」、おそらく70年代の洋楽が好きな人で聴いたことがないって人はいないだろう。
それくらい有名であり、もちろん大ヒット曲なのだが、実は私はこの曲がそれほど好きではない。
初めて聴いたのは中学生くらいの頃だったと思うが、この曲が好きではなかったせいで、エルトン・ジョンのレコードはなかなか買う候補に入らなかった。
まともに聴いたのは21世紀になってから、という遅さ。
彼くらいキャリアの長いアーティストを、良く知らない私がとやかく言うことは出来ないので、あくまでもこのアルバムを聴いた感想である。
このアルバムの凄さはバラード・ナンバーの出来の良さにあると思う。
とにかく繊細で美しいメロディを、重圧でありながら基本的にはシンプルなアレンジが見事に引き出していると思うのだ。
まさに宝石のような、それもダイヤではなく、地味に光る真珠やメノウのような輝きを持った曲が多い。
とくに5曲目「ハイアントンの思い出」から「60才のとき」「人生の壁」「驚きのお話」までバラード4連発は、恐るべき作曲力、アレンジ力に感服する。
ついでにチェンバロの響きが美しい「君は護りの天使」、黒っぽい雰囲気のある「王は死ぬものだ」もある素晴らしいバラードだ。
これほどバラードが充実しているアルバムも珍しい。
哀メロというより、悲しいメロディのバラード、これだけバラードが連続するのに少しも間延びすることなく、じっと聞き入ることが出来る。
明るい曲、ロックンロール調の曲もあるにはあるが、普通レベルに感じてしまう。
男性ソロ・シンガーとしてはビリー・ジョエルと比較されることの多い彼だが、学生時代に私の周りでは圧倒的にビリーの人気が上だった。
しかし、今このアルバムを聴いて、底なし沼のような深さにはまるとなかなか抜け出せない、奥深い魅力を備えてるように感じるのだった。
名盤100選へ戻る |
>学生時代に私の周りでは圧倒的にビリーの人気が上でした。
最盛期の時期が違いますからね。私も学生の頃は、ビリー・ジョエルが絶好調の時で、エルトン・ジョンはヒットは出してましたが、過去の人って感じでした。
「YourSong」世間的に名曲とされてるので否定はしませんが、同じ意見の人がいて嬉しいです。
「イエスタディ」は初めて聞いた中学生の頃は名曲だと思いましたが、今じゃ飽きたかも。
このアルバムではバラード曲が好きな私ですが、世間でいう「名曲=バラード」みたいな風潮はちょっとどうかと思います。
私や忍者さんの世代だとどうしてもビリー・ジョエルのほうが人気でしたよね。
ストレンジャー、イノセントマンなど大ヒットアルバムを連発していた時期でした。
エルトン・ジョンは当時聴いてる人は周りにいなかったのですが、FMではよく流れてました。
すっごく好きな曲があったのですが、曲名がわからず、今もそれが何なのかわかりません。
ていうか、もうメロディも忘れたので、このアルバムに入ってる曲だったのかもしれません。
そして彼は奇抜なファッションとめがねそれにピアノパフォーマンスでも話題のなったのでした。
「イエスタディ」って高校生の私はピアノで弾いてましたね~。
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |