洋楽名盤紹介と日々の雑談を書いてます
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第30回名盤シリーズ
今回取り上げるのはギター革命児ジミヘンの「エレクトリック・レディ・ランド」である。
(1968年作品)

私はまだまだジミヘンを理解しているとは言いがたく、今も取っ付き難い人である。
ギタリストの間で、ジミヘンは大変評価が高く、神の域にまで達している感があるが、自分自身ギターを弾くにもかかわらず、理解が難しいのだ。
私が初めて買ったジミヘンは、彼の死後に発売された「クライ・オブ・ラブ」というアルバム。
何でこのアルバムかっていうと、行き着けのレコード屋さんにこれしかなかったからだ。
そして、物凄いギタープレイを期待して聴いたのだが、思いっきり肩透かしを食らった。
じっくり聴くと曲の質はいいのだが、自分には大人しすぎるアルバムだったからである。
でもこのアルバムは違う。
1968年に2枚組LPとして発表された本作は、しっかり素晴らしいギター・プレイが満載で聴き応えたっぷりだ。
曲も良く、彼のソングライターとしての力も発揮されている。
なかでも「Burning of the Midnight Lamp 」はメロディメーカーとしても、優れたものを持っていたことがよくわかる曲だと思う。
また「1983…」の予想のつかない展開はプログレ的で、中間部の混沌とした感じはまるでアイランド期のクリムゾンみたいだ。
渋いギターを楽しむならこの曲、「Voodoo Chile」だ。
それも有名なスライトリターンじゃなく、4曲目のスローブルースのほう。
ブルースマンとしてのジミの実力が発揮された曲だと思う。
ヘヴィなリズムをバックに決して音数が多いわけではないのに、激しくエモーショナルなギターを聴かせてくれる。
ここで聴けるギターは彼の魂そのもののような気がするのだ。
絶妙なチョーキングビブラートとトリルを絡ませたギターを聴いて「これがジミヘンのギターか!」と納得した。
攻撃的なギターを聴くなら「Voodoo Chile」のスライトリターンのほう。
暴力的ともいえる凄まじいソロが聴けるが、途中の副音をトレモロピッキングでかき鳴らすところはスゴイの一言だ。
残念ながらもっと聴きたいのにスタジオバージョンはすぐにフェイドアウトしてしまう。
その分ライブだと10分くらいソロを弾いてくれるのだが。
また、ソロだけでなくリフメイカーとしても個性的なジミヘン。
2曲目「Have You Ever Been 」で聴けるコードにトリルを絡ませるリフや、「Crosstown Traffic」でのコードと単音を組み合わせたリフなどジミヘンのリフ構成の特徴が現れている。
そしてもう一つの重要な特徴であるワウを効かせたリフ。
これは「Voodoo Chile」のスライトリターンのほうで聴くことが出来る。
ここで聴けるボーカルメロディとリフを同期させるパターンもジミヘン独自のものだ。
後に多くのギタリスト、いや全てのギタリストに大きな影響を与えたジミヘン。
短い活動期間中に思いっきり才能を凝縮させて早死するが、彼の残した遺産は永遠の輝きを放つことだろう。
今回取り上げるのはギター革命児ジミヘンの「エレクトリック・レディ・ランド」である。
(1968年作品)
私はまだまだジミヘンを理解しているとは言いがたく、今も取っ付き難い人である。
ギタリストの間で、ジミヘンは大変評価が高く、神の域にまで達している感があるが、自分自身ギターを弾くにもかかわらず、理解が難しいのだ。
私が初めて買ったジミヘンは、彼の死後に発売された「クライ・オブ・ラブ」というアルバム。
何でこのアルバムかっていうと、行き着けのレコード屋さんにこれしかなかったからだ。
そして、物凄いギタープレイを期待して聴いたのだが、思いっきり肩透かしを食らった。
じっくり聴くと曲の質はいいのだが、自分には大人しすぎるアルバムだったからである。
でもこのアルバムは違う。
1968年に2枚組LPとして発表された本作は、しっかり素晴らしいギター・プレイが満載で聴き応えたっぷりだ。
曲も良く、彼のソングライターとしての力も発揮されている。
なかでも「Burning of the Midnight Lamp 」はメロディメーカーとしても、優れたものを持っていたことがよくわかる曲だと思う。
また「1983…」の予想のつかない展開はプログレ的で、中間部の混沌とした感じはまるでアイランド期のクリムゾンみたいだ。
渋いギターを楽しむならこの曲、「Voodoo Chile」だ。
それも有名なスライトリターンじゃなく、4曲目のスローブルースのほう。
ブルースマンとしてのジミの実力が発揮された曲だと思う。
ヘヴィなリズムをバックに決して音数が多いわけではないのに、激しくエモーショナルなギターを聴かせてくれる。
ここで聴けるギターは彼の魂そのもののような気がするのだ。
絶妙なチョーキングビブラートとトリルを絡ませたギターを聴いて「これがジミヘンのギターか!」と納得した。
攻撃的なギターを聴くなら「Voodoo Chile」のスライトリターンのほう。
暴力的ともいえる凄まじいソロが聴けるが、途中の副音をトレモロピッキングでかき鳴らすところはスゴイの一言だ。
残念ながらもっと聴きたいのにスタジオバージョンはすぐにフェイドアウトしてしまう。
その分ライブだと10分くらいソロを弾いてくれるのだが。
また、ソロだけでなくリフメイカーとしても個性的なジミヘン。
2曲目「Have You Ever Been 」で聴けるコードにトリルを絡ませるリフや、「Crosstown Traffic」でのコードと単音を組み合わせたリフなどジミヘンのリフ構成の特徴が現れている。
そしてもう一つの重要な特徴であるワウを効かせたリフ。
これは「Voodoo Chile」のスライトリターンのほうで聴くことが出来る。
ここで聴けるボーカルメロディとリフを同期させるパターンもジミヘン独自のものだ。
後に多くのギタリスト、いや全てのギタリストに大きな影響を与えたジミヘン。
短い活動期間中に思いっきり才能を凝縮させて早死するが、彼の残した遺産は永遠の輝きを放つことだろう。
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