洋楽名盤紹介と日々の雑談を書いてます
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第7回名盤シリーズ
再評価されつつある名作「リボルバー」
(1966年作品)
ビートルズのアルバムはどれも名作といえるが、一般的に名盤とされるのは「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」と「アビー・ロード」、そして今回取り上げる「リボルバー」の3枚だろう。
このアルバム発表と前後して、ビートルズはコンサート活動を打ち切り、レコーディングに専念するようになる。
この頃には、ライブ活動を続けるにあたり多くの問題があったためだ。
さて、このアルバムで注目すべきなのはジョージ・ハリソンの活躍ぶりである。
それまでジョージは脇役でしかない印象があったが、このアルバムでは3曲取り上げられている。
それもかなり個性的な曲だ。
中でも、4曲目の「Love You To」はインド音楽の影響が強く、それまでのロック・ミュージックとは全然違う印象を与える。
また、アルバムのトップを飾る曲がジョージの曲である点にも注目。
全ビートルズのアルバム中、ジョージの曲が1曲目に来るのはこのアルバムだけなのだ。
そして12曲目の「I Want To Tell You」。
91年のジョージ来日公演のオープニングにもなった曲で、途中で入る、なんとも異様なピアノの響きが素晴らしく、私の中ではジョージの全作品中1、2位を争うほどである。
またこのアルバムでも、ポール・マッカートニーは天才メロディ・メーカーぶりを発揮している。
5曲目の「Here, There And Everywhere」は素晴らしいバラードだ。
まさに隠れた名曲で、ヘッドホンで聞くとダブルトラックのボーカルが左右に分かれていて、そのラインが微妙に違うのが面白い。
「Got To Get You Into My Life」は元祖ブラスロックとも言える曲だが、そのアレンジは後のブラスロックバンド、シカゴに通じるものがある。
そしてジョン・レノンだ。
この頃から、実験的な試みを積極的に取り入れるようになり、テープの逆回転や「どうやって録音したんだ?」といえるようなことをやっている。
とくにそれが顕著に現れているのは、ラストを飾る「Tomorrow Never Knows」だ。
これはサイケデリックというよりプログレといっていいだろう。
1966年という時代を考えると、あまりに斬新であり、テープの逆回転や、カモメ風ギター、イコライズ処理されたボーカル、リズムボックスのような同じパターンのリズムなど、さまざまな試みが実行されている。
このアルバムが発表された当時、それまでのアイドルとしてのビートルズが好きだったファンは離れ始めたそうだ。
それまでのパーティーソングでしかなかったロック・ミュージックを、アートにまで押し上げるキッカケになったアルバムなのだった。
再評価されつつある名作「リボルバー」
(1966年作品)
ビートルズのアルバムはどれも名作といえるが、一般的に名盤とされるのは「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」と「アビー・ロード」、そして今回取り上げる「リボルバー」の3枚だろう。
このアルバム発表と前後して、ビートルズはコンサート活動を打ち切り、レコーディングに専念するようになる。
この頃には、ライブ活動を続けるにあたり多くの問題があったためだ。
さて、このアルバムで注目すべきなのはジョージ・ハリソンの活躍ぶりである。
それまでジョージは脇役でしかない印象があったが、このアルバムでは3曲取り上げられている。
それもかなり個性的な曲だ。
中でも、4曲目の「Love You To」はインド音楽の影響が強く、それまでのロック・ミュージックとは全然違う印象を与える。
また、アルバムのトップを飾る曲がジョージの曲である点にも注目。
全ビートルズのアルバム中、ジョージの曲が1曲目に来るのはこのアルバムだけなのだ。
そして12曲目の「I Want To Tell You」。
91年のジョージ来日公演のオープニングにもなった曲で、途中で入る、なんとも異様なピアノの響きが素晴らしく、私の中ではジョージの全作品中1、2位を争うほどである。
またこのアルバムでも、ポール・マッカートニーは天才メロディ・メーカーぶりを発揮している。
5曲目の「Here, There And Everywhere」は素晴らしいバラードだ。
まさに隠れた名曲で、ヘッドホンで聞くとダブルトラックのボーカルが左右に分かれていて、そのラインが微妙に違うのが面白い。
「Got To Get You Into My Life」は元祖ブラスロックとも言える曲だが、そのアレンジは後のブラスロックバンド、シカゴに通じるものがある。
そしてジョン・レノンだ。
この頃から、実験的な試みを積極的に取り入れるようになり、テープの逆回転や「どうやって録音したんだ?」といえるようなことをやっている。
とくにそれが顕著に現れているのは、ラストを飾る「Tomorrow Never Knows」だ。
これはサイケデリックというよりプログレといっていいだろう。
1966年という時代を考えると、あまりに斬新であり、テープの逆回転や、カモメ風ギター、イコライズ処理されたボーカル、リズムボックスのような同じパターンのリズムなど、さまざまな試みが実行されている。
このアルバムが発表された当時、それまでのアイドルとしてのビートルズが好きだったファンは離れ始めたそうだ。
それまでのパーティーソングでしかなかったロック・ミュージックを、アートにまで押し上げるキッカケになったアルバムなのだった。
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