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洋楽名盤紹介と日々の雑談を書いてます
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先週読んだ「天璋院篤姫」と「和宮様御留」と全く同じ時期を舞台にした小説をもう1冊読みました。
司馬遼太郎著書「最後の将軍」。



10年前にNHK大河ドラマにもなったようですが、見ていません。
江戸幕府15代将軍で、歴史上最後の征夷大将軍である徳川慶喜の物語です。

私は幕末好きですが、徳川慶喜という人物についてはあまり良い印象をもってませんでした。
とくに戊辰戦争序盤の鳥羽伏見の戦いにおいて、傷ついた幕府軍を大阪に残したまま、自分だけ江戸に逃げ帰ったという事実が、結果としてそれが良い結果となったものの、あまりいい気がしないのです。

で、これを読んでみてどうだったのか?

そうせざるを得ない理由や、彼の功績もあったものの、やはり感情移入の出来ない人なのでした。
そのため、小説としては他の司馬作品同様、とても読みやすくマメ知識や雑学も豊富で面白いのですが、読んでいてあまり楽しくないのでした。
それでも、将軍の視点からみた幕末が読めたのは良かったと思います。
とりあえず、幕末好きの人にはお薦めです。
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