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3月初旬とは思えない陽気の中、名古屋へ向かう私。
しかし、体は鉛を引きずるよう…
なぜ?
それは土曜日の夜から体調を壊して、午前中まで病院で点滴を受けていたのでした。
食べ物を受け付けない状態で熱もあったんだけど、とりあえず出発ギリギリまで家で寝ていて、それから電車に乗ったのでした。
電車の中でも極力、体力温存のため寝ることにして名古屋につく頃には、なんとか回復してきたのでした。
鶴舞駅でりんじぃさんと合流。
りんじぃさんとは初対面なんだけど、携帯でやりとりして無事会うことができました。
で、りんじぃさんといろいろお喋りしながら会場へ向かい、ポール森屋さんとKOSSさんと合流しました。
ます自分達の席へ行くと、けっこうステージから近いし、スティーブ・ハウのマイクスタンドが真正面にあっていい席です。
カール・パーマーのドラムセットはブルーのツインバス使用、ジェフ・ダウンズのキーボード・セットは80年代の頃と比べずいぶんシンプルになりました。
18時を少しすぎて、SEの流れるなかエイジアの4人が登場!
観客は拍手と声援で応えます。
それぞれが定位置につき、ハウとウェットンが目を合わせながらヘヴィなイントロを弾き始めました。
1曲目は「タイム・アゲイン」、1stアルバム収録のハードな曲です。
もうこの1曲で、今日のコンサートは最高のものになると確信しました。
メンバーは老齢にもかかわらず絶好調なのです。
もちろんウェットンの声も充分出ているし、ハウも片足を上げたりなど小アクションをまじえながら全盛期のようなギターを聴かせてくれます。
続いてまたもや1stアルバムからハード・プログレ・ナンバー「ワイルデスト・ドリームズ」。
間奏の速弾きギター・ソロも難なくこなし、後半パートへ。
出た!パーマーのドラム・ソロ!
この人、60年代のアトミック・ルースターから活躍してる人なのに、全然衰えのない凄い迫力のドラムです。
もう圧倒されましたね。
ウェットンの短いMCの後、ポップなナンバー「ワン・ステップ・クローサー」がスタート。
ハウとウェットンがハモリながら曲を進行させます。
ダウンズのキーボードはレコードと忠実なプレイで、安心して聴くことが出来ます。
この後パーマーがマイクを持って前へ出てきてMCを始めました。
今回のライブでは度々こういうシーンがあって、パーマーがこの不安定な4人をまとめてるのかなって思いました。
次なる曲は、今のエイジアにおけるサプライズの一つ、プログレ名曲コーナーです。
まずはイエス「こわれもの」収録の「ラウンド・アバウト」。
言うまでもなく、イエスの代表曲の一つです。
ハウがアコギの音(アコギじゃないんだけど)で印象的なイントロを弾いて曲がスタート。
パーマーがビル・ブラッフォードに、ダウンズがリック・ウェイクマンに、そしてウェットンがクリス・スクワイヤとジョン・アンダーソンの2役をやってます。
以外にもアンダーソンのハイトーン・ボーカルを難なくこなすウェットン。
しかし、あの複雑なベースを弾きながら、これだけ歌えるのは大したものですね。
私の席からキーボードが聞こえにくかったのは残念でした。
「ラウンド・アバウト」に続いて演奏されたのは、またまた1stアルバムから「ウィズ・アウト・ユー」。
こういう大人しい曲になると、ウェットン節がさえますね~♪
数年前の来日時と違って、20年も若返ったようなブリティッシュ・ボーカルを聴かせてくれました。
1stアルバムの曲順通り、次に始まったのは「カッティング・イット・ファイン」。
よほどリハーサルを繰り返したのでしょう、とにかくキメの多いエイジアの楽曲群ですが、この曲もイントロからばっちり決めてくれます。
こういった複雑なユニゾンは、彼らの元バンドでは頻繁にあったのでそれらに比べれば難易度は低いかもね。
2部構成のこの曲は後半戦になると、ダウンズの一人舞台になります。
美しいピアノの調べで始まる第2部は、壮大なシンセがかぶり、会場全体をクラシカルに包みました。
前曲が終わると何やらパイプ椅子がステージ向かって左よりに置かれました。
ハウが椅子を中央に持っていくとアコギのソロがスタート。
ここではイエスの「ザ・クラップ」を演奏します。
う~ん、やっぱりハウのアコギは上手いなぁ~。
個人的には「ムード・フォー・ア・デイ」をやって欲しかったけど、「ザ・クラップ」の方が皆で手拍子が出来るんだよね。
そしてまたしてもプログレ名曲コーナー、次はEL&P「ファンファーレ・フォー・ザ・カモン・マン」。
「ELP4部作」収録のインスト曲です。
キーボード・トリオの曲を4人編成で演奏するのですが、ハウのギターが違和感なく収まっていました。
このエイジア版ファンファーレでは、ハウとダウンズのギターvsキーボードのバトルもあり、なかなか迫力あって良かったですね。
キース・エマーソンのフレーズをダウンズが弾いてるのは、ちょっと不思議な感じがしました。
派手なインスト曲のあとはアコースティック・コーナーです。
ウェットンがアコギをもち歌いだしたのは、2ndアルバムから「ザ・スマイル・ハズ・レフト・ユア・アイズ」。
2ndアルバムの中でもとくに人気のバラードです。
ウェットン自信もお気に入りのようで、ソロ・ツアーでも必ず演奏してるようですが、やはりエイジアの演奏で聴くのが一番ですよね。
続くアコースティック・タイムはまたまた2ndアルバムから大人気曲「ドント・クライ」です。
ハウはマンドリンでイントロのフレーズをトレモロピッキングで弾きます。
元曲がいいので、こういうアコースティックでも違和感なく聴かせてくれます。
でも本音を言えば、この曲はバンド演奏で聴きたかったなぁ~。
メンバーはエレキ楽器に持ち替えてスタートしたのは、キング・クリムゾンの初期の名曲「クリムゾン・キングの宮殿」。
このなんとも壮大なイントロで始まったこの曲では、ダウンズのキーボードがまるでメロトロンのような音色です。
本来グレッグ・レイクが歌う曲なのですが、クリムゾン時代にウェットンは歌ったことあったのでしょうか?
ここでのハウのギターはロバート・フリップとは違う解釈で、新しい風を送り込んだようです。
フルート・ソロの部分はギター・ソロで弾いておりました。
次に演奏されたのは1stアルバムから「ヒア・カムズ・ザ・フィーリング」。
ポップでありながらドラマティックでもあるこの曲、堂々とした演奏っぷりです。
私たちの席の前のほうでは、2人組のお姉さんがずっと踊っていました。
ちなみに私たちは座って見ていたのですが、立っていたのは1回中央の前の方と左前のお姉さん達だけで、ほとんどの人は座っていました。
プログレ・ライブではよくあることです。
ダウンズが銀色のジャケットと変なサングラスをかけてステージに現れました。
なぜかウェットンの前の椅子には拡声器が…。
そう、続いて演奏されたのはバグルスの大ヒット曲「ラジオ・スターの悲劇」です。
ウェットンが拡声器でラジオの声みたいなボーカルで歌います。
女性コーラスの「アオワ、ア~ン」の部分はハウがギターで弾きます。
会場は大合唱で、楽しい曲がより楽しくなりました。
ライブは後半戦に入ってきます。
2ndアルバムよりハード・ロック・ナンバー「ザ・ヒート・ゴズ・オン」。
いよいろメンバーも乗ってきます。
そして客のヴォルテージも上がってきます。
ハモンド・オルガンに似せた音色のキーボード・ソロはとにかくカッコイイ!
サビを何度か繰り返した後、お馴染みパーマーのドラム・ソロが始まりました。
スッゲ~~~!!!
物凄い手数の多いドラム・ソロで、最近こういうジャズ・スタイルのドラムを叩く人は滅多にいません。
ところどころでツーバスを踏みながら、ハイハット捌きも見事なもの。
途中シンバルの上でスティックを転がす遊びも見せながら、長さを感じさせないドラム・ソロを聴かせてくれました。
そしてあの印象的なシンセのイントロが…
「オンリー・タイム・ウィル・テル」
会場の客の大半が立ち上がりました。
PAのボリュームが上がったように感じます。
す、素晴らしい、、、大好きなこの曲が今、目の前で演奏されてるぅぅぅぅ!!!
初めてこの曲を聴いたのは15歳くらいの頃。
それから20数年の時を経て、この感動を直接味わうことが出来て感無量です!
引き続き演奏されたのは、ハードなナンバー「ソウル・サバイバー」!
観客は立ったまま、このベテラン・ミュージシャンの演奏を受け止めます!
PAのボリュームは苦痛に感じる1歩手前まで上げられてます。
年齢を感じさせないド迫力の演奏を繰り広げて、終了しました。
メンバー4人はステージ中央に出てきて、皆に挨拶します。
あ~、いいライブだった。
しかし、大事なあの曲をまだやってないよ?
そうアンコールです。
それほど待たせることなくメンバーが現れて、演奏したのは「ライド・イージー」
なんでもウェットンがウィッシュボーン・アッシュ時代に作った曲らしいです。
今回唯一の知らない曲。
そして会場全体にあのイントロが響きました!
ジャージャージャージャ、ジャジャーン!
「ヒート・オブ・ザ・モーメント」キターーー!!!
最高ですね~~~、エイジアのライブの最後を飾るのはやっぱこの曲!
エイジアだけでなく、ウェットンのソロ・コンサートでもラストはこの曲でした。
楽しい時間はあっという間に過ぎるもの。
この70年代のプログレの覇者達の見事な演奏、次回はもうないかもしれません。
この勇姿を目に焼き付けねば~、そして、この素晴らしい演奏を耳に刻み付けねば~!
最後は会場皆で大合唱して終了しました。
1.Time Again
2.Wildest Dreams
3.One Step Closer
4.Roundabout
5.Without You
6.Cutting It Fine
7.The Clap
8.Fanfare for the Common Man
9.The Smile Has Left Your Eyes (acoustic)
10.Don't Cry (acoustic)
11.In the Court of the Crimson King
12.Here Comes the Feeling
13.Video Killed the Radio Star
14.The Heat Goes On ~drum solo
15.Only Time Will Tell
16.Sole Survivor
17.Ride Easy
18.Heat of the Moment
会場を出てからは、ポールさん、KOSSさん、りんじぃさんと私の4人でお食事会(笑)
最近はセントラルタワーズの「嘉ッ波」へ行くことが多かったんだけど、今回は近くの喫茶店へ。
ここで楽しかったライブの話や音楽の話、ネットの話などで楽しいひと時を過ごしました。
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