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第65回名盤シリーズ
今回はボブ・ディランの初期のアルバム「フリー・ホイーリン」。
(1963年作品)
ポール・マッカートニーやエリック・クラプトンと並び、白人ポピュラー・ミュージック・シーンでは最も大御所の一人であるボブ・ディラン。
活動期間は45年に及び、発表したアルバムは40枚以上、とても私のようなニワカが語れるような人ではない。
ベスト盤といっても、ディラン・クラスになると経験上、選曲が微妙なものが多いような気がする。
ここは原点に戻って、初期フォーク時代の傑作とされるこのアルバムを取り上げよう。
まずはこのジャケ。
実にいい。
若いディランが恋人と寒そうに歩いる。
でもすごく幸せそうで、暖かそうなイメージだ。
で内容。
超シンプル!
ギター1本の弾き語りスタイルで、バックバンドなし。
複雑なアコギの伴奏と、ディランの21歳とは思えない渋いボーカルのみでじっくり聴かせてくれるアルバムなのだ。
最近は自分の趣味嗜好もあってアコギ弾き語りスタイルの音楽を聴くことが多いが、アコギ1本でここまで表現出来るのか、と驚くことが多い。
このディランのアルバムも例外ではなく、いや例外どころか、この手のスタイルの先駆なのだが、やはり凄い。
大人数のミュージシャンがレコーディング、あるいはライブに参加すれば何でも出来る。
しかし、この生身の体だけで勝負するようなシンプルさで、最後まで飽きさせずに聴かせるのは並大抵のことではない。
私は洋楽のアルバムの日本語訳歌詞を読むことは、あまりない。
しかし、このアルバムはしっかり読んだ。
ディランの魅力の半分は歌詞だと言われる。
歌詞を理解せずしてディランは聴けないようだ。
リピートがなく長い文章のような歌詞だが、なかなか考えさせれるものがあるのだった。
このアルバムには、美しいメロディや派手なアレンジ、迫力は少ない、いやないのかもしれない。
しかし、聴けば聴くほど心に入ってくる何かがある。
あまりサスティンの無い独特のギターの音色もいい。
私が好きなのは「Blowin in the Wind」「Girl From The North Country」「Masters of War」「Don't Think Twice,It's All Right」あたりだ。
とくに「Don't Think Twice,It's All Right」は、コード進行とアルペジオが好きで、何度も聴いてしまうのだった。
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