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洋楽名盤紹介と日々の雑談を書いてます
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第11回名盤シリーズ
ツイン・リード・ギターが炸裂するライブ「ライブ・アンド・デンジャラス」
(1978年作品)



このロック史に燦然と輝く名作ライブアルバムが発表されたのは1978年のことだ。
シン・リジーはメンバー・チェンジが激しく、とくにギタリストの交代は頻繁だった。
有名所では、ゲイリー・ムーアやジョン・サイクスといったギター・ヒーローが在籍していたことで知られるが、全盛期といわれる時期にギターを弾いていたのは、スコット・ゴーハムとブライアン・ロバートソンの2人である。
個人的にはこの2人の組み合わせ、もしくはスコットとスノーウィー・ホワイトの組み合わせがバランスがよくて好きだ。
この「ライブ・アンド・デンジャラス」では、スコットとブライアンの組み合わせが楽しめる。

ウィッシュボーン・アッシュから影響を受けたと思われるツイン・リード・ギターでのハーモニー。
意外に強力なリズム隊。
そしてフィル・リノットの何ともいえない独特のメロディとボーカルが加わると、他の何とも似ていないリジー・サウンドが完成する。

このアルバムは、選曲も演奏も音質もよく、ツイン・リード・バンドの魅力が凝縮されている。
何といっても曲がいい。
ハード・ロックというジャンルには収まりきらない幅の広い音楽性があり、これはもう「シン・リジー」というジャンルとも言えるほどだ。

このアルバムでは「JAILBREAK」、「EMERALD」、「THE BOYS ARE BACK IN TOWN」など、初期の代表曲が収められている。
なかでも、とくに激しいギターが聴けるのが「EMERALD」だ。
寂しげでメロディアスなハーモニーの後、スコットとブライアンが交互にソロを弾き、次のブライアンのソロが殺気迫る勢いで弾きまくっている。
他には、少し地味ではあるが「SOUTHBOUND」、やさしいメロディがとてもシン・リジーらしく、哀愁のツインリードのハーモニーが素晴らしいし、ライブでの定番曲である「COWBOY SONG」もいい曲だ。

スローバラードも完成度が高い。
「STILL IN LOVE WITH YOU」だ。
少し大人っぽい雰囲気で、フィルが感情たっぷりに歌いあげる。
中間部のギターソロはブライアン。
珠玉のようなギター・ソロで、弾きまくるのではなく、メロディアスで艶のあるトーンが魅力的だ。
後半のギターソロはスコット。
ゆったりしたチョーキングビブラートが素晴らしく、実に味わい深いと思う。




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