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第68回名盤シリーズ
今回は今も全米ヒットチャートに名をあげる7オクターブの歌姫、マライア・キャリーの大ヒット作「ミュージック・ボックス」。
(1993年作品)
1993年、ふらりと訪れたCDショップの試聴で聴いたのが最初の出会いである。
当時はヘヴィ・メタルやプログレなどハードな音楽から遠ざかっていた時期で、聴くのはもっぱらチャート物かJ-POPだったが、そのときマライアことは全く知らなかった。
ジャケ写はモノクロのドアップで、その歌声、歌唱方法からてっきり黒人だと思ったものだ。
それほどソウルフルで、パワフルで、情感豊かなボーカルが印象だったのだ。
彼女がブロンドの白人美女だと知ったのはもっと後のこと。
このアルバムは当時私のお気に入りで、何度も繰り返し聴いたものである。
それは某ドラマで、彼女の曲が使われて日本で大ブレイクするちょっと前のことだった。
アルバム全体としてバラードなどスロー・ナンバーの出来の良さが際立っていて、マライアのソウルフルなボーカルを堪能することが出来る。
ここからのヒット曲は「ヒーロー」「ウィズ・アウト・ユー」、いずれも美しいバラードだ。
7オクターブかどうかは別として、超ハイトーンからドスの効いた低音まで、まさに人間離れした声域。
これを武器にしたメロディの幅の広い楽曲は、非常に質の高いものだった。
リズムを強調したダンス・ナンバーも魅力的で、とくに5曲目「ナウ・ザット・アイ・ノウ」は明るくアップなテンポで好きな曲だ。
今回この記事を書くにあたり、久しぶりにこのアルバムを聴き直したが、一見目立たない曲の出来の良さを再認識した。
今現在のお気に入りは「エニィタイム・ユー・ニード・ア・フレンド」「ネバー・フォゲット・ユー」である。
このアルバムは3000万枚という驚異的なセールスを記録し、マライア最大のヒット作となった。
また現在までのシングルヒットの多さもケタ外れで、全米ナンバー1ヒットは現在18曲、これはビートルズについで歴代2位だそうだ。
まだ30代のマライア、おそらくビートルズの記録を破る日がやってくるであろう。
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