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3月28日、マイケル・シェンカーの名古屋公演を見てきた。
3月末とは思えぬ寒空だったが、会場の熱気はまさに灼熱であり、太陽の爆発のような凄まじい夜だった。
・ライブ・レポート
会場は新栄のダイヤモンド・ホールで、ここ何年かのマイケルのライブはここで行われている。
私が前回ここでマイケルを見たのは、2006年11月14日で、その後また来日しているのだが、ボーカルがゲイリー・バーデンだったのでスルーした。
その2006年のときは、会場の後ろのほうでのんびりと見ていたのだが、今回は前の方で見れそうなので気合が入る。
開場と同時にステージ向かって右側、そうマイケルの真正面に陣取り、登場を待つのだった。
ここで少し機材について気づいたことを書いてみよう。
マイケル用のマイクスタンドの下側にはコンパクトエフェクターが4つ並んでおり、向かって左側の2つはボス製と思われた。
一番左側のエフェクトは黄色で、オーバードライブなどの歪系か?その隣の白色のはツマミが4つ並んでいてデジタル・ディレイと思われた。
あとの二つは不明だが、コーラスかフランジャーだと思う。
それとは別にペダルが3つ。
このうち2つはボリュームペダルで、もう一つはワウだろう。
アンプはマーシャルの3段積が3セット。
向かって右側の2セットにはマイクが設置されていたが、左の1セットにはなかったので予備なのかもしれない。
ほぼ時間通りに開場が暗転し、ライブがスタート。
1曲目は「イン・トゥ・ジ・アリーナ」だ。
出だしから開場は一気にレッドゾーンに突入し、割れんばかりの声援が送られる。
以前よりスリムになったマイケルはキャップを逆にかぶり、青い目を輝かせて楽しそうにギターを弾き、もう数え切れないほど聴き、練習したフレーズが次々と放たれた。
今回は位置的にしっかり指使いを見ることができたのは良かった。
次の「アームド・アンド・レディ」でもしっかり見学できて、収穫は大きい。
そして今回のツアーの目玉であるスコーピオンズ・ナンバーが2曲演奏される。
私はこのメンバーでスコーピオンズを聴きたい、とは積極的には思わないのだが、かなりレアなことであるのは間違いないので、しっかり楽しむことにしよう。
ステンドグラス風のギターで自身が参加したアルバムからの曲を披露する。
続いて、再び白黒ギターに持ち替えて演奏されたのは、昨年発表された新曲だ。
ボーカルのマイケル・ヴォスが張り切って歌う。
私のいるポジションだと、かなり音響バランスが悪く、ボーカルが聴き取りにくいのだが、テンションの高さは充分伝わった。
今回のライブでは、新曲やスコーピオンズの曲であってもテンションが下がることなく、盛り上がりっぱなしだったので、さぞかしバンド側も気分が良かったことだろう。
ライブは中盤に差し掛かる。
今度は名盤「UFOライブ」のジャケをモチーフにしたようなギターに持ち替え、怒涛の連続UFO大会がスタートだ。
開場の誰もが知っているUFOクラシックが次々と演奏される。
これは凄い。
開始直後からヒートアップしっぱなしだった会場だが、全く休ませてはくれない。
それどころか、さらにボルテージがアップし、全身から汗が噴出す。
ダークでハードな名曲「ライツアウト」で一旦終了した。
アンコール1曲目は再びスコーピオンズから「ハリケーン」。
ヴォスのギターの上手さに驚きながら、続いてUFO初期の名曲「ロック・ボトム」。
この曲の登場を待っていたファンも多いことだろう、私もその一人だ。
中間部の長いギターソロ、それまで大暴れだったファンも、固唾を飲んでギターの旋律に聞き入る。
ここでの音色の美しさは言葉に言い表せないほどで、華麗にそしてテクニカルに、後半になるとそこへ激しさが加わった。
2回目のアンコール、まずは「ブラック・アウト」、そして定番の「ドクター・ドクター」へ。
シャッフルのリズムで会場全体がリズムに刻まれ、大合唱が始まる。
ライブでは珍しく、スタジオバージョンの歌詞「Doctor doctor, please Oh, the mess I'm in」と歌われる。
そして炎のようなライブは終了したのだった。
・所感
今回のツアーは地域別にメンバーが異なり、とくにボーカリストが交代するのは珍しい。
そのため、セットリストも地域ごとに異なり、今月初めまで行われたアメリカツアーの内容とはかなり異なる。
とくに印象的だったのは、MSGの曲が少ないことだ。
MSG4曲、スコーピオンズ4曲、UFO8曲で、私からすればかなり美味しいセットだった。
このような極端なセットだと、不満に感じた人もいたかもしれないが、会場の熱気を見ると皆存分に楽しんだようで何よりである。
マイケルのプレイは非常に安定していて、安心して聞くことが出来た。
同世代のギタリストたちが年齢と共に劣化していくのに対して、彼はデビュー時の年齢が低かったことと個人の努力により、まだまだ現役だ。
というより、テクニック的には70年代、80年代を超えているだろう。
バンドメンバーも飛びぬけてはいないものの、地に足の着いた演奏で、しっかりバックを支えていた。
・オフ会
この手のライブに行く楽しみは、もちろん目当てのアーティストが一番なのだが、もう一つ大きな楽しみは日ごろ会うことがないネット上での友人たちだ。
まず、ライブに誘っていただき、チケットをゲットしてくれたpicoさんに感謝。
本当にいいポジションで見ることが出来た。
以前にもダークトランクィリティのライブのチケットをゆずってくれたときも、整理番号一桁で、間近でライブを見る楽しさを教えてくれた。
そしてウェイン・フィンドレイのピックまでいただきありがとうございました。
前、エイジアのときはライブ後、一緒に出待ちをして、無事ジェフ・ダウンズのサインをゲットしたのだが、今回はヴォスのサインをいただけたようで何よりです。
ライブ前には以前からの友人であるきりんさんとギター談義。
彼ともよく一緒にライブに行っている。
ざっと思い出すだけでも、スコーピオンズ、キッス、アイアン・メイデン、前回のマイケル・シェンカー、ホワイトスネイク…など。
最近はあまりギターに触れていないようだが、また一緒にロックしたいものだ。
アコギ・デュオでもOK、こちらはライブ目標でやりましょう。
そして、筋金入りのマイケル・ファンの面々。
関東からお出でのmicha*さん、関西からお出でのおすぎさん、名古屋在住のnakaさんと彼の友人。
ライブ後に名駅近くの居酒屋でライブの余韻を楽しんだ。
おすぎさんとは以前、大阪のジューダス・プリーストのライブで顔を会わせているが、他の方は初対面だった。
味噌おでんをいただきながら、私のような浅いファンではついていけない熱い語りに耳を傾け、ライブの楽しさを再確認したのだった。
また是非お会いしたい方ばかりだった。
(set list)
1.Into the Arena
2.Armed and Ready
3.Love Drive
4.Another Piece of Meat
5.Hangin' On
6.On And On
7.Shoot Shoot
8.Too Hot To Handle
9.Love to Love
10.Let It Roll
11.Natural Thing
12.Lights Out
(Encore)
13.Rock You Like A Hurricane
14.Rock Bottom
(Encore)
15.Blackout
16.Doctor Doctor
私は27日の大阪に行きました。
今回はMSGではなくマイケルシェンカーでの来日公演ということで、美味しいとこどりのセットリストでしたね。
(大阪は14まで通し、アンコールは1回で15,16やりました)
他でやっていたRED SKYやマッコーリーの時のナンバーも聴きたかったけれど、UFOたっぷりでしびれました!
スコピでは戸惑う曲もありましたが、なかなか無い機会だし楽しめましたね。
美しいトーンに心が癒された一日でした。
27日行かれましたか~、そういえばアタック・オブ・ザ・マッドアクスマンやりませんでしたね。
ちょっとだけ残念です。
前回の来日が、MSGとしてのライブだったので、セットのほとんどがMSGだったようですが、今回はソロ名義だったので、あえて違いを出したのかもしれませんね。
アメリカツアーではボーカルがマッコリーだったので、セットはだいぶ違ったようですが、「REDSKY」は聴きたかったです。
でもUFOナンバーはやっぱりかっこいいですね。
スコピでは、「ハリケーン」や「ブラックアウト」はマイケルがかかわっていない曲なので、非常に貴重なライブが体験出来たと思います。
やっぱりマイケルは「神」でした。
どうもお疲れ様でした。
実は、、、私も次の日、肩がこって、あと首とかもちょっと痛かったです。
あの暑さと過密な空間、激しいノリで、ちょっとバテ気味でしたが、それ以上に楽しいライブで、やっぱり前へ行って良かったと思いました。
nakaさんも筋肉痛ですか、もう良くなったようで何よりです。
今回、nakaさんともいろいろおしゃべりが出来てよかったです。
お酒強いんですね。
私も飲めればいいのですが、体質的にムリなのでお付き合いできなくてすみません。
またお会いしてマイケル話に華を咲かせましょう!
中野のライブも素晴らしかったようですね。
今回のライブ、どの公演も評価が高く、皆満足されたようです。
精神的にも安定してるみたいだし。
今も毎日2時間くらいは練習しているのかもしれません。
本当に心の底からギターを弾くのが好きなんでしょうね。
よく昔の大物ギタリストなんかでも、中年以降は練習量が減って、どんどん劣化しちゃう人もいますが、マイケルに関しては全くそんな衰えがないのは凄いことだと思います。
このまま毎日練習を続けて、ライブ、レコーディングとこなしていくと、果たして人間は何歳まで一流ギタリストであり続けることが出来るのでしょうか?
その答えはマイケルが出してくれそうな気がします。
お疲れ様でした。
今回、いいポジションで見れたのもpicoさんのおかげです。
ありがとうございました。
2006年のマイケルは、ヒゲを伸ばしていて、今回とはずいぶん違った雰囲気だったと思います。
私の記憶が確かなら、あのときのライブがpicoさんとの2回目のライブでしたね(1回目はアイアンメイデン)。
あのときは、アンコールの1曲目でウェインがギターソロを弾き、かなり上手かったのを覚えています。
今回と同じメンバーなのはマイケルとウェインだけですね。
マイケルが痩せたのは、健康的に痩せただけのようなので、また数年以内に来日してくれることを祈っています。
名古屋では楽しい時間をありがとうございました☆
お目にかかれて光栄でした(^^)
当日の感動が蘇る、体験型詳細レポをありがとうございます!
本当にすごい熱気でした☆
でも、私は名古屋が大好きになりました(^^♪
また2年後にマイケルが来ることがあれば、絶対名古屋で参戦したいと思います!(笑)
今回の来日公演の本当の名目は―
ずばり“マイケルの初来日が幻と化した'79年のObsession Tour(@UFO)と
Lovedrive Tour(@Scorpions)の懺悔公演―三度目の正直公演”です!!(笑)
先週はお疲れ様でした!
こちらこそお会いすることが出来、楽しいおしゃべりが出来てよかったです。
私はけっこういろいろなアーティストのライブに行ってますが、あれほど暑いライブは珍しいです。
ホールとスタンディングという箱の違いもありますが、あの異常ともいえる熱気が体験できたのは良かったです。
UFOナンバーは今後もやり続けるでしょうけど、スコーピオンズは今回限りかもしれないので、そういう意味でも今回は貴重でしたね。
また2年後、少なくとも5年以内にはまた来日するだろうから、そのときもまた一緒に見ましょう!
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