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第92回名盤シリーズ
70年代アメリカン・ハード・ロックを代表するバンド、G.F.R「アメリカン・バンド」。
(1973年作品)
グランド・ファンク・レイルロードは1969年にデビューし、伝説的な大雨の中の後楽園球場ライブを行うなど精力的な活動を行っていたが、1972年にバンド名をグランド・ファンクに改めた。
再結成後には再びグランド・ファンク・レイルロードと名乗っているようだが、このアルバムが発表されたのはグランド・ファンク時代なので、表記もそうした。
キッス以前のアメリカン・ハード・ロックは、現在の感覚でいうハード・ロックとは異なり、どちらかというと「元気なロック」といった感じでだろうか。
このアルバムで聴けるサウンドは、同時期のオールマン・ブラザーズ・バンドやレイナード・スキナードなどのサザン・ロックに近いように感じる。
初期の作品は聴いたことがないのだが、レッド・ツェッペリンやブラック・サバスに対抗できる唯一のアメリカン・バンドだったとのことなので、もっとブリティッシュな雰囲気だったのかもしれない。
1曲目から明るくポップともいえるロックンロールがスタート、歯切れの良いギターがカッコイイ。
その名も「俺たちゃ、アメリカン・バンドだぜ!」(勝手に邦題つけました)、言われなくても誰でもわかる典型的なアメリカン・ロックだ。
シングルとしても発売され、全米1位という大ヒット!
この曲や2曲目「Stop lookin’ back」、3曲目「Black licolice」、7曲目「Walk like a man」あたりのハードなロック曲は、このバンドの持ち味を発揮してると思う。
私はこのバンドのライブを見たことがないが、当時を知る人からすれば、同時期のツェッペリンと互角の勝負が出来る凄いライブだったそうだ。
ライブを見せて客のハートを掴む、まさにそういうバンドだったのだろう。
また3曲目の「Creepin’」みたいなしっとりした曲も非常に良い曲で、ただのハード・ロック・バンドではないことがよくわかる。
ソウルフルな味わい、幻想的なギター・ソロ、ジャジィなオルガン、これらは都会的雰囲気すら感じさせ、懐の深さを知ることが出来た。
よくグランドファンクを「世界一のイモバンド」みたいな言い方をする人がいるようだが、単なるイモバンドにこういう曲は作れない。
この辺の感覚はプロデューサーのトッド・ラングレンの手際だそうだ。
全盛期の彼らの人気は相当なものだったようで、ライブ・チケットのソールド・アウトした早さがビートルズを上回ったとか、どこそこのライブでは何万人集まったとか、そういう伝説も多々あるようである。
これは彼らのライブ・アルバムも聴いてみなきゃいけないと思うのだった。
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ほんとにこの曲カッコいいし、今聴いてもその魅力が色褪せることはありません。
割とコピーしやすいので、アマチュアバンドのレパートリーにも最適ですね(笑)
僕も何回か演奏しました^^;
アルバムとしては、『アメリカン・バンド』もいいですが、それ以上に次作以降の『輝くグランド・ファンク』、『世界の女は御用心』『驚異の暴走列車』をお薦めしたい所です。
個人的には、この時期のグランド・ファンクが一番好きで、リアルタイムで聴いていた時期でもありますので、思い入れも深いですね。
この時期のアルバムは、なかなかCD化されず、グランド・ファンクに対する評価の低さを感じたものです。
彼らは、いわゆる単純なイケイケバンドみたいに思われてますけど、ソングライティング力は非常に優れており、キャッチーでノリのいい曲がたくさんあります。ライブが盛り上がるのも当たり前。尚かつ、初期のライブ盤を聴くと分かりますが、実にテンション高い演奏を繰り広げています。是非、一度聴いてみて頂きたいです。
この『アメリカン・バンド』及び次作のプロデューサーは、トッド・ラングレンな訳ですが、後年トッドが、とあるインタビューでグランド・ファンクと仕事した時の事を、「彼らは、スタジオに入る前にリハーサルをしっかりやってきており、曲もアレンジも全て完成していた。私は機材のセッティングをしただけだ。彼らはプロフェッショナルだった」と回想しているのを読んだ事があります。やはり、ただのイケイケではなかったのです(笑)
グランド・ファンクは、次作より有名な「ロコモーション」のカバーをシングルカットして全米No.1になりますが、彼らがスタジオで遊びで演奏してたこの曲をレコーディングするよう進言したのは、トッド・ラングレンだったそうです。
う~む、グランド・ファンクだと、つい長くなってしまう...(爆)
さすが詳しいですね。
ロック・バンドといってもいろいろありますが、ロックと聞いてパッとイメージするのは。グランド・ファンクのようなロック・サウンドですね。
ただ、ZEPあたりのブリティッシュ勢と比べて、アメリカンであるがゆえに評価が低くなってしまったのでしょうか、とくに80年代以降は「過去のバンド」のイメージがついてしまったのかもしれませんね。
トッド・ラングレンがプロデュースする頃には、すでにアレンジが完成していたのですか。
やはり真面目なのですね。
真面目で一生懸命、だけど表向きはイケイケバンド、カッコイイです。
「ロコモーション」のカバーは有名ですよね。
このあたりの曲をカバーするのは、その後のバン・ヘイレンにも受け継がれてますね。
マーク・ファーナーって上半身裸でギター弾いてますね。
このアルバムの内ジャケではメンバー全員裸で写真写ってます。
テクニックとクラシックの影響の強い複雑な曲構成などはブリティッシュ勢の得意とするところですが、アメリカンはもっと大胆で豪快にドライブするサウンドが持ち味ですね。
この時期のアメリカン・ロック・バンドはとくにそんな感じですね。
現在の日本での人気はどうでしょう?
私の世代より若い人は、あまり聴いてない気がするのですが。
でも私より少しだけ上の世代の人には、今も絶大なる人気があるようですね。
知りました。
ドラム、ベース、ギターと凄くパワーがあり無骨なロックって感じました。
入院中に嫁がCD&DVDを買ってきてくれてGFの魅力を堪能しましたよ。
きりんさんが入院されていたとき、いろいろなCDを聴かれたり、ライブDVDを見られたようですが、その中にグランド・ファンクもあったのですね。
きりんさんもきっと気に入るタイプの音楽ですよね。
私もこのバンドは名前だけは前から知ってましたが、聴いたのは最近でした。
いつも思うのですが、きりんさんの細君はロックに理解があって本当にいいと思います。
それに比べてうちは…(汗)
よく覚えていなかったのでオールドファッションドラブソングはGFの曲だと思ってました。
今年になってテレビで見て、「孤独の叫び」「ハートブレーカー」を思い出しました。
グランド・ファンク・レイルロードの頃というと初期の頃ですね。
伝説の雨のライブなど、当時は日本でもかなり人気があったのでしょう。
ファンも多かったのでしょうね。
当時はELPも雨の中、野球場で伝説のライブを実施したんじゃなかったかな?
オールドファッションドラブソングはスリードッグナイトでしたっけ?
中学生の頃、FMでこの曲を聴いたとき、「聴いたことがある」と思いました。
当時1981年か82年くらいだったと思いますが、DJの人が「次は懐かしい曲を」と言ってたのを覚えています。
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